幸福維新の志士となれ <幸福の科学>

国難打破から、いざ、未来創造へ

「想定外だった」は為政者の完全敗北時のコメント

2011年05月18日 | 民主党政権
「世直し太郎」の政局斜め読み より転載


「さて、備えは十分ですか?」2011年5月16日、ぜひ、時の為政者集団、412人内閣の皆様に問いたいと思う。

「想定外だった」は時の為政者が発言する場合は、完全敗北時のコメントでしかない。

「想定外を言い訳にしないのがプロの危機管理」である以上、国家的規模の有事を想定していないのは、時の為政者の責任になる事は誰にでもわかる。

これは「国を失う」ことまで意味する重要な問題です。

よく専門家が使う「残余のリスク」という言葉がある。想定しても想定しきれないリスクの事を言うが、人間である以上、その人の認識力を超える認識は持ち得ない。

別にこれは不可知論というニヒルな立場ではなく、率直に「人間には実力の差がある」ことを素直に認めるところからスタートする。

ただし、その人の認識力で感知し得ないはずのものが、インスピレーションとして「予感」できることがある。「胸騒ぎ」「虫の知らせ」という類の世界だ。

国民を思う心が深く、本物であれば、その「予感」を感じ取って動く事も可能なはずだ。この『人知を超えたものへの畏敬の念』が感じ取る危機感も時の為政者の重要な資質であると思う。

その意味も含めて、間違いなく「為政者の実力の差がその国の国力の差になって現れてくる」事はほぼ間違いない。

だから、巨大な天変地異を想定していなかったことも為政者の責任と考えるからこそ、古代中国の思想として「天人合一思想」があるのだと思う。

今後、日本に待ち受けているものは何か。「内憂外患」の言葉があるように、東日本大震災が「内憂」にあたるなら、それに匹敵する「外患」を想定しておくことが、現代日本の為政者の資質であると思う。

日本の領土、とりわけ「島嶼部の占領」という周辺事態有事が起きたらどう対応するのか。

まずは、そういう事態が起きないように国際社会への外交的抑止力を果たすことが重要、情報戦も飛び交う。

次に周辺有事への法的整備をしておくことが重要(ここまでがリスク・マネジメント)。主権国家としての実力行使が正当化できる外堀を埋めておく必要がある。

そしてその後に緊急事態が発生した後の「早期奪還」に向けた実力行使が出てくる。あらゆるシナリオ展開の想定が肝要。(これはクライシス・マネジメント)ただし、ここでも想定外の事態となれば万事休すである。

政治的課題としてやるべきことは多い。「想定外でした」「残余のリスクがありました」

国を失ってから言ってもらっては困るのでしっかりと対応していただきたい。

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