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尖閣事件「代表選の影響あった」=対応おろそか認める-菅首相

2011年02月16日 | 民主党政権
2011/02/16 時事通信

 菅直人首相は16日の衆院予算委員会で、昨年9月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件をめぐる日本政府の当時の対応について、「これはあまり申し上げてはいけないのかもしれないが、確かに民主党代表選の渦中にあったことも多少の影響があったのかもしれない」と述べた。公明党の富田茂之氏への答弁。

 首相と小沢一郎民主党元代表が争った党代表選は昨年9月1日告示、同14日投開票の日程で行われた。衝突事件は同7日に発生し、野党は中国人船長の扱いなどに関する菅政権の対応を厳しく批判してきた。首相の発言は、小沢氏との権力闘争のため事件処理がおろそかになったことを認めたもので、野党側の一層の追及を浴びそうだ。
 
 首相は予算委後、記者団から発言について問われ、「政府としてはしっかり対応ができたと思っている」と釈明した。(2011/02/16-20:19)

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