気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

MOA美術館「茶の湯の美ーコレクション選」茶入・茶杓等

2017-12-04 15:28:27 | 美術館・博物館
昨晩の満月、今年一番大きなスーパームーン、
冴えた月で、寒月や長夜月とも呼ばれ、気付いた時は
真上近く、山端からだったら大きかったのでしょうね。
でも来年の1月2日は昨日以上のスーパームーンだそうで、
見逃された方は・・・
寒月やさて行く末の丁と半
          小沢昭一
20時
『何時の間に出でし寒月もう師走』
             愚句
初釜を考えなくては、それも一つ増え、新しくしたPCで
古いPCから移動したワードの初釜のファイルを開くと、
英語でしか表示されないのです。表示を替えたり
試行錯誤の末、Word2010で開いてなんとか・・・

MOA美術館「茶の湯の美ーコレクション選」書画編
続き、「茶の湯の美ーコレクション選、茶道具編」を

【皆具】
2.台子皆具 武者小路千家蔵


【茶入れ】
3.大名物 唐物羽室文琳茶入れ 南宋13-14世紀
 
剣先金襴、青木間道、笹蔓緞子

45.古瀬戸肩衝茶入 金森肩衝 室町時代
伝来 金森宗和、本多安房守政重、早川千吉郎 
肩衝形の茶入で、胴に轆轤目があり、裾に土見せを残して
黒褐色の釉をかける。畳付は糸切りである。飛騨金森家の
名物で、宋和の箱書きがある。
 古瀬戸肩衝茶入
仕覆は、青木間道、剣先金襴、輪違宝尽緞子
古瀬戸肩衝茶入

69.高取茶入 銘横嶽 江戸時代 17世紀 中興名物
 伝来 黒田家、酒井家、土屋家、井上世外候
撫で肩で左右に小さい耳を付け、薄い口はやや大きく作ら
れている。下地の褐色釉の上から黒飴釉をかけ、海鼠釉が
ひと筋流れて景色となっている。小堀遠州の指導になる
瀟洒な作風で、九州の名勝「横嶽」に因んで命銘 
 草花文金襴

60.唐物箆目肩衝茶入 南宋-元時代13-14世紀 大名物
 伝来 紅谷宗陽、塩谷宗悦、今井宗薫・宗呑、徳川家康
胴に大きな舘野箆目があるため、箆目肩衝と呼ばれている
堺の豪商が徳川家康に献上した後、紀州徳川家の名宝と。
漢作(中国製)特有の灰黒色の細かい土で、濃い飴色の釉薬
が薄くかかる。漢作の中でも特に大きい作品である。
唐物箆目肩衝茶入

【茶杓】
47.竹茶杓 追筒 千小庵 桃山時代16後期-17初期
               千宗旦筒書
竹茶杓 追筒

49.竹茶杓 銘清瀧 共筒 一翁宗守 江戸17世紀
竹茶杓

54.竹茶杓 共筒 千利休 桃山時代 16世紀後期
    伝来 芸州浅野家、松永耳庵
竹茶杓

62.竹茶杓 追筒 古田織部 桃山 16世紀後期-17世紀初期
       一翁宗守筒書
竹茶杓

71.竹茶杓 銘共筒 下おれ 小堀遠州・共箱 17世紀
竹茶杓

77.竹茶杓 歌銘 共筒 杉木普斎 江戸時代17世紀初期


竹茶杓 共筒 銘秋風 松平不昧 江戸18-19世紀 個人蔵
竹茶杓

【棗】
48.地主棗 真伯好 江戸時代
武者小路千家六世真伯宋守(1693-1745)好みの代表的な
棗である。京都清水寺境内の地主権現の桜樹を材とする
ところから名がある。


52.真塗棗 千利休 在判 桃山ー江戸時代 
真塗棗

74.一閑張梅鉢漆絵棗 藤村庸軒 江戸時代17世紀
一閑張梅鉢漆絵棗

大菊棗 不昧公好み 江戸時代 原羊遊斎
蓋の甲から胴にかけて菊の花を高蒔絵で描き、花心には金の
切金を置いている。蓋裏には朱塗りで不昧の花押がある。
この棗は不昧が所持していた余三作の高台寺棗を本として
作られたことが原羊遊斎の下絵帖によって知られる。
大菊棗

【花生】
42.竹二重切花生 武者小路千家初世一翁 江戸17世紀 
竹二重切花生

57.伊賀耳付花生 桃山時代17世紀初期
口と胴の中央に大きなくびれを入れ、上胴の両側に輪状の
耳をつけている。伊賀特有の明るい火色が全体にみえ、
箆目が施されている。口から胴にかけてビードロ釉が美し
くかかり、下胴から底にかけて焦げが出ている。
伊賀耳付花生

65.竹一重切花生 銘西王母 小堀遠州 江戸17世紀酒井家伝来
竹一重切花生

青磁菊唐草文花生 南宋-元時代 13-14世紀
胴に別型で作った菊唐草を貼り付けた。この種の浮菊文の
花生は比較的少ない。
青磁菊唐草文花生

【水指】
44.備前矢筈口耳付水指 桃山時代16世紀
茶会記によると、天正(1573-92)頃から備前焼の水指が
愛用されていた。矢筈口の水指は桃山時代になって多く
焼かれている。古備前特有のねっとりとした土で、赤銅色
の肌にわずかながら火色も出て、深い自然な味わいがある。
備前矢筈口耳付水指

63.織部蔦文水注 桃山時代 17世紀初期
織部蔦文水注

73.伊賀重餅水指 桃山時代17世紀初期 鴻池家伝来
伊賀の水指は信楽、備前の水指と共に茶人の間で特に好ま
れる。この水指は元を重ねた形で「重餅」と言われている
上下の胴部は濃厚で趣の深い火色を呈し、濃いビードロ釉
が肩から裾まで降りかかる豪快な水指である。
伊賀重餅水指

【香合】
31.交趾鹿香合 明時代 16―17世紀
交趾鹿香合

【茶壺】
40.色絵藤花文茶壺 国宝 野々村仁清 江戸17世紀
色絵藤花文茶壺

【莨盆】
26.曳船蒔絵手付莨盆 江戸時代
  織部火入 桃山時代17世紀
  蒟醤(きんま)莨入 東南アジア
  煙管   一指斎好み
曳船蒔絵手付莨盆

まとめながら、素晴らしいお道具の数々にため息ばかり、
スーパームーン以上で、ありがとうございます。

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