気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

ザクロは「み菓子・にらみ菓子」に

2016-10-30 16:43:26 | しつらえ
昨日は、朝一番で孫の一歳の誕生日祝いに買い物へ、
当初近くのデパートで済ますつもりが・・・
事前に調べてきた嫁さんが、このモールが良いというので
出かけると、最近改装され、いろんなメーカーの商品が
なんでも揃っており、商売がうまいですね。
財布のひもが緩み、まだ履かない長靴も含め、あれもこれもと

帰宅するなり、慌てて昼から自宅稽古の準備に、
神無月のしつらえも、今日の土曜と月曜日だけになり、
庭では、やっとキクが咲きだしてくれました。
稽古場のしつらえです。
 
途中でこられた方より、頂き物ですがと「ザクロ」を。
嬉しいことに、玄関の「アケビ」がダメになっており、
代わりに花入れに挿してみました。
⇒⇒
まろきまま朱を強むる石榴かな
           赤座典子
ザクロ」は、日本では石榴、柘榴の字音からに。
 
ネットで「ザクロの実」が表千家では、七事式の且座之式の薄茶で、
「みがし(み菓子・実菓子)」として使われことが多く、
季節のくだもの(見るだけで食べません)が回って、半東さんが
薄茶を点てられるという記事に目が留まりました。
茶道大辞典(淡交社)では、「み菓子」は、
”表千家では且座之式の薄茶で用いる菓子のことをいう。
 菓子器を回すだけで、食べることはない。
 見るばかりの見菓子、または果実が用いられることから
 実菓子ともいわれ、「み菓子」と書く。”と
裏千家では「にらみ菓子」に当たり、
”裏千家では七事式の且座之式のとき、東(主人)が濃茶を練り、
 その後で半東が東のために薄茶を一服点てるときに菓子を
 出すが、 東は席中で菓子は食べないので、上客から順に回す
 だけのところから「にらみ菓子」という。
 通例、手の付けられない季節の果物や野菜を干菓子盆にのせて
 用いる。飾り菓子、または、捨て菓子ともいう。”茶道大辞典
勉強になりますね。

ザクロの実が割れ、
赤い種が見られるのはいつになるのでしょうか。

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