気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

点茶盤にてお稽古

2015-12-13 17:31:16 | お稽古
ママさんバレーで鍛えられ、大変お若く見えるお二人です。
今年お稽古始められばかりで長く正座をした後足が痛く
大好きなバレーに支障が?
慣れもありますが、
膝の間に拳ほどの隙間を空け、
お尻を落とし、両足の親指を重ねて座ります。
その親指の上下を時々入れ替えると良いようです。
実は私も正座が苦手で上記のように上手くできません。
お茶には椅子に座ってできる立礼式がありますので、
先月からお二人のお稽古を、点茶盤にて行っています。
 
時間がかかっても、点茶盤ですれば平気です。
しかし、この部屋には暖房設備がありません。
今日は暖かくてよかったです。

主菓子は、『袴腰餅
干菓子は、『楽雁』長野、小布施堂
   
口に入れると、口どけの良さと上品な甘さが感じられ、
香ばしさとまろやかな風味が口の中一杯に広がりました。

箱の表は『楽雁』、裏側の成分表には赤エンドウの粉と表記が、
(追記:栗蜜も加えられております。)
あれ、栗落雁と思ったのに・・・
二つ疑問が出てまいりました。
①元は栗の粉だったのが、赤えんどう粉に変えられたのは
 ・栗粉と風味が似ているため
 ・変色しやすい栗粉の代用品
 ・さらに上品なお味になる
 ・お安くできるのかも? 
②らくがんは辞書では「雁」⇒『雁』に
 小布施堂が、初めて落雁を楽雁という字をあてた。
  *センスを感じるコピーになり、一字違うだけで
  「落雁」の持つ古い商品のイメージが変わりますね。

小布施堂さんには、「生栗らくがん」があり、
くりは奈」というそうです。
栗のシーズンにお干菓子にできれば、嬉しい限りです。
 
小布施では、小林一茶の時代にはすでに、
有名な栗落雁は作られておりましたが、
こんな句が詠まれております。
 『拾われぬ 栗の見事よ 大きさよ』
さて『栗落雁』を召し上がられたのでしょうか?

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