気軽に茶道をしてます。

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松柏美術館「花鳥画の心」展へ

2016-11-15 13:52:28 | 美術館・博物館
先日の江月会の茶会で皆様をお見送りした後、片付け前に
先生を含め水屋の方々にも、お菓子で一服差し上げておりますと、
先生よりお褒めの言葉を頂くことが出来、嬉しかったのですが、
水屋の方々の話を聞くうちに、あーすればよかったなど、
まだまだ勉強しなければいけないことを痛感いたしました。
片付けやお支払いも済ませ帰ろうとしましたが、車を出せません。
上村淳之館長の美術講演会もあり、裏の駐車場には詰めて車を
止めており、先の車の方が松柏美術館
開催されている『花鳥画の心』展を観覧中、
では戻られるまで、私達も行くことになり、
作品群が茶会で高揚した心を和ませてくれました。
 
山川草木 悉有仏性
東洋の自然観と理想世界の視点で35点選ばれております。
年代順に紹介します。
「竹雀図」(重文) 可翁筆 南北朝 大和文華館
何回か見せて頂いており、雀が竹の動きを見つめる
つまり自己を映し出すような禅の世界を表しています。
竹雀図

「四季花鳥図」 伝狩野元信 室町 根津美術館
四季花鳥図

「秋草鶉図」 土佐光起 江戸初期 静岡県立美術館
秋草鶉図

「白鷹図」 円山応挙 江戸中期 大雲院
白鷹図

「蹴合」 竹内栖鳳 大正15年
一瞬の動きが捉えられており、さすがですね。
蹴合

「兎図」 小林古径 昭和期 東京富士美術館
兎図

「後苑雨後」 徳岡神泉 昭和2年 京都国立近代美術館蔵
牡丹、鳩、土、空間に命を与えた神泉の描き方に
後苑雨後

「朝顔」土田麦僊 昭和4年 京都市美術館
瑞々しい色合いの朝顔と対照的なリズミカルな墨の葉に注目
朝顔

「青柿」福田平八郎 昭和13年京 都市美術館
青柿

「孔雀」 杉山 寧 昭和31年 東京国立近代美術館
孔雀

「水辺春暖」 前田青邨 昭和48年 大松美術館
水辺春暖

「鶏頭の庭」山口華揚 昭和52年 京都市美術館


松柏美術館からは、上村松篁さんの「鶏」昭和48年等もあり
現代日本画の新しい波も窺える展示になっておりました。

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