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気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

春日大社・献茶祭へ

2017-05-10 18:16:35 | お茶会・お茶事
今朝から今年は表千家さん当番の『春日大社・献茶祭』へ
曇り空で、時おり陽が射す天気で助かりました。
 
10時半頃に春日大社さんへ到着すると、早速
桂昌殿奥の間、副席での朝鮮風炉でのお点前を
丸卓棚の上には柳の曲水指、
床には青山緑水・・・の軸に
源氏物語を彷彿させる花散る里杜鵑香合
花はヤマボウシ、大山蓮華がずん切りの竹花入れに
菓子は落し文(鶴屋徳満さん)、そして
私には八つ橋の絵に白釉薬が雲のようにかかったお茶碗で
お薄・・・、この季節で、嬉しいですね。
 
11時から舞殿で献茶祭があり、少し遅れましたが、
舞殿から参列させていただき、拝見させて頂けました。

その後、舞の奉納も。

そして景雲殿で、舞台の上に畳を敷かれ、
長板で、真葛さんの皆具や古色の亀甲竹の結界が印象的、
花入れもよかったのですが?花が思い出されず・・・
そうでした、破れ傘と夏椿(娑羅樹)に、
菓子は花菖蒲の上用でした。(写真なし)

お昼になり、日に日に濃くなる緑豊かな窓を臨み
点心席でゆっくりさせて頂きました。
 
最後になります感謝共生の舘へとブラブラと歩いていると
こんなところに歌碑が、はじめての出会いました。
いはつなの また変若(をち)ちかへり あをによし
           奈良の都を またも見むかも

作者不詳、万葉集巻六、1046  (テイカカズラ)

原文:石綱乃 又變若反 青丹吉 奈良乃都乎 又将見鴨
詠み:岩綱のまた変若ちかへりあをによし 
         奈良の都を またも見むかも
意味: 岩綱のように、まち若返って、奈良の都が
   栄えるのををまた見ることができるでしょうか。
*岩綱(いはつな)は蔦(つた)のことで、 740年に
 恭仁京へ遷都され、荒廃した奈良の都を悲しむ歌に。

さて真新しい感謝共生の舘での拝復席になります。
 
頂いた干菓子は高盃に盛られた「藤巴紋」で、
持ち帰りました。
 

駐車場まで戻ると、忘れてはいけません。
萬葉植物園に、お茶券に付いていた入園券で訪れると、
流石、春日大社といえば藤、藤、藤のりっぱなこと
(境内の砂ずりの藤は今年は1.5mでさらにりっぱ、
 でも外国からの観光客で溢れ返っており、写真は断念)
 
杜若(カキツバタ)も、池には八橋も作られており、
桂昌殿でいただいたお茶碗を思い出し、業平様の歌が

唐衣きつつなれにしつましあれば
       はるばるきぬる旅をしぞ思ふ
」 
来週にでも、唐衣を作ってみましょう。

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