今年の梅雨はジメジメはしているが、比較的気温がまだ低い。そのため、昨年の今頃は『冷やし中華』などと言っていた気がするが、まだまだ熱い麺も美味しい。昨年やや食べ続けていたチャンポンを久々新しい店に食べに行く。
場所は地元に近い三鷹駅南口から歩いて3分の『グラバー亭』という店。長崎の『グラバー邸』をもじって付けた、いかにもチャンポンの店にありがちなネーミングである。店はいかにもラーメン店という造り、ただ、長崎のおくんちの蛇踊りが描かれた黄色の看板はそそるものがある。
店に入ると威勢の良い、いらっしゃいに迎えられる。手前が4人テーブルが3つ、2人テーブルが1つ、奥はカウンターで6席。カウンター前が厨房になっていて、奥にはテレビが点いている。注文はもちろん『特製チャンポン』(880円)をお願いする。待つこと約7分で単なるチャンポンと違うやや黄色の丼が運ばれてくる。
湯気が上がり、てっぺんにはウズラの卵が配され、小さいイカの足と野菜、さらに赤いカマボコが目立つ。まず、スープを飲むと意外にも椎茸の出汁の味が強く、豚骨味はかなり奥の方にいるサッパリスープ。具は海鮮がエビ1、アサリ3、イカの足・カマボコ・ちくわ・豚肉が多数入り、野菜はキャベツ、玉ねぎ、小松菜、ネギ、椎茸などとにかく具沢山。麺はよくつゆを吸っていい頃合い。結構、スープがたっぷり入っていてコッテリやトロミはあまりなく、サラッとしている。量はそれなりに多いが、九州で5年近く過ごした小生にはやや東京風にアレンジしすぎかなと感じる。
となりの人が皿うどんを食べていたが、これが太麺、いや、美味そう。さらに机には金蝶ソースも揃っており、こちらの方がいいかも、と思いつつも特製チャンポンも十分美味い。ごちそうさまでした。
グラバー亭
三鷹市下連雀3ー25ー8
0422451267