hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

上池台付近の坂(2)

2015-12-22 05:00:49 | 日記

『江戸の坂・東京の坂』その60。前回に続き上池台付近の坂道を歩く。蝉坂から一本戻り、左折2本目を左に曲がると出てくるのが『鸛(こう)の巣坂』。

これも蝉山と同様に鸛の巣があったことから『鸛の巣山』と呼ばれていた。そのため、坂にもつけられたもので、坂下に残る水路も『鸛の巣流れ』と呼ばれている。この坂も急坂だが、自転車で上る人が。よく見るとこの辺りの人々は皆アシスト付きの自転車に乗っている。



元のバス通りに戻り、信号を渡ると『稲荷坂』の下に出る。これは坂上に玉倉稲荷が祀られているからつけられたものである。そばの東急バスの停留所も稲荷坂であった。


バス通りを右に曲がると緩く長い真っ直ぐな坂になっているが、これが『貝塚坂』。これは付近にある馬込貝塚から取ったもので、大森区史(東京35区時代の区で蒲田区と合併して大田区になった。)に書かれている。また、稲荷坂の次のバス停は貝塚坂である。


ダラダラと坂を上り、頂上まで行くが、その先は下り坂になる。この坂が『夫婦坂』で環七までは下り坂でそこから先はまた上っており、対になった坂のため、この名前がある。

少し戻り上池台4丁目の信号を右に曲がるとこちらも急に下り坂、そしてその先は蝉坂や鸛の巣坂と平行に上り坂になる。この坂が『庄屋坂』。


これは付近に庄屋の屋敷があったため名付けられた。こうしてみると名前は単純なものが多い。しかし、坂道は中々急であり、上ったり下ったりするとよい運動になる。しかし、3つ続けて坂道の名前のバス停が続くのも珍しい。

庄屋坂を後にして環七を越え、さらに真っ直ぐ行くと東急池上線の線路に辿り着く。右に曲がると荏原町駅、左に曲がると旗の台駅である。これだけ歩くと結構しんどい。