25日から31日まで人形町通りでは歳の市が行なわれる。もう、12月上旬には提灯が350も飾り付けられて雰囲気を盛り上げており、25日の朝からは業者や店を開く鳶の若い衆が作業に入っており、しめ縄やミニ門松、ゆずり葉、お供えものなどを並べ始めていた。
人形町では夏の陶器市、秋の人形市と並ぶイベントであり、夜まで賑わう。25日はまだまだ開いている店は少ないが、それでも夜になると煌々と提灯が灯る中で年越しに欠かせない品物を売る。
不思議なことに水天宮から人形町に向かって左側はしめ縄など正月飾りを売る店が並び殆どが鳶の人である。
一方、右側は干し柿やワカメ、干物などの食品、枕や布団、来年の暦やカレンダーなどを商う店とベビーカステラ・七味唐辛子などのお祭りの露店がならび、お飾りを商う店は全くない。
また、暮れの光景は有名な鶏肉店や精肉店、魚の味噌漬の店などは行列ができている。正月を迎えることを大切にする日本人らしさがある市である。ただ、今年は暖かすぎて何となくいつもの年とは違った感じもしたが。