鉄道シリーズ その121。東海道・山陽新幹線に東京駅から始発(6時発のぞみ1号)に乗ってそれぞれの駅にどの順番に到着するのか、ということを検証してみた。遠い方が遅くなるのは当たり前だが、のぞみ・ひかり・こだまと列車の速さが3種類もあると単純にはいかない。
東京駅を出て品川、新横浜は6時発ののぞみが最初に着くのは当たり前。小田原と豊橋は6時26分発のひかり501が早く到着、熱海から三河安城(除く豊橋)までは次のこだま631(東京発6時33分)が早く着く。因みに三河安城には8時19分到着。
しかし、名古屋より先の岐阜羽島、米原に関してはは6時ののぞみ1で名古屋乗換、ひかり495に乗ると三河安城より早く7時46分、7時59分に到着できる。
京都~新神戸、姫路はのぞみが停まるので当然早く到着できる。しかし、その先をみると、西明石、相生は6時ののぞみに乗り、名古屋でひかり495に乗換、西明石9時1分、相生9時42分にしか到着しない。
その先だが、まず岡山、福山はのぞみが停車するので除外する。そこで岡山の次の新倉敷を調べると6時ののぞみ1に乗り、岡山でこだま733に乗り換えると9時23分に到着する。同じくこだま733に乗ると新尾道9時54分、三原10時1分、東広島10時20分である。
広島以西も新岩国はこだま733が最も早く10時50分、徳山11時3分となる。しかし、新山口にはのぞみ16が停車するので10時38分。厚狭はのぞみ16で新山口で乗り換えこだま731で10時54分。同じく新下関は11時18分となる。
こうして見ると距離通りではなく、『三河安城より米原に20分早く到着』『相生より新倉敷に19分早く到着』『徳山より厚狭に9分早く到着』と結構逆転するところがある。やはり、のぞみから乗り換える駅からの距離が遠い駅と近い駅で逆転現象がまま発生するのだ。
それにしてもこれだけ色々な新幹線が走っていると時刻表で追いかけるのも中々難しく、やはりパソコンの検索システムがいかに有難いかがよく分かる。