会社からの帰り道、ふと見ると幼い男の子が2人、多分兄弟で上の子が小学校1、2年生、下の子は幼稚園児くらいが仲良くしりとりをしながら歩いている。下の子が『かもめ』すると上の子が『めだか』、次いで『かつお』『おか』とやっている。
そうか、上の子は『か』で攻めているな、と気がつく。下の子も気づいたのか『か』で始まって『か』で終わる言葉を必死に考えているようでそばにいたおばあさんらしき人にこっそり聞いている。
そして、名詞ではないが、『かごのなか』と言い返すと上の子は少し口籠る。なるほど子供はこうして語彙を増やしていくのかと感心したりした。
因みに日本語は表音文字であるため『しりとり』という文化がある。英語の場合もred→drama→Apple→earとできないこともないが、やはり音で繋ぐ方が分かりやすい。特に字に書いてみないと発音しないと字もあるから厄介である。(knifeなど)
では、しりとりにら必勝法はないものかとパソコンで調べるとあるわあるわ。例えば『ず』で終わる言葉を連発するという必勝法。実は『ず』で始まる名詞は『髄』『ずいき』『ズワイガニ』『図画』『ズーム』『図形』『ズッキーニ』位しかない。というのは外来語もzで始まる名詞はもともと少ないことからきているのかもしれない。逆に『ず』で終わる言葉は『グッズ』『メンズ』『チーズ』『サイズ』『ジャズ』『ニーズ』など数多くあり、攻撃もしやすいというものだ。
同様に『る』『ぬ』『れ』『ら』などで始まる名詞は少ないため、しりとり自体で『ず』が『濁音と半濁音は取ってもよい』というルールで使えない場合は有効である。(ずをすにかえていいというルール)例えば相手が先攻で『しりとり』と始めたら『リアル』と返せばよいし、逆に後攻の場合は『しりとり』『りんご』ときたら『ゴール』と返せばよいとまで書いてあった。
さらに『る』のカウンターワードとしては『ルール』『ルーブル(ロシアの通貨単位)』『ルミノール(犯罪捜査で血液を調べる試薬)』などがあるらしい。
これは参考になるとは思ったが、久しくしりとりはやっていないことに気づいた。閑話休題。