『幸三郎花乃捥』という店にお邪魔した。実はこの店、先日S先輩に連れて行って貰い、味の良さに再訪したものである。店の名前を聞くと割烹かなと思うかもしれないが、立派なイタリアンレストランである。
場所は地下鉄小川町・淡路町駅からすぐのビル地下1階、店に入ると可愛らしい飾りが数多く並び干支の置物すら並んでいる。
メニューも豊富だが、本日は『前菜3皿』『ムール貝のオーブン焼』『ロールキャベツ』をお願いする。
前菜3皿は『海鮮のマリネ』『生ハム』『しめじとトマトのソテー』。まずはビールで乾杯、そして『海鮮マリネ』はたこと鮭、さらに紫たまねぎ、レタス、ベビーリーフなどを醤油ベースのドレッシングで和えたもの。スタートにはぴったりのさわやかな酸っぱさが心地よい。
『生ハム』は比較的厚めの物が2枚、食べでがある。『しめじとトマトのソテー』は定番の味でガーリックが効いていて美味い。残ったソースをパンに浸すといい味である。
キャンティークラシコを頼み、『ムール貝のオーブン焼』に備える。このメニューはオーブンで焼いた多数のムール貝を剥いてカリカリに揚げたガーリックと赤唐辛子が入ったオリーブオイルソースに付けて食べる。原理はアサリのワイン蒸しに似ているが、熱々のソースに付けて貝そのものの旨味をよくひきだしている。
更に『ロールキャベツ』、オーソドックスなトマト味、優しいテイストで何もワインが進む。パンにソースを付けて食べるが、キャベツの甘みがよく出てトマトの酸味とうまく合わせてある。
締めには『ペペロンチーノスパゲティ』を注文。たっぷりのガーリックと細かく切った青紫蘇、これに細いパスタを絡めたシンプルなものだが、一気に食べてしまう。いや~満腹、ご馳走さま。
他のお客さんも比較的年層が高く、我々にはもってこいの味付け。次はビーフシチューやアナゴの黒胡椒焼なども試してみたい。
幸三郎花乃碗
千代田区神田美土代町11ー8
0332955360