hokutoのきまぐれ散歩

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鳥の切手

2014-02-25 00:04:47 | 日記

切手シリーズ その10。我が国には鳥の図案の切手は多い。鳥を扱ったシリーズの記念切手では1963~64年に出された鳥シリーズ6種類(ルリカケス、雷鳥、ウグイスなど)、1975年に出された自然保護シリーズ第2集鳥類4種類(アホウドリ、タンチョウ、ハハジマメグロ、アカヒゲ)、1983~84年の特殊鳥類シリーズ10種類(ヤンバルクイナ、ノグチゲラなど)、1991~92年の水辺の鳥シリーズ16種類(オオシギ、エトピリカ、カワセミなど)と4回にわたり、36種類の切手が発行されている。



それより古い記念切手としては第一次世界大戦後の平和を記念した1919年の切手に平和の象徴の鳩が描かれて4種類発行されている。ほかにも1960年の国際鳥類保護会議で10円切手にトキの図案、1971年の第25回愛鳥週間で15円切手にシジュウカラの図案、1981年の自然公園50年で60円切手にトキの図案、1982年のふみの日で40円切手にカモメの図案、1988年の万国家禽会議で60円切手にニワトリの図案、などが数多く使われている。

また、通常切手や航空切手にはさらに古くから鳥の図案が使われている。最初に鳥の図案が使われたのは1875年(明治8年)の鳥切手でこれは外国郵便用として発行された3種類である。12銭が『かり』、15銭が『せきれい』、45銭が『たか』である。単片の切手も高いが、エンタイアはその使用例によりかなりの値打ちがある。

次に鳥の図案が使われたのが、1946年第一次昭和切手の1円落雁図(北斎)、さらに色を変えて発行された1947年第二次昭和切手の4円落雁図(北斎)。

ほぼ、同時期に戦後初めて発行された航空切手であるキジ航空5種類、これは敗戦国である日本は飛行機を図案にできなかったことによる。因みに琉球政府が出した航空切手には天女が描かれていた。


その後、1951年第一次動植物国宝切手の5円尾長鶏、1954年第二次動植物国宝切手の3円ホトトギス、 同じく1955年の5円オシドリ、1965年第三次動植物国宝切手の80円ヤマドリ、100円タンチョウヅル。その後も通常切手には数多く鳥が描かれており、5円コブハクチョウ(1971年)、90円イヌワシ(1973年)、41円オシドリ(1992年)、62円キジバト(同年)、72円ヤマガラ(同年)など多数が発行されている。



これだけ多くの切手の図案に鳥が使われているのは、空を飛んで行き来をすることを見て郵便を連想したのかもしれない。