放菴日記抄(ブログ)

これまでの放菴特集・日記抄から「日記」を独立。
流動的な日常のあれこれを書き綴ります。

11月の心境

2007年11月04日 01時43分48秒 | Weblog
 早いなぁ、もう11月だ。

 相変わらず仕事の忙しさは殺人的。「忙殺」とは、たいてい何か仕残しているときの言い訳として定番のマクラ言葉だけど、仕残していることがあるのかさえ考える余裕がない時には、いっそ「忙」から「りっしんべん」を取ったほうがすっきりするのではないかと思う。

 厚生労働省(障害者自立支援法カラミ)の対応がコロコロ変わるのにはほとほと困ったもので、請求書式の変更、請求方法の変更、挙句には担当部署の変更と、「迷走」といってよい状態。
 授産的作業をさせる施設から「労働性」を否定する言動をする(そうしなければ最低賃金法に抵触するし)一方で、「工賃倍増計画」などという(明らかに利用者からの利用料を徴収しやすくするための小細工)無理難題を施設に押し付けてくる。協力しなけりゃ作業訓練等給付費を減らすとさ。これのどこが「国家補償」なんだ? 工賃を倍増させるためには利用者を倍働かせなければならないでしょ。その一方で従業員も一般の「労働時間」では説明のできない業務が増えているんだけど、この矛盾はどーよ? 時間外労働手当を出そうにも、非営利団体にそんな財源あるわけないでしょ。
 
 そうこうB-たれているうちに、ウチの職員が一人倒れた。これから掻き入れ時だってのに、その担当職員が倒れちゃった。僕は事務員なのに、自分の机に向かっていられる時間は、ほとんど保証されなくなった。上記の対応にも苦慮しつつ、さらに無神経でねちっこい施設内情調査依頼にも対応しつつ、現場職員の代行、さらには毎日、近隣へ製品をもって対面販売※もしなけりゃならない。慢性的な人手不足・財源不足。困ったなぁ、だんだん悲壮感が増してきた。

 ※ 販売利益は全額利用者の工賃となり、職員へは一銭たりとも流れない。これが授産事業の原則。