その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

2008年09月15日 | Weblog

 

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つい昨日まで

 

いたような気がする夏

 

いつのまにか

 

すり抜けていってしまった

 

山の上で

 

透明の風になって

 

夢見る少年の肩を押す

 

彼は無心に走る

 

垣根を越えて

 

紅萩の花をこぼし

 

馬ごやしの枯れた匂いを吸い込み

 

もくもくと走る

 

昆虫の羽根の

 

軋む音に驚きながら

 

やがて少年は

 

自分が風になってゆくのを感じた

 

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芝生にねっ転がりながら

青い空を見ていると

ふと夢うつつの中で

ドラマが始まってしまう

空を飛びたい

その夢が忘れられなくて

 

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今日の写真は・・・

ススキの穂先で

風を見ているバッタ

肌の色が

少し赤味を増してきているバッタ

緑色だったのがやがて

赤味を帯びた色に変わります