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バランス
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自由気ままだった
子どものころ
自分のしたいことを
一日中楽しめた
何も怖いものがなかった
自分の背よりも高い
塀の上を
スイスイ歩いた
学生の頃になると
川の一本橋を
オートバイで
タイムトライアルした
大人になって
全てに慎重に
バランスをとりながら
安全な場所にいる
高い足場で仕事する人を
興奮も熱狂もなく
覚めた感覚で見つめる
安全なところから
抜け出したい気持ちを
ひた隠しにして生きている
バランスのために
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冒険という名前に憧れて
しゃにむに動けた頃が懐かしい
今は護るもの
守らなければならないものが
沢山あって・・
足腰首に巻きついている
それが大人なのかもしれない
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今日の写真は
これなんだかご存知ですか?
そう
彼岸花のしべについた
「優曇華の花」
優曇華の花って・・・なに?
それは・・・クサカゲロウのたまごです
クサカゲロウはアミメカゲロウ目の昆虫で、
特徴的なのはその卵で、雌が腹の先から葉面に一滴の液を落とし、
腹を持ち上げるとそれが糸状に伸びて固まり、その先端に卵を生みます。
同じ場所に何本かまとめて産卵しますが
成虫は明かりに飛来する性質があり
よく電灯の笠やその真上の天上などにも産卵することがあります。
古く日本ではこれが植物と誤認され、
3千年に一度花が咲き、
開花のときには如来が世に現れるという
伝説の"うどんげ(優曇華)の花"とされたのだそうです。
(以上ネットからの転載)