その日その時 写真で見る歳時記

気ままに写した写真に気ままな言葉たちの集まり

バランス

2008年09月28日 | Weblog

 

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バランス

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自由気ままだった

 

子どものころ

 

自分のしたいことを

 

一日中楽しめた

 

何も怖いものがなかった

 

自分の背よりも高い

 

塀の上を

 

スイスイ歩いた

 

学生の頃になると

 

川の一本橋を

 

オートバイで

 

タイムトライアルした

大人になって

 

全てに慎重に

 

バランスをとりながら

 

安全な場所にいる

 

高い足場で仕事する人を

 

興奮も熱狂もなく

 

覚めた感覚で見つめる

 

安全なところから

 

抜け出したい気持ちを

 

ひた隠しにして生きている

 

バランスのために

 

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冒険という名前に憧れて

しゃにむに動けた頃が懐かしい

今は護るもの

守らなければならないものが

沢山あって・・

足腰首に巻きついている

それが大人なのかもしれない

 

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今日の写真は

これなんだかご存知ですか?

そう

彼岸花のしべについた

「優曇華の花」

優曇華の花って・・・なに?


それは・・・クサカゲロウのたまごです

クサカゲロウはアミメカゲロウ目の昆虫で、


特徴的なのはその卵で、雌が腹の先から葉面に一滴の液を落とし、


腹を持ち上げるとそれが糸状に伸びて固まり、
その先端に卵を生みます。


同じ場所に何本かまとめて産卵しますが

糸が細いので卵が空中に浮遊しているように見えます。

成虫は明かりに飛来する性質があり

よく電灯の笠やその真上の天上などにも産卵することがあります。


古く日本ではこれが植物と誤認され、

3千年に一度花が咲き、


開花のときには如来が世に現れるという

伝説の"うどんげ(優曇華)の花"とされたのだそうです。

(以上ネットからの転載)