遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

病院に行って

2007年03月31日 | 暇つぶし~
 皮膚科の病院に行ってきた。息子から勧められた札幌鉄道病院にである。皮膚科関係では実績のあるすぐれた病院だということだ。
 混んではいなかった。土曜日のせいもあるだろう。ほどなく受診となったが、医師はてきぱきと診断した。
 湿疹の原因について尋ねると、慢性湿疹が原因となって身体中にアレルギー反応が広がった、とのことだった。あまりにも明快に即座に話してくれたため、いきおい、そうですか、と肯いてしまった。

 慢性湿疹といえば、右足首の湿疹しかない。医師の判断を信ずるほかないだろう。そういえば、先週の土曜に行った個人病院の医師も、ぼくの右足首の湿疹をみて、「これだ!」と言っていた。そのことばの意味もつかめたことになる。

 帰りに久しぶりに桑園の石井スポーツに寄ってみた。アイゼン、ピッケル、クライミング関係の道具を見ていたのだが、シャルレのアイゼンに特価のものがあった。12本爪のワンタッチと10本爪のベルト締め(?)のものがそれぞれ1セットずつあり、7800円の価格だった。スノーシャットはついていないものの、相当にお得である。ぼくの持っているワンタッチとほとんど同じもののようで、プラブーツと冬用の登山靴に対応するはずだ。

あれこれと・・・

2007年03月30日 | 暇つぶし~
 明日も皮膚科に行ってこねばなるまい。思っている以上に長引きそうだ。さすがに、エネルギーダウンしてしまう。
 いったん、治ったところも悪化しているところもある。原因がわからない、ということも不安にさせる。

 話はかわって音楽のことについて触れてみたい。ぼくは楽器を弾いたり、歌をうたったりすることは、はっきりといってうまくない。下手だ。
 音楽を聞くことは好きだ。それもクラシックであり、特に交響曲だ。昨日の夜にさらりと聞いたのがブルックナーという音楽家の交響曲だった。ベートヴェンやモーツアルトと比べてみると、この音楽家の曲はすこぶる長い。1時間以上の演奏がいくつもある。
 初めて聞いたときは、なんとつまらない音楽だろう、と思っていた。プレーヤーのレコードに針を落とし、ソファーに座ると音楽は早速始まるのだが、すぐに眠たくなり、うとうとし・・・、ちょうど終わる直前に目が覚めて、針をあげるということが続いた。しかし、この作曲家がなぜ多くの人を惹きつけてやまないのだろうかと疑問をもっていた。だから、あきもせず何回も何回も聞いてみた。そのうち、風呂に入りながらも聞くこともあった。
 いつのころからだろうか、この作曲家の音楽のテンポ、リズムが、生活のそれとまったく違う世界からやってきたのだと理解した。
 山々に響きわたるようなホルン、鳥たちのさえずりのようなフルートや木管の響き、陽の光のもとで柔らかなせせらぎのような弦の音。
 そして、聞けば聞くほどに染み入ってくる和音・・・。それは大自然そのもの、音というかたちでぼくの五感に伝わってきていたのだった。
 特に、第9番三楽章の終結部分の次元を超えていくような美しさ。ヴァイオリンの合奏のその絹のような感触は、何かこの大地から遥かに離れた高みに誘うようでもあり、こころが震えた記憶がある。

 トムラウシや日高のピークから広がる景色を見たときの感動もそれと同一のものかもしれない。息子は、トムラから見た夕焼けの空に金色に輝く天使の羽のような雲に深く感動したという。残念ながらぼくはテントの中で寝ていたが・・・。

 しばらくは山には行けないと思うが、それはそれなりに生きているかたちをつくっていくしかないだろう。
 

プラブーツと兼用靴 その2

2007年03月29日 | 暇つぶし~
 冬山を歩く・・・この基本にもどること。
どういうわけか、冬山は山スキー、すなわち滑ること、というイメージが強すぎるのかもしれない。山スキーはスキーという文字が入っても、そのスキーは歩くための道具という認識が薄いのかもしれない。
 秀岳荘やほかの山道具屋へ行っても、プラブーツはせいぜいスカルパとコフラックだし、皮製の登山靴もそう多くはない。聴くところによると、本州ではいささか事情が違うようであるけれど。

 プラブーツでのスキーというのは、日本独特のものだと人から聞いた。ヨーロッパではアルプスはスキーは使えず登攀オンリィ。
 スキーはフォルクルに見られるように、山岳地帯のスキー距離競技?に使われる頻度が多いらしい。

 ぼくの兼用靴は今ガルモントを履いているけど、これを買うまでは、ノルディカのゲレンデ靴を使っていた。ウォーキングモードがある。さすがにソールはゲレンデ~なので、長靴に貼る滑り止めを接着剤でくっつけていた。大抵の雪面は問題はなかったが、クラスト斜面は厳禁だった。そして、重かった。別に壊れているわけではないので、今もきちんと保管している。

 冬山歩きの基本はプラブーツもしくは登山靴での12本爪アイゼン歩行だろう。
これをベースに、なるべくアイゼンを使わない歩行を身につけたいと思っている。
もちろん、カリカリの斜面をアイゼンなしで歩くことは不可能だ。

 今日、車のなかでFM放送を聴いた。しばらくぶりにマルチェロのオーボエ協奏曲のピアノのアレンジだったが、とても美しい曲だ。そうだ、たまには、真空管のアンプに電気でも入れておこうか。もう、夜も遅いけど、ブルックナーのシンフォニー、NO.5の第二楽章でも聴いてみようかな。

 

寄り道しないで、基本に還る

2007年03月29日 | 暇つぶし~
 この二~三日の文章は、本題をはずれてあちこちに寄り道している。まぁ、ぼくの性格として、また一本の柱がないためこうなってしまうんだけど、要するに、すべては基本だ、ということだ。
 基本に立ち還ること。歩きかたにしても、地図読みにしても、ザックのパッキングその他エトセトラ・・・、基本なくして何もなし。

 さて、本題からはずれよう(^^♪
最近のネット環境はほんとに素晴らしいものだ。たまたま、今日会社で、「金融商品取引法」・・・日本版SOX法・・・なにも、ソックス~靴下に関する法律ではない~内部統制についての資料を探していたのだけど、あるわあるわで、大量の印刷となった。そのうちの約300ページ近くを片面印刷しちゃった。
 プリンターの設定で紙の両面印刷ができるなんて知らなかったのである(@_@;)
もったいないことしてしまったわさ。ISOの事務局長さん、ごめんなさい。
 今度からネットからダウンロードしても必ず両面印刷の設定をしますからねぇ~。

 ところで、ザックのなかの緊急用の食料をチエックして驚いた。ほとんど、賞味期限がきれている。ひどいものは一年前のものだった(~_~;)。非常時の食料だから、腹こわしても死ぬよりはましなもの、という「条件設定」に無理があったような気がする。
 今後は、「多少、賞味期限がきれても、とりあえず、おいしく食べれる」という条件で選ぶことにしょう。さて、何がいいかな?
 

軽いアイゼン

2007年03月27日 | 暇つぶし~
 先日、大谷地のパ○○クラブに寄ってきた。ちらちらと山道具なんぞを見ていると、12本爪のアイゼンが目に入った。
 とても軽いアイゼンだ。最初、10本かと思ったが、2回数えても12本爪だった(~o~)。スノーシャツトもついている。

 縦走用として登山靴にいいかもしれない。ただ、歯は何製だろう。クロモリ鋼ではないそうだ。硬い氷には歯がたたないかもしれない。しかし、場所を吟味して使えばいいかもしれない。なにしろ、軽いのがいい。軽量化を考えている人にはいいかもしれない。
 ぼくも膝を痛めてからはザックの軽量化をきちんと考えなければならないと思っている。7mmのロープは6mmにする。これは20mの長さ。シュラフカバー、ツェルトも軽いものをそろえるつもりだ。
 ただ、ストーブ。どうも、これだけはガソリンストーブに深い愛着があるから、ほかのものにきりかえることができない。もちろん、EPIだとかプリムス、スノーピークも持っているけれど、いざ、というときはガソリンストーブになってしまう。音が好きなんだなぁ~。

 今年の新しいモンベルとキャラバンのカタログを見た。
キャラバンの渓流用の沢シューズが新しくなった。これまでは、「奥利根」と「赤石」だったのが、「飯豊」と「柳又」とに変わり、それぞれにアクアステルスのソールタイプができた。
 モンベルの沢シューズもビブラムとの共同開発による新しいソールの製品がある。これもファイブテンのアクアステルスと同様にかなりいい製品のように思えた。

 ただ、湿疹もまた出てきた。これには困ってしまう。数日前、夢を見た。あまり麗しいお話しではないのだが、湿疹がお尻の○門にできた夢だった(~_~;)
 朝、目が覚めてなんとなく気になり、そこに手をのばしてみると、やはり、一個できていた。
 しかし、人間というもの、何でも夢の題材にしてしまうものなんだ。それにしても、お尻の○門周辺が痒いというのも、とてもせつないものだ。

プラブーツと兼用靴

2007年03月26日 | 暇つぶし~
 土曜日はぼくの所属する山岳会の総会だった。そのときに、冬山において兼用靴ではなくて、できるだけプラブーツを使うように会員に勧めたらいいのではないか、という趣旨の意見があった。

 兼用靴はもともとスキーで滑るために使う靴だ。それに対してプラブーツは冬山用の登山靴である。ぼくもプラブーツはなぜか(^^♪、二足持っているし、冬山用の皮製の登山靴も一足もっている。最近出番は全然ないけど。

 やはり、冬山を歩くにはぼくのような初心者には登山靴のほうがはるかに歩きやすい。アイゼンをつけて歩くにしても、格段の差がでてくる。
 ただ、スキーで滑るには向いていない。向いていないというのは、スキーの下手なぼくにとってのことであって、上手い人は靴がなんであれ滑ってしまう。靴を選ばない・・・。

 ぼくも数年前のほうが上手くすべれたような記憶がある。ゲレンデ用のスキー靴とか兼用靴だと、どうしても靴に頼ってしまう。
 スキーで滑るには、ポジションが最も重要だと言われているけれど、スキー靴と兼用靴は、ポジションを選ばない(^_^;)からだ。

 プラブーツに合うスキーのビンディングも今はジルブレツタ500しかなくなった。そして、これもあまり売れないらしい。ぼくが記憶しているジルブレッタの金具は、たしか、100だったように思う。もったいないことに、錆だらけになってしまって、捨ててしまった。古い記憶だ・・・。

 思い出したけどぼくの場合は、兼用靴はいつもウォーキングモードにしている。滑るときもだ。くわえて、バックルは引っ掛けているだけだ。そうか、上手く滑ることができないのは、この所為なのか・・・。合点した・・・(汗、汗・・・)。

 兼用靴もツアー重視のものや、滑り重視のものがあり、ひっくるめて論ずるにはちと無理がある。歩きやすい兼用靴もたしかにあるのだから。しかし、根本的な問題は、プラブーツと兼用靴についてどうのこうのではなくて、冬山の歩き方を習得していない、ということなのだ。これが基本なのだ。
 だから、歩き方を体得している人は、まさに、靴を選ばない(^^♪

 

晴天の雨霧山

2007年03月25日 | 山歩き~
 実はこの稿・・・先程まで、八割がたできていたのだが、ワンクリックで消え去ってしまった(~_~;)

 したがって、エネルギーダウンにつき、かなりはしょることにする。

 平成17年1月に友人であるフェルさんと栗山町と夕張市の境にある雨霧山に行ってきた。正確にいうならば、約350mあたりで撤退した。
 この山は標高は509mの低山であり、ピーク付近には林道もあるので、絶対問題のないところだったはずなのである。
 
 ルートは南清水沢から入り、途中の林道分岐を西に向かいそのまま駆け上がるといういとも単純明快そのものだった。
 ところが、である。

 むろん、我々、地形図もコンパスも、おまけに二人とも、GPSも用意した準備万全であった(^0_0^)

 しかし、だ。その林道分岐で致命的な間違いをおかしたのである。
面倒だから、結論を書いてしまえば、選んだ林道が違ったのである。

 地形図で確認すると、その林道分岐からは、雨霧山に向かう林道、これは進行方向はほぼ西である。そして、行ってはならない林道は北北西に向かう。その行ってはならない林道に突入したのである。
 これには訳がある。実は地形図には記されていないもうひとつの林道がそこから分岐していた。これは北東方向に向かう。して、肝心な林道といえば、除雪した大量の雪のおかげで林道の影もかたちもなかったのである(~_~;)
 つまり、みかけ上は、雨霧山に向かう林道の存在がまったくなかった。

 しかも・・・明らかに違っていることを知りつつ、我々は「まぁ、どんなもんか行ってみよう・・・」という調子で歩きだした。脳天気な我々だ。だいたい、フェルさんとぼくが二人で歩く山行はこんな調子が多い。
 それでも、まったく事故が起きないのは、まぁ、二人とも、智慧の塊だから・・・なぁんて自画自賛していいんだろうか(@_@;)

 この間違った林道はほぼ1kmぐらい歩いたところで再度二股にわかれ、一方は川の中へ(~_~;)、片方は突然尾根に向かい始めたから、まさか、川の中に入っていくわけにもいかないから、そこで引き返した。当然、こんな道草食うのだから、本来の目的のピークには届かずじまい。

 でだ、何故、間違ったのか更に考えてみれば、事は簡単なのである。それは、地形図で地形を確認していなかったこと、それに尽きる。目の前に広がる地形と、地形図で展開されている等高線から思い浮かべる”かたち”を重ねあわせる作業が必要なのだ。これをおこなえば現状の把握ができる。そうすれば、これから歩こうとする林道の行方はおのずとわかるのである。コンパスで方角が違っているのはわかっていたことだし・・・が、わからなかった。
 単純すぎて、みくびっていたのだ。

 しばらく前に雑誌「岳人」にホワイトアウトでも十m四方の地形がわかれば現在地が特定できるという読者の投稿があったが、ぼくはそんなことはできない。
 ホワイトアウトでもわかる、というのは相当に熟練されていて、良い表現が見当たらないが、その人のなかで「山」が立体的に把握されているのだと思う。しばしば、山の、その裏側の地形がわかる、という人がいるけれど、その人もまさしくそうだ。また、アイヌの古老のなかにもいたそうだ。

 地形図を読むのなら低山がいい。尾根も沢もしっとりと埋もれてよくわかりずらい。おまけに笹や潅木だらけで見えない。
 ぼくは以前は白旗山で何回か試みた。山頂のはずれにトイレがあるのだが、沢形を藪漕ぎしながら、そのトイレ下に出るのが目標だった。百発百中とはいかない。
 もちろん、用足しされている方の気配があるときは、誤解を招くと困るので近寄らない(^^♪
 ときには、熊と間違えられたこともあった。こんな清楚でダンディな熊がいるはずがないじゃない・・・(^_-)-☆
 
 
 

皮膚科 つづき

2007年03月24日 | 暇つぶし~
 さて、さて・・・、だからといって西洋医学が悪いと言っているわけではない。漢方薬などの東洋医学も西洋医学もそれぞれすぐれた側面をもっている。
 ただ、東洋医学の身体全体をみるという全体観は今後の医学にとって大切なことではないのだろうか。
 また、心と身体の関係もまたきわめて重要な観点ではないのだろうか?

 ぼくの今回の湿疹に関しても、現象面では湿疹として現われているにしても、もっと本質的な面では、たとえば、内臓にストレスがたまっているとか、内臓の働きが一時的にせよ衰えていた、とかの要因があったのではないか。それが風邪とともにいっそう拍車をかけたとか・・・。

 内臓にストレスを与えたのが心的な事柄だったのかもしれない。たとえば、仕事の面でもまだまだ打開しなければならないことがあるし・・・。

 ビールの一杯でも飲みたいところだが、薬には良くないらしくてこれもままならない。さりとて・・・やめとこ(@_@;)

皮膚科

2007年03月24日 | 暇つぶし~
 皮膚科へ行ってきた。だいぶよくなったと言われ、飲む薬も減った。
先生に湿疹の原因を聞いてみたがはっきりとしたことは言わなかった。
 -さまざまな要素が絡んでいたのでは・・・ー という言葉がかえってきた。

 結局、わからない、けれども、薬によってともかくもおさまった、という話だ。でも、これでは、根本的な解決にはならない。西洋医学の薬はほとんど対症療法的なものばかりで、真なる原因を解決するものではないと聞く。

 その点、漢方薬はまず原因の追究から始まるから、症状が同一でも、薬は原因によって異なってくる。さらに、体質の違いによっても変わる。
 韓国の四象医学なんて、その極みのようなものだ。
 人間の体質を四つにわけていく。

 あれれ、時間だ。またね。

 
 
  

山屋への道・・・

2007年03月22日 | 暇つぶし~
 山屋への道というのは、誤解を恐れず書くならば「夏山ガイド」そして昨年の年末に発売された「冬山ガイド」の世界を超えたレベルの登山を目指すということになる。
 まず、大前提として「道」のないこと。
 
 ただ、そうだとしてもぼくのこれまでの経験をさしあたり総括する必要もあるように思う。特に失敗山行(~_~;)
 しかし、失敗の影に常に多くの進歩する材料が隠れている・・・はずだ。ぼくの記録を遡って調べていくとやはり夏山は失敗はほとんどない。雪のある季節だ。
 それらの過去の失敗を記してみたい。けれども、つまらないかな?

 そもそも、失敗とは何か?当然、その山行の目的はピークに到達することと、ぼく自身は押さえてあるから、行けなかった場合は失敗として捉えている。
 なぜ、ピークまで到達できなかったのか?これが核心である。
 山行計画では、ピークに到達するようにすべてを組み立ててあるのに、行けなかったのは、何が問題だったのか。何が阻んだのか、ということだ。
 天候のように、こちら側では如何ともしがたいことを除いて、人の問題に帰着するものばかりをピックアップしてみよう。

 今のところ、思いつく山行は雨霧山かな。