遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

霧立峠から一歩

2010年02月24日 | 山歩き~
 霧立峠からの小平蘂岳は残念ながら行程の半分ほどで諦めざるを得なかった。それは厳しいラッセルと複雑な地形によるルート開拓に時間がかかったためである。
 なにしろ、急斜面の雪庇の合間に「渡り廊下」を探すなんていうこともあったし、地形図ではさほどでもない斜面であるのに、実際は沢に降り立ち再び急斜面を登るというようなシチュエーションもある。
 雪が多すぎるのか木々は隠れていて、急な斜面はほとんどが雪崩斜面化していた。

 テン場は西風から避けるようにしたがしかし夜中の猛烈な吹雪にはびっくりした。しかし、冬テンの4本ポールの威力はすばらしくびくともしない。

 日曜日の朝はうってかわって晴天・・・。
素晴らしい美しいモンスター群が迎えてくれる。これぞ神様の領域。なんて気高く気品のある山なのだろうか・・・。
 
 また、行かねばならない。そして車中から見る稜線の見事さも!
厳冬期の三頭山もよさそうだ。

 ただ、残念ながら期待した寒さは、百円ショップの温度計では氷点下10度あたり。天気予報では幌加内の朝が氷点下20度近い温度だったらしい。

 そのうち、この美しい山の写真を載せようと思う。

食材

2010年02月18日 | 山歩き~
 準備は終えた。それにしても冬山装備の荷物の多いこと。80ℓザックが悲鳴をあげそうだ。いや、悲鳴をあげるのは僕なのだ。
 コッヘルもでかい。スノーソーも、デポ旗もオッケー。結局デポ旗は短くする余裕がなかった。勝幌のときは木の枝にひっかかって苦労したのだが。ピーク手前でデポ旗そのものを「デポ」するという笑うに笑えない事実があった。今回もそうしょうか・・・。まあ、ルート布も持っていくからいいのだが。

 今回はワインを少々持っていくことにした。日本酒はなかなかだし、ビールは500缶1本。ブランデー・・・どうしょうか?
 最近のザックは細身がほとんどだから、コッヘルが大きいとほかに入れる余裕が少なくなってしまう。もちろん、コッヘルのなかにも様々に入れるのだが、だんだん重たくなってしまう。

 それにしても、天気が気がかりだ。低気圧が前線を伴って横断していく。暴風雪かも。そのときはどうする?
 まぁ、逃げよう。

 あっ!冷蔵庫にある食材を整理しないと・・・。わずかだが。

良かった!テント泊

2010年02月15日 | 山歩き~
 今回のテント泊は暖かくすごしやすかった。気温はせいぜい氷点下10度ぐらい。冬テンの威力はすばらしく、生地はうすいのにもかかわらず暖かい。まぁ、外張りのおかげかもしれない。また、ポールが4本のためか雪が降りテントに積もっても、へこみもしない。
 ガスカートリッジも減りが少なく、1個で一晩もってしまった。風もなく雪はしんしんと降っていたようだ。
 
 はじめて生米でごはんを炊いたが時間が短すぎて、水も多すぎたせいかやわらかくなりすぎた。めっこ飯よりはいいもののちょっと残念。
 もっとトロ火でよかったのだろう。これは再度挑戦しょう。

 冬テンは大きさからいって三人が限度と考えていたが、やはりそのとおりだった。しかし、充分に使えることがわかり安心した。もし、息子と二人だけでテント設営するなら、ゴアライトの三人用がいいかもしれない。もちろん、外張りを使っての話で、巾は165cmで奥行きが230cmだから三人はきついだろう。
 当別町の青山中央と厚田の山というのは標高は低いのだが、豪雪地帯であり稜線にはすばらしい堂々たる雪庇が発達している。おもしろく個人的には好きな山なのだ。

 やはり、テン泊は冬山に限る。山の美しさも冬山にかなわない。

冬はやはりテント泊がいい

2010年02月12日 | 山歩き~
 ちょっと、明日、明後日とテント泊を楽しむツァーに行ってくる。一応山に登る予定だが登らないかもしれない。しかし、どうせ行くのだから、登ってきたいが、札幌近郊の当別町青山あたりの低山地帯だ。
 もちろん、冬山だから侮ってはいけない。通常の冬山と装備は何も変わらない。
ただ、今回大急ぎで計画を作ったので手落ちがあるかもしれない。しかし、点検は何度なく行っているので問題はないはずだ。
 今回、当初は液出しのストーブをもっていくつもりだったがやめた。次週の霧立峠にはもって行く。
 
 しばらく出番のなかったコッヘルはもっていく。小さい方の鍋でごはんを炊くつもりだ。そうそう生米2合もっていかねば・・・。忘れるところだった。行動食にフランスパンとバターを用意してみた。日本酒とビール。

 そうそう、なにしろ、今回は友人とテント泊を楽しむのが目的なのだ。しかし、意外と食べるものが少ないかもしれない。ウィンナーは茹でて食べる。ほかには・・・。どうしてもテントを担ぐと他に入れるものを絞らないとね。
 そのテントは冬テンなのでポールが4本なのだ。もちろん、フライは冬用の外張となる。やや重い。しかし、耐寒性と耐風性はいいはずだ。

林道

2010年02月10日 | つれづれなるままに・・・
 ここのところ、道路はツルツルだ。歩くのがしんどい。いつ、どこで身体が一回転するかわからない。

 今年の冬は札幌近郊のスキーに適した山に行けない状態が続いている。豊羽鉱山からの千尺、大沼山、美比内山などが道路にゲートができたため「登山口」まで行けない。また、中山峠下の喜茂別岳や小喜茂別ルートも車を置くスペースの関係で行けないそうだ。
 数年使っただけで土砂崩れや崩落で通行不能になる「林道」にお金をかけるくらいなら、通常の道路の整備、除雪にまわして欲しいものだ。

 1月に歩いた定山渓の無名峰の南の林道も地図には載っていない新しい林道が延びていた。いったいこれはどこに通じるものなのか。何のための道なのだろう。たしかに、我々登山者にとって林道があることは助かることが多い。林道がなければアプローチが大変困難になり、行けなくなる山々が増えるだろう。
 ただ、理由もわからないままゲートで閉鎖されるのは何故なのか?
 林道の保守・管理はそうとうたいへんなことだと思う。まったく、よくわからない世界だわさ。

中級クラス

2010年02月08日 | 山歩き~
 日曜日の藻岩山での雪崩講習会で今年の訓練・講習の半ばを終えた。あとは雪崩研究会でのルスツでの講習会が最後。
 藻岩山での講習は同じやまびこの先輩でもある方が講師だ。この方は全国でも講師の資格もあり、北海道では講師団の長でもある。今回の訓練もかなり勉強になった。・・・やみくもにデブリに向かって走ればいいものではないんだね。

 雪崩研究会では中級クラスを受講している。これを無事修了することができれば、いよいよ講師養成クラスとなり2年間の「修行」となるが、これはまだ未定だ。
 理論的にも実践的にも深く理解し体得することが必要だがそこまでできるかどうかわからない。

 日本山岳会では知床分水嶺もそろそろ始めるそうだ。一番の難関はやはり知床半島基部から半島の先端までの行程だろう。季節は残雪期しかないだろう。かなりの困難な道行となると想像できる。
 私的にはこういう困難が予想される歩きというのは挑戦しがいのある山行なのだ。しかし、相当に日程的に余裕が必要だと思う。残雪期とはいえ、天候の急変ですぐさま冬と同じ条件になるからだ。EPも当然必要だろう。

ダウンウェア

2010年02月06日 | 山歩き~
 毎日のように氷点下10度が続くと身体も慣れるようだ。今日の日中は氷点下7度ぐらいだったと思うが暖かいと感じた。

 雪祭りが始まったようだが、ここ十数年・・・は見に行っていない。いや、それ以上かもしれない。あまり関心がないのだ。こればかりは仕方がないと思う。この祭りの期間中は市内は渋滞がひどくなる。
 今年の雪祭りの期間中は暖かい日が続くようだ。残念なことだと思う。やはり、冬の祭典なのだからそこそこに寒くなくては・・・。

 日本山岳会の雪崩講習の前に秀岳荘に30分ばかり寄ってみた。ダウンのウェアを見ていたのだがさまざまなメーカーの製品があって、さっぱりわからない。どこにどういう特徴があるのだろう?
 アウターでは保温性もあるものはホグロフス、アークテリクスなどからも出ているのだが価格がえらい高い。北欧やカナダの製品で品質もすばらしいものなのだが手はだせないね。
 僕が通常着ているアウターはディアプレックスやゴアなどの裏地なしのものだ。ただ、氷点下20度以下の場合、それでいいものかどうか悩んでしまう。まぁ、行動中は問題ないとしても、動きが停まったときから冷え冷えとしてくるだろうに。そのときは品質のいいダウンを着るしかないと思う。

暖かい帽子

2010年02月04日 | 山歩き~
 今日も氷点下11度か・・・。朝も夜もほとんど気温は変わらない。札幌としては寒い日々だ。ただ、僕の生まれた千歳市は氷点下22度まで下がったようだ。千歳はもともと寒いところだ。僕の子どものころはしょっちゅう20度まで下がったが、最近はそうでもなかったようだ。

 しかし、ぼくの目標は氷点下30度以下の世界。それが幌加内だ。20度前後で寒いなんて言ってられない。

 寒さ対策で有効なものの一つに帽子がある。もちろん、目だし帽もありぼくも持っているのだが、秀岳荘で見たものは毛のふりふりのものだ。値段は高くて8千円以上する。しかし、これはどうみても女の子がかぶるようなもので、僕が使用した場合にはどんな「評価」があるだろう?
 しかし、あったかそうなので今度見たら衝動買いしそうだ。どう言われても構わない。暖かければいいのだ。しかし・・・。

 民主党の小沢さんが不起訴となった。その前にアメリカの高官が鳩山首相と小沢幹事長と一緒に会っている。普天間基地の解決には小沢さんの力を借りたいということのようだ。
 このような出来事は意外と起訴・不起訴に影響を与えるものだ。官僚組織のなかでもひときわ権力をもっている検察だからその行動は「政治」性が常につきまとうのではないかと思うのだが。

時計バンド

2010年02月02日 | つれづれなるままに・・・
 明日からは寒くなりそうだ。寒いのはいいのだがバスが時間通りに来ないのは困る。今日も3台連なってきた。本来なら5分おきに来るバスなのだが。
 そのため、はじめのバスには大勢がのっており、そのまま通過。2台目のバスに乗るがガラガラとなる。さらに、後ろから来たバスが停留所で止まったこのバスを追い抜いていったのだが、ほんとにわずかな客しかいない。

 道路はテカテカ、気持ちいいほど滑る。これなら急ブレーキでもかけようもんなら、とめどもなく滑っていくだろうね。

 さて、ぼくの古いカシオのプロトレックだがバンドが消耗し切れてしまった。純正品を買うと7千円以上するらしい。そこで、ダイエーの時計売り場でごくごく安い普通の時計バンドをつけた。これで充分だ。

 時計といえばセイコーの古きよき時計・・・セイコーファイブ。この前見つけたのは手巻きのもの。これも味があっていいねぇ。自動巻きでもないのだ。昔ながらのネジをまく腕時計。買わなかったけれどひきつけられる。アナログの針がい。

 最近の民主党の小沢氏の問題・・・。検察のやっていることが正しいといえるのかどうか?正しさの基準、判断は難しい。そのときの世の流れのなかでの話だから。損得勘定だけなら・・・。ただ、正しさの基準をどこにおくかで変わってくるだろう。