遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

別狩岳(南)など・・・

2015年03月01日 | 山歩き~


 山道具などを暫くぶりに片付けたのだが、こんなもの持っていた?ということもあり、使わないと忘れていく自分に感心(?)したりして・・・。

 冬用ウェアもたくさん持っているが、まさに「こんなウェア、あったっけ!」なのである。古いものもそのまま捨てずに保管しているだけに、着れるのかな?使えるのかな?というものも出てくる。
 古いプラブーツは、プラスチック製だけにアイゼンつけて歩いているときに、経年劣化により「パカッ」と割れる心配もある。そのときは、布テープでぐるぐる巻きにせざるを得ないかもしれない。
  
 ところで、厚田村から南の別狩岳へ山岳会の仲間と行ってきた。標高はわずか666.2mで低山なのだけれど、以外にピリッとした辛口の山であり、約1時間の林道歩き(山スキー)の後、稜線に取り付くべく登っていくのだが、それなりに厳しい斜面。
 この山は三度目であり、ピークは1回踏んでいる。
靴巾リッジ・・・なんていうところもなく、狭いところでも2mはあるので気は楽なのだが、左右どちらに落ちても大変なことになるのは間違いない。

 幸い天気もよく、ピークからは署寒方面、ピンネシリ・・・神居尻の双耳峰が目に飛び込んでくる。

 帰路はスキーを滑らせるが、巾のない急斜面はボーゲンで降りるのがやっと。太い樹木に衝突しないように渾身の力を込めて操るが、下手なスキーでえらく疲れた。・・・まだまだ、山歩きの体力はないね。
 通勤でいくら距離を稼いでも効果は薄い。

 アイゼンをしっかりと磨いておこうか・・・。
そろそろテント泊が待ち遠しい。

と、この2015年は、すべてに新しい意味を見出すべく、そして、これまでの既成概念にとらわれることなく歩んでいかなければならないだろう。
 すべてにおいて、世界は変わる、そのカオスのなかにあるからして。
 
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藻岩山・・・

2014年08月17日 | 山歩き~

 白旗山を散策しょうと真栄口に行くと、看板に16日に熊が出没したので、禁止と掲示されていた。
 やむなく、藻岩山に転進。すると、やはり、熊が出ていたらしい。今日から登山が解禁されたということだった。藻岩山スキー場から歩く。

 最近、ずっと体調がイマイチで、藻岩山のピークを踏むことはせずに、途中のP376あたりで引き返すことにした。
 ぼんやりと、自分の様々な課題をふりかえりつつ歩いていたが、ふと、登山道が以前より広くなっていることに気づいた。これはあまり感心できることではない。その分だけ、植生が消えたということであるし、一度消えると元に戻るのは難しい。・・・ふと、自分体力のことを想い苦笑してしまう。

 軍艦岬からの廃道となった刈わけ道との合流地点も判別がつかない状態であり、桃岩のルートも藪に覆われている。
 しかし、藪に覆われているからこそ、また、道を開拓したいという願いも湧きあがってくるのも事実だ。 
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久々の浜益の山々

2014年05月12日 | 山歩き~


 数年ぶりに、山岳会の仲間であるT氏と一泊二日のテン泊で浜益御殿から雄冬山、浜益岳へと行って来た。もっとも、ぼくは暫くぶりのテント装備で体力がもたず、浜益岳はカットした。
 1日目は5時間半、2日目は10時間の行動となった。
天気は快晴で、とんでもなく日焼けした。

 それにしても、テントを設営し中で飲んだビールの最初の一口は、えもいわれぬ美味さ!!超々・・・絶品だった。エビスのプレミアム黒、そして、雄冬山ピークで飲んだサッポロ生の黒ラベル 北海道限定・・・。
これだから、山は止められない。

 浜益御殿(1,039m)の直下にテントを設営



 浜益御殿から雄冬山を見る。ルートはほぼ一直線



 雄冬山のピーク直下を登るT氏。スキーはデポし、つぼで登る。



 雄冬山ピークから見る群別岳、奥徳富岳。本来はこちらの山に向かう予定であったが、沢のスノーブリッジが崩壊したという情報を聞き、諦めた。



 雄冬山から浜益岳に向かうルートの最低標高ラインは沢であり、今回もスノーブリッジはしっかりとしており、渡ることができた。



 沢から稜線を歩いていくときに、振り返りみた雄冬山



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白井岳

2014年04月27日 | 山歩き~

 山岳会の仲間と白井岳を歩いてきた。
道具は山スキー。登りは札幌国際スキー場のゴンドラ終点から歩き始め,朝里岳の裾野を歩いて白井岳へ。帰路は、白井岳から沢を降り、ダイレクトにスキー場の起点へ。

 この時期、沢の本流は水飛沫をあげながら豪快に流れている。支流は、雪にうずまっており、自分のスキー技術の下手さ加減に辟易としながらも、沢の上を滑り降りてきた。落ちてはいけない場所だけに慎重に、そして、侮らずに。

 実は白井岳、始めて登る山である。
夏道があるわけでもないので、積雪期しか行けない山である。正味、4時間程度で戻ってくるだけで、体重も2kg以上減っているのに驚きである。

 なお、沢のスノーブリッジは来週になると、難しい状況になってくるだろうと思う。さすがに崩壊しつつあるスノーブリッジの横断には、細心の注意はらったつもりである。

 
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里山にも春が・・・

2014年04月13日 | 山歩き~


 しばらくぶりに真栄口から白旗山を歩く。
木の伐採のためか除雪車が入っているらしく、林道は雪が融けかかっているようだ。ところどころふきのとうが顔を出している。
そのふきのとうを採る人たちであろうか、何台かの車が停まっていた。

 中央峠をこえて、自衛隊の演習場付近に向かう。このあたりは夏でもほとんど歩く人のいない領域である。今も白一面の世界であり、無造作に歩くと腐れ雪で長靴でも埋まってしまう。
 西山苗園あたりから「モーゼ岩」を目指す。強い春の陽射しは、岩の上を温めてくれていた。ここからは、屹立する恵庭岳、たおやかな漁岳、そして空沼岳から札幌岳の美しいホワイトラインが続く。無意根山はまだまだ白く、その輝きは他を圧倒するようだ。

 登山者は自分しかいない。こういうときこそ、注意力を絶やしてはいけないのだが、苗園の複雑な回廊をぼんやりと歩き、最短距離で戻ろうとしていたにもかかわらず、うっかり山部川へ続く林道へ下ってしまう。
 常々歩いているところだからと、注意力が散漫になっていたようだ。また、冬の情景は葉が生い茂っている夏とは違い判断を迷わす。

 あとで地形図を見ると、どの場所で判断ミスをしたのか一目瞭然である。また、そのとき感じた違和感をきちんとすくいとっていくことが必要であろう。
 山の事故なんて、意外と単純な判断ミスが大きな問題を招くのだ。
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上ホロカメットク山

2013年11月26日 | 山歩き~

 上ホロで遭難事故があった。僕が所属する会である。とても残念であり、悲しい事である。
 亡くなった方は、ベテランでありこれまでの山暦をみても相当なレベルのスキルの持ち主であった。数年前には、無意根山でやはり女性が亡くなっている。
 どれほどの力をもっていても、自然の力は無限である。

 山で亡くなった僕の知人、友人は何人になるのだろうか。昨日から、亡くなった魂へ向けて、鎮魂の祈りのときをもつこととした。限られた時間ではあるけれど、できるだけ続けたい。
 ぼく自身の心の器では、何ほどの力にもなりえないことは、よくわかっている。しかし、今回は、できることはやろう、との決意である。

 
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白旗山~モーゼ岩から

2013年11月17日 | 山歩き~

 今年の春に、白旗山を越えたその先に通称モーゼ岩があると聞いたことを書き記したことがあった。
 たまたま、今回そのあたりを歩いているうちに、ふと、そのモーゼ岩のことを思い出した。地図をみると、かなり近くを歩いていることに気づいた。小さな岩場であれば、地形図にはその高みの等高線は表示されていないであろう。
 しかし、その岩は道のすぐ近くにあった。近づいてみると、それなりに踏み跡もあり、けっこう人が訪れていることもわかった。
 たいして高い岩場でもなく、別に三点支持の必要もない小高い「高み」にすぎないのだが、確かにその頂からの眺めはよい。藤野三山をはじめとして、その奥には、札幌岳周辺の山の連なりが見える。

 あたりは静かであり、おそらく雪の積もる頃には、ひたすらに音のない空間となるのであろう。

 真冬のさなか、山行のないときは、白旗山の、地形図には記されていない「みち」を探索するのもいいかもしれない。今回も、立派に作られ、広げられた林道を歩いてみた。が、突然に「みち」はなくなり、その先にも道らしき痕跡は何もなかった。
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大雪高原温泉沼巡りのときの写真2

2013年10月26日 | 山歩き~

 大雪高原温泉の沼巡りのときの写真をまた載せてみようと思う。いい写真がなくて苦労した。もちろん、ここに載せた写真が良い写真とはいえない。

 まずは、正面に緑岳。ここから見ると立派な山容ではあるが、縦走路から歩いてくると、ただの出っ張りにしかすぎない。縦走路自体がかなり標高の高い地帯を歩くのだから当然なのだが・・・。








前回も紹介したが、空沼の風景である。岩の佇まいが僕は好きである。


沼巡りの順序から言えば、後先になるが雪渓がいまだに残っている沼のほとり。ここには百人近くが休憩していただろうか。食事を取る場所は、沼巡りの道のなかで2箇所ほどに指定されている。これは、熊の出没が頻繁であり、食べ物は引き寄せてしまうからである。
 この沼の位置は全体の行程の半分ほどであるが、ここからは熊が出る頻度が高いため、監視員からstopがかかることが多い。
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大雪高原温泉沼巡りのときの写真

2013年10月21日 | 山歩き~

 9月の大雪高原温泉の沼巡りの際の写真を何枚か載せてみよう。ただ、紅葉は残念ながらあまり良くなかったのである。
 写真は自分の気分~紅葉よりも大雪の山をお伝えしたいと思った・・・。



 ただ、写真を撮影した場所を忘れてしまった、といった方が事実である。
大雪は雄大である。














  最後の沼 空沼である。雪解け水で大きく広がった沼も次第に枯れてゆく。しかし、この風情がなんともいえぬ美しさをよぶ。
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大雪高原温泉沼巡り

2013年09月29日 | 山歩き~

 5年ぶりに大雪高原温泉の沼を歩いてきた。ピークを過ぎていたようで、残念ながら紅葉は今ひとつである。新聞には、かなり良いような事が書いてあるがそうではなかった。まぁ、仕方がないか。
 途中で出会った、とある岳人も紅と黄の色が薄いと話していた。まぁ、一日、一日、変わっていくのだから。
 今回は久しぶりに息子と歩いた。息子は今回のために専用のカメラを用意していたが、果たしてどうだったのだろう?
 
 高原温泉の方によれば、29日は約500人の人出であったようだ。天気も良く、僕も三度目にして初めて一周することができた。沼巡りとはいえ、山歩きとなんら変わらない。
 久々に三笠新道の道を思い出した。が、この時期は使えないはずである。
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