遙かなる高き峰々より吹く風に応えて

その風は、ぼくに呼びかけてくる・・・。

理想と現実の間に

2010年05月31日 | 本心・・・真の願いを生きる・・・
 沖縄の米軍の基地の問題で日本はゆれた。沖縄から、この日本から基地を他の場所に移設したいという理想は様々な現実~それは巨大な圧迫感をもってのもの~の前にはかなく潰え去ったようにも思える。現実の壁を越えて理想に近づける難しさをあらためて示したようにも思える。
 ただ、別にこの問題だけではないだろう。高速道路の料金にしろ、果ては僕たちの生活に降りかかってくる現実もまったく同じようにも思える。
 この高度に複雑化した社会では理想を掲げること自体がとても困難なことにも思える。しかし・・・。

 昔はもっぱら交響曲ばかりを聴いた。今はこれにとらわれず様々なジャンルの音楽を聴くことにしょう。クラシックでも弦楽四重奏曲やピアノソナタやチェンバロ、ジャズ・・・。
 そこに託した作曲者の想いを聴き取ろうと思う。その時代に生きた彼は(彼女は)どんな理想をもちながら現実と闘っていったのであろうか?
 自らの現状に妥協することなく運命を切り拓いていったベートヴェン。そのこころは第6番、第9番にあふれ出ているようにも思う。

 して、僕自身はといえば、未読メールのうち100通近くはようやっと目を通した。おっくうだ、おっくうだと言っていられない。見なければ減らない。
 明日は通常勤務だ。

山に行かないときは

2010年05月29日 | つれづれなるままに・・・
 それにしても、山に行かないこの二週間の土、日は天気が良いような。なんとも残念なのだ。しかし、やるべきことは目白押しに控えていて、まぁ、今日はその目標のおおどころはできたかもしれない。

 話はかわるが、レナウンが中国の繊維会社の傘下に入った。フエニックスも数年も前からであるし、日本でのさまざまな報道での感覚は巨大な中国市場に、先進国の産業が入っていくというイメージだったのだが、しかし実態はどうなのだろう。すでに中国は巨大な産業勢力が創出しつつあるのに、いまだに日本人のなかでは、どこか後進国扱いしていて日本の産業は世界の先端にいるという誤った認識のままではないのか?
 事実はもうその逆になっているのではないか?あらゆる面において、この国は後ろからついていくのが精一杯という状態になっているのではないか?

 もっと広く深く目を向けなければならない。

天気の良い日は・・・

2010年05月23日 | つれづれなるままに・・・
 今日みたく天気の良い日は、日高の1967峰のピークあたりも確実に踏めるように思う。ただ、今年は雪どけが遅い。伏美小屋まで車が入れるのか、これが問題だ。そして・・・やはり山の天気はわからない。札幌は風が強かった。

 午前中、じいちゃんと平岡公園に行く。梅の花が満開。たくさんの人が出ていた。梅のドラやきを食べつつ、そぞろ歩き。それから運動公園の方に向かう。そして、なんでもないところでこける。左足首。靭帯を痛めたところだ。大丈夫かなぁ?

 昼から1時間だけ、大阪屋へ行く。マッキントッシュの500万もするパワーアンプがあった。あの大きさ、重さでは絶対一人では運べない。7~80㎏はあるのではないか?もっと驚いたのは、このアンプを買った人がいるとのこと。

 オーディオ担当のお兄ちゃんに聞いてみる。100万円と20万円のCDではどう違うのかと。すると、音が違うと・・・。

 平岡公園あたりからは、まだ真っ白な無意根山が見える。消えていくのを残念に思いながら見るこの季節。やっぱり僕は冬山が好きなんだ。

天気はいいね

2010年05月22日 | つれづれなるままに・・・
 山日和のすばらしい天気。けれども、今日明日はうちの奥さんが用事があり、ぼくは家の留守居役なのだ。

 行けなかったピリカヌプリやその他もろもろの山。名残おしいけれど、春山シーズンは終わりである。また、約束を果たせなかったことなど、いくつかの後悔が残る。

 さて、これからの山はどうしょうね。新しいクライミング用のマムートのヘルメットからはまだ呼びかけはこない。

 そんなもんで、また、オーディオをいじる。で、また、トホホの世界。というのは、カートリッジもいくつかあるのだけれど、ひとつだけきわめて音量の少ないものがあった。普通、MMであればボリュウムをそれなりにまわせばしっかりと音は出る。でも、このカートリツジだけは違う。ふん・・・とあらためてよく見てみると、あららデンオンの103じゃないの。これはMCだから、トランスが必要なのだ。ところが、トランス内蔵のプリアンプは、相方のパワーアンプが修理中なので使えない。単体のトランスは20年前に処分してしまった。買いなおせば2万や3万はするだろう。
 昔のしっかりとしたプリメインならパワー部とプリ部の切り離しもできたけれど、最近のそれなりの機械は何もできない。ラックスのプリメインの真空管も修理中だし。
 このラックスの真空管のアンプは最近新製品が出たが40万円するようだ。だいぶ音も違うそうだ。ホントこの世界の価格は異常なる世界かもしれぬ。あるパワーアンプは単体で260万円。もちろん、これ一個では使いものにならない。
 CDの機械も10万程度の機械ではまだ使いものにならないらしい。で、ぼくが気に入ったのは、ドイツ製のヘーゲルのCD。40万円。しかし、この価格は絶対気に入らない。で、この機械の性能でようやっと、アナログに近づいたとか・・・。
 ぼくが欲しいとすれば、スイス~ドイツ製のルボックスのオープンリールデッキ。以前持っていたものだ。30年以上前に支払いにヒィヒィ言いながら買ったもの。そのときでも40万円したっけ。
 夢のまた夢・・・。

浜益御殿から雄冬山

2010年05月17日 | 山歩き~
 先日は浜益御殿から雄冬山まで歩いてきた。いや、正確にいうなら山スキーだった。
 天気はうすぐもり。それでもどんどん日に焼ける。

 雄冬山は二度目である。以前よりもかなり多く雪が残っている。ぼくもピークまでスキーを使えば良かったかもしれない。山頂直下の急斜面はおもしろいのだ。むろん、こけたらしばらくは落ち続けるけれどね。

 これで今シーズンの山スキーも最後だろう。大雪はまだいいかもしれないが、アクセスが・・・。

 雄冬山から見る郡別岳はなかなかにかっこうがいい。浜益岳から見るよりも好きである。かなりの急斜面だ。

 さて、これからはどうしょうね。本来なら北日高に入り1967峰あたりとなるのだが・・・。

お休み

2010年05月09日 | つれづれなるままに・・・
 今週はどこの山にも行かず、家のなかのあれこれと・・・。で、タイヤ交換もする。それが・・・うちの奥さんのタイヤも交換したのだが、運転席側の前輪と後輪の交換がおわり、車を移動させて左側つまり助手席側の方を交換していたつもりが、あれれ、つけたばかりの夏タイヤをはずそうとしている。
 またまた、スタッドレスをつけるのか、いや、そんな馬鹿なと思いきや、左と右を間違えている。
 ついにぼくもボケが始まったのか。うれしくないな。

 山は呼んでる。が、どこへ行こうか?それこそ、ピリカヌプリへの思いは尽きぬ。今年は潔く諦めるかどうか。

 前回、CDの音は表面的と書いた。
とあるオーディオショップに行ったときのことである。そこでは、タンノイのオートグラフとたぶんアキュフーズやらマッキントッシュのアンプやらなんやら使っていた。総額でベンツの最も高価な車が買えるぐらいのものだ。
CDも普通のみのではなく、SACDというCDの音質をはるかに凌ぐものだ。
チャイコフスキーの音楽を鳴らしていた。それも同じ演奏のものをひとつは英デッカ版と日本の版。ところが、日本のものはずいぶんと音が良くない。雲がかかったように、幕がかかったような感じだ。それに比べて英デッカのものはすっきりとした一点の曇もない音だ。しかし、それでも僕は納得できなかった。なにか違和感があるのだ。

 たしかに、CDの音は澄んでいる。ケルテイックウーマンのグノーバッハのアヴェマリアの歌を聞くと、細やかな息使いやユーチューブでは絶対聞き取れることのできない声の柔らかなゆらぎがしっかりと聞き取れる。けれどだ。やっぱりなにか物足りない。

 とはいっても、CDの音質が飛躍的にすぱらしいのは疑う余地はない。ただし、アナログのもつ不思議な「人」を感じさせるものとはどこかずれているみたいだ。今のところ、よくわからない。
 アナログプレーヤーでも、今は一台300万もする機械もある。パワーアンプも一台300万・・・これは2台必要だ。それにプリアンプも同額、SACDも百万円。スピーカーもトホホの世界だ。しかし、それらをすべて揃えたとしても、オーディオ趣味の人の言う原音再生はまだ遠い。

 原音再生は求めるべきではないと思う。自分のもっている音楽の世界。しいては、あなたの世界観、人生観の一断面が音の世界なのだから。あなたの求めている世界を音楽の側面で追求するのはいいのでは。

 山もまたしかり。
 それにしても、近眼と老眼のせいで、シェルのカートリッジ・針交換もままならぬ。

振り返りみて

2010年05月04日 | つれづれなるままに・・・
 3月はまったく山へは行かなかった。その間何をしていたかというと・・・。

ぼくの古いオーディオの機械を触っていた。ほとんどが30年前のしろもの。パワーアンプのデンオン(今はデノン)のPOA-3000やら真空管のプリメインのラックスのSQ38FD2のトラブル。てっきり、タンノイのアーデンとビクターのSX3のふたつのスピーカーの問題かと思っていたら、実はそうではなかった。

 おまけにマイクロのDD-8のアームにも異常がきているようだ。一度アームを分解してみなければならない。
 しかし、今回、縁あって我が家にきたマイクロのベルトドライブプレーヤーは、そのうちの一つは重さが30kgをこすもの。重いんだわ・・・。
 しかし、そこから聞こえてくる音楽は、少なくともCDよりはすばらしい。
CDの見せ掛けの澄んだ音にだまされてはいけない。うすっぺらな響きしかしないのだ。
 とはいえ、ぼくのプレーヤーのカートリッジはMM。やはりMCがいい。そして、パワーアンプを修理して、交響曲をタンノイで聴きたいのだ。
 そして、そののち、以前捨ててしまったスイス~ドイツ製のルボックスの2トラ38のオープンリールを手に入れて、あの柔らかな響きを耳にしたい。
 銀色に光る2個のリールを捨てなくて本当によかった。

群別岳

2010年05月02日 | 山歩き~
 1日~2日と群別岳に登ってきた。今年は雪が多く林道がほとんどあいていないため、テント装備での長い歩きはそれなりに堪えた。
 今日は天気がよく、あの鋭角的な山がはるか彼方にそびえたっていた。
雪はまだ硬いものの、アイゼンをつけるまでもなく山頂まで行ってきた。帰りは雪がかなり腐ってきており、なかなかにしんどかった。
 それにしても、12時過ぎに中年以上のおじさん、おばさんたちが大挙して上ってきた。それから登れば、山頂には3時ころ、そして下山となれば途中からヘッドライトの世界だ。その後どうなったのだろうか?
 また、そんな雪のうえをアイゼンを装着している人もいた。どちらも僕には信じられない行動だ。
 いくらめったにない素晴らしい天気であっても、一歩間違えれば遭難に直結する山だ。麓は春でも、日中は温かくても日が沈んでしまえば氷点下まで下がるところで、雪も硬くなる。また、アイゼンはそういう条件で使うのが正しいわけで、日中の腐れ雪がアイゼンについて雪団子となり滑落の要因になってしまう。