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いま、そのとき、かんがえつつあること。

映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』

2007-02-10 | 映画
『ダンサー・イン・ザ・ダーク』へー。こういう映画だったのか。べつに感動はない。衝撃もない。淡々とみた。←ふつーは ないたり、ひいたり、へこんだりするらしい。

主人公は こどもかと おもってた。ビョークって だれですか。名前しか しらないお。

「チェコスロバキア」からのアメリカ移民のセルマの かなしい おはなし。1960年代が舞台ということらしい。

こんなところで星条旗をうつしだすのね(笑)とか、監督はミュージカルすきじゃないんだろうなあなどと おもいながら みてた。ドキュメンタリー風の撮影のしかたは きらいじゃない。手ぶれの感じね。ビョークというひとの歌には あんまり感じるものはなかった。最後のは でも すてきでしたね。

主人公は かたくなで頭も わるく、仕事も あそび半分。ミュージカルと妄想がすき。目がほとんど みえていなくて、やがて失明する。遺伝性のものだから息子だけは手術して なおしてあげたいのだと。

そういう主人公の ありさまや いきかたよりも「アメリカってこういう社会でしょ」と、さめた視点で描写されている。最後にカーテンが しめられるところや画面に表示される意味深な文字が印象的。この映画自体は そんなに すきではないが、この監督は おもしろいひとだと おもう。もっと じっくり みてたら、衝撃で ことばをうしなってたのかも。そんなもんですよ。

ウェブで いろんなひとの感想をみてみると障害者と移民をばかにした映画というひとがいた。監督は飛行機のるのが こわいのでアメリカにいったことないデンマークのひとですってよ。わたしが こないだ みた『ドッグヴィル』という映画もつくってる。「ドグマ95」って おもしろいわね。イ・ジョンジェおにいさんの でてる『インタビュー』もこの「ドグマ95」に のっとって とられた映画なのねえ。

4 コメント

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Unknown (kadoja)
2007-02-10 21:40:56
 わたしのかんそーわ、「なんじゃこりゃー」でした。なにがいーたいんじゃ、あんたわ、と。
「障害者と移民をばかにした映画」というのわ、なかなか てきせつな ひょーかでわないかと。
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なんじゃこりゃー効果 (ひつじ)
2007-02-11 00:14:30
とゆーのもあると おもうのですよ。わけわからないほうが余韻をのこすので。

ミュージカルに愛着があるように おもえなかったと おなじで、主人公に おもいいれがあるようには みえませんでした。

「ミュージカルには かなしい事件はでてこない」(そんなセリフがあった)ってのをひっくりかえしてるわけですね。まーとにかく、この映画はもういっぺん みたい気にはならないけど、この監督の映画はもーちょい みてみたいというのが わたしの感想かな。
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ビョークは大好き (ナッティー)
2007-02-13 13:04:43
アイルランドのシャウト系ミュージシャンだよ★
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アイルランドなのかあ (ひつじ)
2007-02-13 21:57:34
ビョークっていう名前は よく きくのよねえ。この映画をみただけではファンにはなりませんでした。今度、どこかで試聴してみるー。

ところで、あらためて感想をかくとですね。主人公にたいして、なんでおまえは そんなことをするんだ、そんなことをいうんだ?と気になってしまい、あげくには、主人公の行動次第では あんな結末をむかえなかったのに…と感じてしまうなら、それはアメリカ的発想にそまってしまっているのだということ。そういうことなんだと おもいあたりました。

だって社会のシステム、状勢があのような結果をうんだのであって、主人公のせいではない。主人公は わるくない。愚鈍ではあるけれども、だからといって、あのような処置をうけなくてはならないわけではけっしてない。

観客は、ためされているのではないだろうか。

…という見方もできるなあと。
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