最近マンネリ化してる気がしないでもない(笑)。ま、いいけど。
旭川ぞいのサクラを見物して本屋にいく。新書4冊と◆水町俊郎(みずまち・としろう)/伊藤伸二(いとう・しんじ)『治すことにこだわらない、吃音とのつき合い方』ナカニシヤ出版をかってきた。つきあうという思想は いろいろなところで提唱されている。◆石川憲彦(いしかわ・のりひこ)さんの『子育ての社会学』(朝日文庫)だと、「アトピーにつき合う」なんかが ある(130-137ページ)。
ひさびさに とあるメーリングリストをみると、男女平等について議論になってた。「女性は差別だ、権利だと主張ばかりしているけど…」という ありがちな話。「冷静に論じてほしいものです」、「きちんとした女性はどう考えているのか。それが知りたいものです」などのモンクが不愉快だ。自分は冷静で「きちんとしている」という前提が はっきりでてるものね。こういう人と(メーリングリストで)どう つきあうのか? これも だいじな問題だ。反論してた人は うならせる文章をかいていた。尊敬します。
さて、新書のほうは、◆森達也『こころをさなき世界のために-親鸞から学ぶ〈地球幼年期〉のメソッド』洋泉社。また でてるし。副題が へんだなぁ。本題も「こころ/を/さなき」かと おもって、「さなき」って どういう意味なんだーって おもってしまった。やめてくださいよ、こういうの。「こころ おさなき」、つまりは「こころの おさない」ということらしい。森さんも意識的にかマンネリ化しつつあるけど、まぁ それでも「賞味期限」は すぎてない。
◆姜尚中(かん・さんじゅん)/テッサ・モーリス-スズキ『デモクラシーの冒険』(集英社新書)。「世論をめぐるおしゃべり」が おもしろそう(107-118)。
◆廣野由美子(ひろの・ゆみこ)『批評理論入門-『フランケンシュタイン』解剖講義』(中公新書)。『フランケンシュタイン』という小説に興味あるもので。ベジタリアン系の本をよんだ人なら しってるように、あの「なまえなき怪物」は肉をたべなかったそうで。キャロル・J・アダムズ『肉食という性の政治学』(新宿書房)なんか、韓国では『フランケンシュタインは肉をたべなかった-フェミニズム菜食主義批判理論と性の政治』って題で でてる。って、「フランケンシュタイン」は博士の なまえなんだけど…。この新書よむまえに メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』をよんでおこうかな。そういえば、こないだ◆蒲原聖可(かもはら・せいか)『ベジタリアンの医学』(平凡社新書)も かったところ。
◆武田双雲(たけだ・そううん)『「書」を書く愉しみ』(光文社新書)。石川九楊(いしかわ・きゅうよう)氏の本かと おもったら、ちがいました。これは研究用に かったもの。わりかし いいことが かいてある。そのうち どこかで批判的に引用しよう。
このまえ かった本は、◆『ユリイカ 特集 ブログ作法』、◆太田好信(おおた・よしのぶ)/浜本満(はまもと・みつる)『メイキング文化人類学』、オ・ヨンホ『オーマイニュースの挑戦-韓国「インターネット新聞」事始め』、◆村上宣寛(むらかみ・よしひろ)『「心理テスト」はウソでした』。
こんなん かくのも けっこう しんどいな(笑)。しんどさに つきあうのも これよしとしましょう。…って、やせがまんなら いやだな。
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