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いま、そのとき、かんがえつつあること。

映画『トンマッコルにようこそ』

2007-05-17 | 映画
するすると なけてしまって、いけませんね。

朝鮮戦争の さなかに、北の兵士3人と南の兵士ふたり、連合軍のアメリカ兵ひとりが幻想的な村に たどりつき、みんな仲よくなりました。けど、連合軍が せめてくるもんだから、村が爆撃されないように南北の「連合軍」で たたかいました、というはなし。

音楽が久石譲(ひさいし・じょう)で、村の えがきかたが宮崎駿(みやざき・はやお)チックなので、宮崎アニメの実写版みたいな おもむき。音楽は、最初のへんは よかったのだけど、だんだん わずらわしく感じた。うるさいんですよ(笑)。音量の問題じゃなくてね。映画音楽は ひかえめなのが すきだわ。久石譲は、『キッズ・リターン』とか よかったけれども。

ポップコーンの雪のシーン、でっかいイノシシに おそわれて、みんなで撃退するシーンとか、おまつりさわぎのところなど、いろんなところで ないてしまった。

おまつりさわぎをみて、アメリカ人は「みんなたのしそうだね。これが人生ってもんよね」と つぶやく。村長が、村を平和におさめるのは たらふく くわせることだという。なんてことないんだが、なかなか いいわ。

民間人をころすのも いとわないという戦争の状況と、どこにも ありえない理想郷の村の対比。現実と幻想をてらしあわせることで、映画は観客に うったえかける。

戦争と平和をえがいた映画ではあるけれども、異文化の であいをテーマにしているとも いえる。

イメージとしての「アカ」って、いったい なんだったのかということをといなおすには よわい。けれどもまあ、これはこれで いいのかもね。映像が うつくしすぎて、『ラスト・サムライ』をおもいだしてしまったけれども。いちお撮影場所はカンウォンドだったそうだ。あんな きれいなところがあるのねえ。

音楽は、ユジョンゴバンドにすれば よかったのじゃないかと、いまユジョンゴをききながら、これまた ありえないことをかんがえる。

1 コメント

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Unknown (Unknown)
2007-05-26 22:27:24
戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。

ここが考えるスタートだと思う。
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