ウスメバル
- Sebastes thompsoni (Jordan and Hubbs,1925) -
今日のお魚はウスメバル。
クロメバルと並んで流通量がとても多い種類で、魚屋さんなどの常連ですね。
普通、魚屋さんでメバルというとこの二種類が殆どです。
ウスメバルは、赤っぽい事から、赤メバルという名前で売られてる事が多いです。
でも、学名アカメバルという別の種類もいるので、とても紛らわしいです。
クロメバルとウスメバルは、基本的な味覚は良く似ているものの、
食べ比べて見ると、かなり違いは感じられます。
どちらが美味しいとかいうのでなく、好みの問題で選べば良いのですけどね。
一般的には、クロメバルの方を評価する人の方が、やや多い感じでしょうか。
クロメバルの事を、本メバルと呼ぶ事も多いので、
クロメバルの方が正統で、本物みたいなイメージが定着しているからかもしれないですね。
メバルと言えば、何と言っても煮付けが定番なんだけど、今回は、その煮付けをパスして違う料理にしてみました。
メバルは春告魚と呼ばれるように、雪解けと共に春先に漁獲量が多く、春のお魚というイメージが強いです。
でも、わたしは、厳冬期2月、3月のメバルが一番美味しいと、何時も感じているんですよ。
春になると、子魚を育てるメバルのお腹が大きく膨れて来ます。
その頃は、いかにも身がパンパンに張っている様にみえるけど、小魚に栄養を奪われていて身の旨味が減少気味。
そして卵じゃなくて小魚を出産するメバルの羊水(?)って、少し生臭いんですよね。
それなので、出産間際のメバルの魚肉には若干その臭みが乗り気味なのが残念なの。
ウスメバルの醤油煮
今回は、たっぷりと野菜を使って醤油煮にしてみたの。
魚肉は、皮を剥き、野菜に合わせて、ごろごろした感じで切り分けてます。
使用したのは、生姜、大蒜、深谷葱、大根、人参、じゃが芋、玉葱、蒟蒻、薩摩揚げ。
この三倍くらいの量を造って、一旦お皿に盛りつけたのですが、
余りにも量が多くて、山盛りになってしまい、恰好悪いので、少量盛り付けに切り替えました。
何も、作ったものを全て盛らなくてもよいですよね。(笑)
このくらいの量の盛り付けの方が、写真的に見映えが良いでしょう ? (^。^)
魚肉が「弾ける」という表現を良く使いますよね。
メバルの魚肉は、加熱すると、まさにこの「弾ける」ていう感じなの。
プルプルしてて、食感も最高です。
もちろん、旨味もたっぷり、とても美味しいわ !
メバルの煮物を味わうと、何時も幸せな気分に浸れます。
わたしはメバルが大好きなの。。
ウスメバルの天麩羅。
もちろん、メバルは煮ても、焼いても、汁物も、お刺身も、どんな料理もイケるオールラウンダー。
こんな天麩羅も、とても美味しいですね。
何しろ、プリプリで、しっとり潤んだ様な魚肉が素敵です。
サクっと揚げた天麩羅を、葱+ポン酢で頂きました。
美味しかったわ~。
頬っぺを落っことさないように、押さえながら食べましたとさ。(笑)
ウスメバルの兜と粗の味噌汁
残った兜と粗は、味噌汁に。
メバルの大きな兜は、旨味がたっぷり詰まった宝物。
これほど素晴らしい出汁が出るお魚は、そうはありません。
味噌は味覚的にかなり強いけど、メバルの出汁はそれに負けない濃厚さと個性を持ってるわ。
今日は、なめこの味噌汁にしたの。
美味しかったなぁ。。
ウスメバル、一尾を完食 !
近いうちに、また入手して味わうつもりです。
次は、定番中の定番、煮付けと、お刺身で味わうつもりです。
楽しみだわ !
■ 2013年にブログアップしたお魚介類、20種類目。
2013-020 ウスメバル
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