5月にPTCD入れてから初めてのCT撮影をしました。
今回は、ダイナミックCTではなく、通常の造影CTです。
かーっとなる事は無かったのですが、いつまでも、もわーっとした感じが残り、ダイナミックCTの方が切れが良いかもしれません。
この写真は、PTCD入れたときに胆管内に造影剤を入れて前方単純X線写真を撮影したものです。
皮膚から拡張した胆管に造影剤が入っているのがわかります。
次の写真はCTですが、左側の大きな写真が横断像でCT野オリジナルの画像です。皮膚のPTCD挿入部のスライスです。
矢印に沿ってPTCDチューブが挿入されています。茶色い線で囲まれているのが肝臓です。
右側の2段になっている写真は、横断像を積み重ねて前から見たような写真にしている冠状断像です。
皮膚からERCPで挿入したステントの方向に、曲がりながら白いPTCDチューブが入っているのが確認できます。
次の写真はやはり冠状断像ですが、左がPTCD前で右が後です。
黒く拡張して棒状に写っている胆管が確認できますが、左のPTCD後の写真では、改善しているのが確認できます。
次の写真も同様になっています。
採血も行いましたが、胆管系の酵素であるγGTPやALPがずっと低下し、ほとんど正常値に下がっていました。炎症反応(CRP)も、ほとんど正常値に改善し、発熱も認めないようになりました。PTCDチューブさまさまです。
後は、PTCDチューブの先端部の胆管とERCPで挿入した胆管チューブがうまく合流し、腸管内に胆汁が流れれば、PTCDチューブの抜去が可能となります。今回の外来でも、「早く抜きたいですか?」と尋ねられたので、「入れたままでの生活が、なれてきていますので、十分な治療法が固まってからでお願いします。」と返答しました。
飯は食えるし、シャワーも浴びれる、便は通常に出るし、あまり困っていません。
でも、健康な人が見ると、移植後に免疫抑制剤を飲みながら、胆管ステントとPTCDチューブが入っている人なんて、重病人に見えるのでしょうね?
当の本人は、普通に生活していますのでご心配なく・・・
余計なことですが、24時間テレビってハンデを持った人を応援してくれるのは良いのですが、健康な人が無理矢理 援助している感が強すぎて、見ているといらいらしてきて、チャンネルを変えてしまう自分がいます。
今年はその裏番組のNHKで「バリバラ」という障害者の番組をやっていたので、見てみたら、すごく面白い番組でした。いろいろ意見を書くと問題となりますので、あえて書きませんが、障害者も病気を持っている人も同じ人間で、身体的な不自由はありますが、決して恵まれていないわけではないので、一緒に違和感なく生活できるような社会になるといいなって、思います。結構普通に生活していますよ。
皆さんも一度「バリバラ」見てみてください。面白いです。特にカッパの芸人さん最高です。
今回は、ダイナミックCTではなく、通常の造影CTです。
かーっとなる事は無かったのですが、いつまでも、もわーっとした感じが残り、ダイナミックCTの方が切れが良いかもしれません。
この写真は、PTCD入れたときに胆管内に造影剤を入れて前方単純X線写真を撮影したものです。
皮膚から拡張した胆管に造影剤が入っているのがわかります。
次の写真はCTですが、左側の大きな写真が横断像でCT野オリジナルの画像です。皮膚のPTCD挿入部のスライスです。
矢印に沿ってPTCDチューブが挿入されています。茶色い線で囲まれているのが肝臓です。
右側の2段になっている写真は、横断像を積み重ねて前から見たような写真にしている冠状断像です。
皮膚からERCPで挿入したステントの方向に、曲がりながら白いPTCDチューブが入っているのが確認できます。
次の写真はやはり冠状断像ですが、左がPTCD前で右が後です。
黒く拡張して棒状に写っている胆管が確認できますが、左のPTCD後の写真では、改善しているのが確認できます。
次の写真も同様になっています。
採血も行いましたが、胆管系の酵素であるγGTPやALPがずっと低下し、ほとんど正常値に下がっていました。炎症反応(CRP)も、ほとんど正常値に改善し、発熱も認めないようになりました。PTCDチューブさまさまです。
後は、PTCDチューブの先端部の胆管とERCPで挿入した胆管チューブがうまく合流し、腸管内に胆汁が流れれば、PTCDチューブの抜去が可能となります。今回の外来でも、「早く抜きたいですか?」と尋ねられたので、「入れたままでの生活が、なれてきていますので、十分な治療法が固まってからでお願いします。」と返答しました。
飯は食えるし、シャワーも浴びれる、便は通常に出るし、あまり困っていません。
でも、健康な人が見ると、移植後に免疫抑制剤を飲みながら、胆管ステントとPTCDチューブが入っている人なんて、重病人に見えるのでしょうね?
当の本人は、普通に生活していますのでご心配なく・・・
余計なことですが、24時間テレビってハンデを持った人を応援してくれるのは良いのですが、健康な人が無理矢理 援助している感が強すぎて、見ているといらいらしてきて、チャンネルを変えてしまう自分がいます。
今年はその裏番組のNHKで「バリバラ」という障害者の番組をやっていたので、見てみたら、すごく面白い番組でした。いろいろ意見を書くと問題となりますので、あえて書きませんが、障害者も病気を持っている人も同じ人間で、身体的な不自由はありますが、決して恵まれていないわけではないので、一緒に違和感なく生活できるような社会になるといいなって、思います。結構普通に生活していますよ。
皆さんも一度「バリバラ」見てみてください。面白いです。特にカッパの芸人さん最高です。
PTCDの経過良好で、胆管や血液検査の結果も改善、良かったですね!!(^-^)
じっくりゆっくりでも胆管の合流からの胆汁の腸管への流れに期待ですね!
私の方は7月にステント交換以来、年内の交換は無く、年が明けてから次回はメタリックステントに交換となりそうです。
何か良いメタリックステントが出たのでどうか?という事みたいです。
『バリバラ』観たことあります〜。
また観てみます!
おかげさまで、落ち着きました。
私はメタリックステントは入れたことがないのですが、違和感強いのでしょうか?
プラスチックステントより固いイメージがああありますが・・
入れ比べてみないとわからないですよね・・・
よいメタリックステントに期待ですね!
メタリックステントは違和感ありますね〜。
圧迫感というか…。
やはり拡張するタイプなので、僕の場合は変形して閉塞していた所に留置したので、初めての時は特にですが、凄く圧迫する様な違和感と痛みがしばらくの間続きました(^^;)
後、膵管と合流する辺りまで影響があるのか、アミラーゼの数値が上昇して一時的に膵炎の症状が出た事も2度程ありました。
最近では胆管も慣れたのか膵炎はありませんが、違和感は多少ありますね。
そのへんが次回のメタリックステントへの交換では少し心配ではあります!
メタリックステントに使用されている金属は、形状記憶合金で48時間ぐらいかけて、元の形状に変わるようです。
膵炎は、ERCPを行うとやっぱり起きますので、胆道系の治療をした後は、1日絶食で、アミラーゼの値を確認してから食事が始まります。
膵炎怖いので、最初のうちはびびっていましたが、最近なれてきて、いつもの事と思ってしまう自分が怖いです・・・
大変ご無沙汰しています。
ここ最近、記事アップばかりで皆さんのブログにコメントできないまま過ごしておりました。
でもずっと読ませていただいてましたよ。
特にステントとPTCDについては、きっと近い将来やらなければならないことだと感じていまして、とても参考にさせてもらってます。
やっぱり予備知識として持っていた方が良いに違いないですもんね。
移植から再手術後まで、ずっとチューブが入った生活をしていたけれども、チューブを入れる時も入れてからも、痛みの印象が強すぎて、悪いイメージばかりなのですが、おかげさまで少しだけ払拭できたかなと思います。
温泉話し、そういう意味で爽快でした。
やはり考え方、やり方一つなのだな、と。
24時間テレビ・・・
さすがに少し食傷気味ですね。
ある部分では貢献も大きいとは思うのですが、でもやはり裏には視聴率とかTV業界のなんたら、とか見え隠れして素直に見られなくなってきました。
賛否両論はあるのでしょうけど。
賛否両論、といえば、今年、障害年金について色々調べたり実際申請したりしたのですが、内蔵系の病気に対しては、基準も考え方も厳しいですね。
外見上は殆ど、いわゆる健常者とは変わらないから、というわけではないのでしょうが。
反省を繰り返しながらやっています。
外見上と考えてみても、ひささんの温泉話し、たくましいです。
お互い、まだまだ仕事に遊びに頑張らなければならない歳、状況だと思います。
毎日頑張って、精一杯過ごしていきましょうね。
わたしこそ、ご無沙汰しておりました。
障害年金関連の記事は時々のぞかせていただいていました。
移植後すぐは、PTCDやらステントやら、大変な事はあるようですが、移植後安定してからは、少ないのではないでしょうか?
私のケースは、少し特殊かもしれません。移植後直後に胆汁漏があり、それが治まってから拡張した胆管が出てきていました。よく考えれば5年間も、この状態でいれたことが良かったと考えています。
逆に考えれば、管だらけで苦しいとなりますが、私は前者です。
かんぞうさんの移植がらみの記事では、いろいろ痛みとの戦いも有ったようですので、いやなイメージがあるのでしょうか?私は、肝生検のほうが憂鬱です(笑)。
あれだけいやがっていたERCPも、10回以上受けると麻痺してきて、なんとも思わなくなりました(苦笑)。
障害年金は、現状働けていないという事実がないと難しいかもしれませんね。
もう少し、人生楽しみたいと思っていますので、かんぞうさんも楽しんでください。
今回のPTCDの写真、興味深く拝見しました。
画像見てもよく分からないのですが、ひさ先生の解説入りだったので、結構分かってなるほど、と思いました。
画像ではチューブやステントは真っ白く見えるんですね。
拡張した胆管は黒く写るんですね。
貴重なお写真見せてくださってありがとうございます。
PTCD、抜けそうなんですね!
良かったです(*≧∀≦*)
ところで、ちょっと関係無い話なんですけど、あの、素人ならではの素朴な疑問があるのですが…。
PTCDで肝臓を貫いて直接皮膚の方まで孔があきますよね。
先日亡くなった父は腹水がかなり溜まっていたのですが、腹水のようなものは一切孔から漏れて来なかったのが不思議です。
なんというか、孔をつたっていくらでも漏れてきそうな気もするのですが…。
それから。
腹水ですが、一度抜いたのですが(抜いて濾過してまた戻しました)、その抜いた水が静脈血のような色をしていてまるっきり血のようでした。
5リットルほど抜きました。
腹水にかなり血が混じるというのは、やはり、内臓が腫瘍で破れたりして出血していたからなのでしょうか。
あまりにも黒い血の色だったので、正直ぎょっとしました。
落ち着いたでしょうか?
CTでは、人工的な中ー部などは、X線で見えないと位置の調整ができないので、わざと白く写るように混ぜ物をしています。
黒く写るのは、脂肪ですので皮下脂肪。内臓脂肪は黒くなります。私も、皮下脂肪がしっかり写っています(汗)。
胆汁は脂肪成分を多く含んでいるので、CTでは拡張すると黒目に写りますので、わかりやすいです。
余計な情報ですが、脂肪肝になると、白い肝臓が黒めに写ってきてわかります。
PTCDチューブは、まだしばらく抜けないので、もう少しおともします。
PTCDのチューブは、皮膚から皮下の脂肪・筋肉とおなか側の腹膜を通って、腹水のたまる腹腔という部屋を通過します。この腹腔という部屋は、内臓が入っている部屋で大きな空間です。
腹腔を通ったあと肝臓の表面の皮膜を通過し、肝臓の実質を経て、胆管内に至ります。最初に指すときに、痛みが強いのは、中ー部の隙間から胆汁が腹腔に漏れ出て胆汁性の腹膜炎を起こすためです。
チューブを入れて間もない頃は、腹水のたまる腹腔の中をチューブが通っているので、腹水が多くなりパンパンになると、その穴から漏れてきます。しかし、チューブを入れて1ヶ月程度経過すると、瘻孔化といい、チューブが通っているトンネルが癒着し、1つの道になって、腹水が入ってこれなくなります。この瘻孔化ができると、胆汁も腹腔内に漏れなくなるので、痛みも良くなるようです。
私もそうなっていると思います。
腹水のたまる原因はいろいろあるのですが、悪性腫瘍に限って考えてみると、残念ながらがん細胞が、腹腔内にこぼれ落ちて、がん性腹膜炎という状態でたまることが多いと思います。腹膜に異常が起きて血管から液体成分だけが漏れ出てくるうちは、黄色でさらっとした液なのですが、何度か抜いたり、がん細胞が増えてくると赤血球などが混ざってきますので、淡いピンク色から、最後にはほとんど血液になっていきます。
おそらく、がん性腹膜炎の状態となり、進行に伴い赤くなってきたのではないかと考えます。腫瘍が破れて出血するのは、腫瘍破裂になるので、急に血圧が下がって急変することが多いと思います。肝臓がんなどでは、よく経験します。
5リットルは多いと考えると思いますが、10Lぐらいまではたまることがありますので、びっくりされるかもしれません。結構人間の体の空間に水がたまると、L単位で水がたまります。
よしのさまもご自愛ください。
私はさくさく行動ができなかったので、自分は障碍者だと考えてましたよ。チューブはいやですよ。
24時間テレビ、どこか胡散臭いですよね。
バリバラをはじめて見たときは、少し驚きました。時々見ますがいい番組ですよね。
これから寒くなります。体を冷やさないようにお願いします。
こちらはすっかり寒くなり、紅葉も始まってきています。
そうですね、チューブは日常ではないですよね!
でもつけている人にとっては、日常なのでトライしてみます。
無理はしません。
いつか抜ける日を夢見ています。