生体肝移植が選択できた幸福

B型慢性肝炎から肝硬変・肝臓癌となり生体肝移植を受けることとなった医師によるブログ

体の調子

2011-04-09 08:18:57 | 退院後
震災から1ヶ月が経過しました。



地震・津波・放射線同位元素による汚染・・・・・・



突然おそってきました。



この1ヶ月、救急医の先生と応援大学の先生とともに昼夜を問わず、休みなしで突っ走ってきました。

短期間の勝負と信じて、走ってきましたが原発がこの状態ですので、いつまでこの環境を維持できるか不安です。


ところで

1昨日、外来受診があったので採血をしてきました。
2ヶ月ぶりの採血であり、自分の限界を超えた仕事量でしたので、何らかの変化があるものと心配していました。


なんと、


今までと大きな変化を認めませんでした・・・。

意外といけるものなのだと、感心しました。もしくは、兄からいただいた肝臓が、超高性能であったようです。感謝感謝。



当大学では、院内処方がまだ1週間までとなっているので、院外処方に変更してもらいました。

免疫抑制剤など内服している患者さんにとって、震災は薬の入手ができなくなってしまうのではないかと不安になります。私は、病院勤務であるため、毎週でも可能ですが、一般の患者さんには非常に困難なことにあると思います。薬局も、以前の処方内容がわかれば処方箋が無くても、一時的に出してくれる処置をとっていましたが、診察がないと不安かもしれません。


まだまだ、続きますが、原発近くでがんばっている人が1000人単位で残っているので、その方たちの安心のため、けがの時に受け入れる準備を続けて行きたいと思います。