【=20 うち今年の試写会2】 コートはとっくに脱いだし、さらにそろそろ夏のスーツにしちゃおうかと迷うくらいに暖かい日が続いていたのに、今日は寒いやん!
血迷って冬のスーツをクリーニング屋に出してしまわなくてよかったよ~(((p(>◇<)q))) サムイー!!
18歳のジャックは、ある修道士から不思議な豆を手に入れる。嵐となったその夜、ジャックの家に道に迷った国王の娘・イザベラ姫が訪ねてきた。その時、ジャックが床下に落とした豆から芽が出て、天空に向かって巨大な豆の木が飛び出した。ジャックは落下するが、姫は家ごと天空に連れ去られてしまう。翌日、国王の命令のもと、衛兵たちとともにジャックは姫を救いに天空を目指す。豆の木の先には、伝説だと思われていた巨人の国があった…。
1700年代初頭の民話「ジャック・ザ・ジャイアント・キラー」と童話「ジャックと豆の木」を基にしたアドベンチャー映画、さほど期待もしていなかったけど、暇な時間と上映時間がピッタリ合ったので鑑賞したが、むちゃくちゃ面白かった~!
物語はあくまでも童話、お話しに深みがあるとかないとかそんな問題では無いのだけど、でも、ほんとによく出来ていたのだ!
ジャックと豆の木のお話しは克明に覚えている、子供の頃に何度も何度も読んだ。
しかしこの映画のベースとしてのお話し(伝説として扱われている)は、自分の知っているジャックと豆の木のお話しでは無いようだ。
しかしそっちのお話しにはイギリス的なリアリティが妙にあって、そこからこのお話しが拡がっていく。
どんでん返しの応酬!
次から次へと「うわ!」があって、「おーっ!」があって、ギリギリに説得力を持って、巧みに次の展開への期待を持たせて、ドキドキ感満載、幸せ感満載。
悪者である巨人たちも愛嬌があって体温があって、「伝説」としての諸条件もきっちりと満たしている。
ほんとうによく出来ていたのだ、親子で是非見て欲しいと心から思うのだ。
イザベラ姫役のエレノア・トムリンソン、派手さはなくお色気も控えめ、お転婆姫としてアクションで活躍するのと思いきやそれもほどほど、とはいえ身分を越えた恋物語の部分をきわめて適切に支えていた。
魔法の冠に、たちまち「ははぁm(__)m」とひざまずく様が、なんか水戸黄門の印籠のように見えてちょっと笑ける。
姫とジャックの出会いと物語のクライマックス、オープニングとエピローグのシークエンスが上手く繋がっていて、なんかスッキリにこにこと最後まで楽しめた映画だったな。