ビタミンおっちゃんの歴史さくらブログ

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◎「幸福論(第2部)」より 1

2014-06-18 23:00:23 | 歴史 本
「幸福論(第2部)」より 1

「幸福論(第2部)」(ヒルティ 岩波文庫)より少し抜き書き 1

・ひとのために何かしてやりたいと望む者だけが、恐怖をも、また過度の愛情をもいだくことなく、あるがままの人間を真に知ることができる

・人間についての完全無欠な知識を期待してはならない
 自分自身を決して知らないか、あるいは、せいぜい晩年になっていくらかわかるに過ぎず、しかも他人とまったく同じな個人は1人もないのが普通だからである

・子供たちが両親よりも祖父母の方になつくことが多いのは、祖父母の愛情の方が無私だと感じるからである

・ある人を本当に知るには、その人が働いているとき、すなわち、男子ならばその職業で、女性ならば家事で働いているときが1番よい
 また、男女ともその人柄が最もよくわかるのは、彼らが困難や心配事におちいっている場合であり、逆に最もその人がわかりにくいのは、社交場、特に温泉地や夏の避暑地などである。そういう場所での知り合いは、あとで間違いだったとわかることが多い

最も容易に人間を見わけるには、その人が生涯の努力の真の目標と考えているものを知ればよい

・人間を知るには、苦難というものが必要である

・人間の最も悪い性質はうまれつきの不誠実である

・心の底から卑しい人間の明らかな特徴は、忘恩である

・あなたはあるがままの自分をあからさまに示すがよい

・子供や動物から好かれないような人は信用できない

・1度も大きな苦痛や、自我の大敗北を経験せず、うち砕かれたことのない人は、なんの役にも立たない

・結婚生活7年にして、その時なおその労に値いすると思われるならば、結婚式を厳かに行なうべきだ