参加者=茶目猫・逐電・山八訪・良流娯・多摩のO脚・紅蓮・晩菊・長者巻・永井人生
発句........新聞紙はみだす葱の一抱へ 茶目猫
脇句........待ってましたと寺は寄せ鍋 逐電
3..........権禰宜の掃く玉砂利に塵もなく 山八訪
4...........ボール追いかけ小川飛び越え 良流娯
5(月)..国防も原子力も後の月 多摩のO脚
6............夜寒に祈る世界の平和 紅蓮
(初折裏)
7............秋深し争い事は絶え間無く 晩菊
8............耐第8波とろろそば喰う 長者巻
9............もしもしのトーンで全て分かる君 永井人生
10........... 駒音交わす新古の鬼才 山
11...........宴席でいやさかの後なにわ節 逐
12...........村人こぞり豊年祭り 茶
13(月)..どんどどん月出ずるまで太鼓なる 紅
14...........花野にひびく子らの甲声 O
15..........置き去りの青い水筒雨に濡れ 良
16..........錆びてゆけども今が青春 永
17(花)..山桜散り際も又潔し 晩
18..........蜂の巣に吠え跳ね飛ぶ子犬 長
(名残折表)
19..........剪定の庭師が空を切り揃へ 茶
20..........そらみたことか春の泥ふむ 逐
21..........冷戦の終結の島波静か 山
22..........暗黒の夜の満天の星 良
23..........画布に見ゆ塗り重ねたるその一世(ひとよ) O
24..........南仏にいきマティスに出会う 紅
25..........長旅の果てに幸有るプレゼント 晩
26..........片恋の熱老いてなお燃ゆ 長
27..........本命が二人のバレンタインデー 永
28..........季節を問わぬ推し活の女子 山
29(月)..四階の母に手を振る月の道 逐
30..........えんま蟋蟀踊り場で鳴き 茶
(名残折裏)
31..........ニワトリの飼料高騰暮れの秋 紅
32..........願い叶わじ力によっては O
33..........混声の歌声響く大ホール 良
34..........客も味方におおシャンゼリゼ 永
35(花)..大通り桜綻びいいことが 長
36..........心も弾み春めく世間 晩
<2022年12月 1日~2023年3月5日>
葱が一抱えも檀家から届けば、寺は和尚さんから小僧まで寄せ鍋を囲む。
玉砂利を敷くのは川に見立てて身を清めるためらしいです。初めて知りました。
1巡目の最後、9句目をお願いします。
絶え間なく繰り返すコロナ対策に
とろろ、納豆、めかぶなど粘々系を食しています。
遅くなりました。
575の長句で、できれば恋のよびだしでつけていただきたいのですが、ネバネバ系から恋にいくのは難しかったら、ふつうに詠んでいただいてかまいません。
忙しい時期ですので、急ぎません。
今後ともよろしくお願い致します。
「もしもしのトーンで全て分かる君」
コロナ下でなかなか会えない恋人同士だが、声を聞けばすぐに心は通じ合う
よろしくお願い致します