Blog・連句の部屋

みんなで楽しく歌仙を巻きましょう♪

せっかち歌仙・その56「風光るの巻」

2024年05月11日 | せっかち歌仙
参加者=良流娯・永井人生・逐電・長者巻・紅蓮・多摩のO脚・山八訪・茶目猫・晩菊



発句........山の声拾ふ補聴器風光る  良流娯     
脇句........母と旅する新入社員  永井人生       
3..........春の泥父に地蛸を供えたく  逐電      
4...........庭越しに聞く団欒の声  長者巻        
5(月)..今はなき故郷しのぶ月清か  紅蓮     
6............身にしむばかり四つ葉マークが  多摩のO脚      
(初折裏)
7............放牧の羊の集ふ秋の暮  山八訪    
8............送りオオカミ途中で撒いて  茶目猫       
9............気がつけば恋の笑顔が待ちかねし  晩菊     
10...........駅ピアノ弾き受ける喝采   逐     
11...........風鈴の流るるようなラブソング  永        
12...........厄年なんぞ気にもせず過ぐ  良    
13(月)..  O  
14...........  紅    
15..........  長   
16..........  晩   
17(花)..  茶 
18..........  山   
(名残折表)
19..........  良   
20..........  永    
21..........  逐   
22..........  長   
23..........  紅    
24..........  O    
25..........  山   
26..........  茶   
27..........  晩   
28..........  逐   
29(月)..  永   
30..........  良    
(名残折裏)
31..........  O    
32..........  紅   
33..........  茶    
34..........  山    
35(花)..  長   
36..........  晩

<2024 年5月11 日~   >


せっかち歌仙・その55の反省会とスタートの会

2024年05月11日 | 会合

昨日は、渋谷のサングリアにて、反省会とつぎの歌仙のスタートの会、さらにおまけで晩菊さんにスマホの使い方の講習をおこなった。

まずせっかち歌仙・その56の発句選びから始まった。

前日までに投票をした結果、以下の3句がそれぞれ3票ずつ集めたので、昨日集まった4人で決選投票をした。

  初夏(はつなつ)の森深く入り巨樹探す    

  山の声拾ふ補聴器風光る

  黄金週間孫といふつむじ風

その結果、一番票を集めたのが、山の声拾ふ補聴器風光る   良流娯

で、今回の歌仙の発句に決まった。

この句に対する意見として、風光るは早春のイメージが強いという意見もあったが、ふだん歌仙は、春、夏、秋、冬と分けて詠んでいるだけなので、そこはいいとした。

ついでにかくと、連句は、季節は進むように詠むらしいですが、それは我々の実力では難しいので、春なら春で、こだわらずに詠んでいる。

 

ということで、次回のせっかち歌仙・その56は「風光るの巻」となった。

そのままあみだくじで順番を決めた。

脇句は 永井人生さん

第三句は  逐電さん

ちなみに、春でスタートするので、春は3句続けることから、第三句までは春で詠んでください。

以下の順番、つぎのブログに載せるので、見ておいてください。

 

その後、ワインを飲みつつ、雑談形式で反省や、あらためて、せっかち歌仙その55「豊の秋の巻」をじっくりと鑑賞した。

自画自賛ではあるが・・みなけっこういい句を詠んでいる、というのが大方の意見であった。

それぞれの句を読んでいいたいことを述べた。

*発句は、そらまで届く、の「そら」をひらがなにしたのがいい。

*16 辰の震撼平らかであれ  長   
 17(花)..生きていることが孝行花見酒  永 

 今年の正月のことが詠まれた16句に、つぎの句はよくついている。

*33 御別れも御迎えもあり春の駅  永 に挙句の

 36 ゆく春ありてくる春のある  山  が似てしまった、というのは山八訪さんの反省。

  でも、挙句はあまり考えずにさっと詠んでいいのでは。というのは私の意見。

大体そんなところでしょうか。

 

昨日は私と晩菊さんが早めにいって、スマホ講習をした。メールとgooブログへのアクセスはできるようになった。(と思う)

コメント欄で句を書くのは、小さい画面なので、ちょっとハードルが高いので、メールで句を受け取ることにした。