チャレンジ

楽しく、自然体で生活しながら、チャレンジし、感じ続ける記録です。

ルールが自由にしてくれる感覚

2006-03-06 23:48:41 | 覚えておきたい考え
 ルールについて考えていました。

 ルールというとどこか堅苦しい印象があり、そして自分自身をしばりつける響きがあって私のあまり好きな言葉ではありませんでした。

 ありませんでした、と過去形にするのは今日ふとしたきっかけでルールは必ずしも人をしばりつけるだけでなく、人を自由にするものではないかと感じたからです。

 実際のところルールの不自由さの中に自由を見つけたのは今日がはじめてではなく以前もみつけたことがありますが、それとは少し次元が違うような気がします。

 以前みつけたものは「ルールそれさえ守っていればいい」という感覚です。私は以前4年半ドイツに住んでいたことがありますが、ドイツはとてもルールの多い国でした。
・夜の10時以降は静かに過ごし、大きな音は決してださない。シャワーも極力控える
・昼も1時から3時くらいまでは静かにすごし、公園で子供を遊ばせない
・外から見える窓にはきれいな飾り付けをする
・ごみは細かい分別をする
・車の暖機運転、エンジンをかけっぱなしはだめ、長い信号ではエンジンをとめる
・日中はライトをつけない、一方霧が出ている時には即座にライトをつけ、霧が晴れれば即座にライトを消す
・雪が降れば、家の前の道路の雪は全て取り除く
・外から見える家の芝生は全てきれいに手入れをする
・外から見えるところに洗濯物をほさない

 これらは一例で、日本の生活に比べれば本当にたくさんのルールがあります。
守らないとどうなるか、確実に注意されます。法にふれるようなことならば密告されます。皆がルールを守っていてお互いに監視をし、ルールを破る人を許しません。日本人でノイローゼになる人もいました。

 私も慣れるまでずいぶん神経がピリピリしていました。でも「ルールそれさえ守っていればいい」わけで、ルールがわかりそれを守っていれば快適な生活が過ごせました。

 ルールがあってもそれを破る人がいる社会では、守っているほうが損をすることもあり、不公平な感覚をもつこともあります。このようなことから、ルールが厳格に守られている社会では、不自由さの中に逆に自由があると感じました。

 前置きが長くなりましたが、今日見つけたルールの中の自由とは、人を自由にするルールがあることに気がついたからです。

 人の行動や思考を自由にする自由があるということです。

 「誰一人として間違っている人はいない」という言葉は、私がコーチングを学んだCTIのルール#1ですが、この言葉はまさに人の行動や思考を自由にするルールだと思います。

 人はともすれば、自分自身の殻に閉じこもり、自分自身に限界線を引いてしまいがちです。そんな時に、このような人の行動や思考を自由にする言葉をルールとして決めて、それを絶対に守るということがとても役に立つような気がしました。

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