関東地方へのオオハクチョウの飛来状況の詳細は把握していませんが、水戸市周辺には毎年600羽を越えるオオハクチョウが飛来するようになりました。最初は茨城県那珂市古徳沼に飛来した2羽のオオハクチョウの餌付けに成功された地区の女性の頑張りに寄ります。その後古徳沼のオオハクチョウは徐々に増加し15年ほど前から周辺の池や溜に分散するようになり、最近は水戸市周辺の池や沼10箇所以上で越冬するようになりました。5年ほど前からこれらに分散しているオオハクチョウのカウントを始てみました。年により飛来状況に若干の差はありますが略600羽が水戸市周辺でのオオハクチョウの越冬数になります。オオハクチョウは水戸市周辺から更に南にも分散が始まって入ることは確認していますがカウントに廻ることはありませんので皆さんからの情報アップが待たれます。
常陸の国古徳沼はオオハクチョウの飛来地として知られています。今年久しぶりに古徳沼を中心とした探鳥会が1月11日(日)日本野鳥の会茨城支部主催によって開催されます。参加希望者は古徳沼駐車場に9時集合です。30年ほど前に古徳沼に始まった関東地方へのオオハクチョウの越冬の復活は定着し、古徳沼から始まった水戸市周辺へのオオハクチョウの分散は昨年600羽を越えました。今年は北海道が暖冬とのことで主な沼などの凍結が遅れ本州への飛来が遅れているようです。古徳沼のオオハクチョウも昨年11月には例年にない早いペースで飛来数が増加しましたが、12月中旬まではペースダウンしていましたが12月下旬から再度飛来が増加しています。水戸市周辺へのオオハクチョウの飛来数は古徳沼の状況をみれば分かります。
ヤツガシラは鳥を見始めてからのあこがれの野鳥ですが今まで逢えませんでした。ここ20年近くの間に那珂市の県民の森、東海村の田圃で観察されたとの情報が入り探しましたが逢えませんでした。昨日12月29日常陸大宮の那珂川の堤防を走行中堤防下の雑木の陰にチラリと憧れのパターンを見つけた。一瞬信じられない程でした。ヤツガシラは大陸で繁殖し日本では春、秋に数少ない旅鳥として観察される野鳥です。とりあえず車内から記録として急いで数カット、車を動かしたら飛ぶのでは思い助手席側の扉から滑り出し、堤防に隠れて移動全体像をようやくデジガンできました。おまけに一瞬ですが冠羽を広げた瞬間も撮影できました。およそ十分で竹やぶを越えて飛び去りました。車内から見つけた時の状況と冠羽を閉じて入るところ、開いたところを添付します。