ひのっき

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川崎直孝「ちおちゃんの通学路」はクスゲラ笑える傑作

2017年10月13日 | 絵日記

 

ちおちゃんの通学路 7 (コミックフラッパー)
川崎直孝
KADOKAWA / メディアファクトリー

川崎直孝先生の「ちおちゃんの通学路」を読みました。

面白かったです。抱腹絶倒でした。

主人公は高校一年生の女の子。

「中の下」くらいのポジションで目立たず静かに暮らすのが一番だと考えています。

通学路でクラス一の人気者に挨拶されれば「こんなスクールカースト最上位者が私に声をかける訳がない…。しかし万一そうだとしたら返さないと無視したことになるし、違うのに返したら恥ずかしくて学校にいられなくなる…。一体どうしたら…!」ぐるぐる追い詰められた挙げ句、転んだふりをしてゴミ捨て場に突っ込む主人公。

はたして主人公は通学路で起こる様々な事件を回避し「中の下」ライフを死守できるのか!…というお話。

普通なら何でもない些細な状況が、主人公のゲーム脳の中では生死を分ける戦場に発展します。無駄に高い運動神経と戦略脳を駆使し、不必要な苦難を次々乗り越えていく主人公の冒険がテンポよく描かれクスゲラ笑いが止まりません。

あー面白かった!日本の漫画の金脈って、本当に尽きないなあ。

笑って笑ってちょっとジンときて心がスッと軽くなる、やっぱり漫画っていいなと思わせてくれる傑作です。