今日は子育て編です
子供の成長は本当に早いものですね
私たち自身も子供時代があったのに、その時の事は忘れ
いつの間にか子供に強制したり制限をかけ、やもすると操り人形のような生活を送らせてしまったりもします
私も4人の子供達を育てる中で、やり過ぎと反省の繰り返しで上手な子育てを出来たのか?
時々自問自答しています
子供の幸せを願い、日々努めているはずなのに
反抗期が訪れ、また思春期にはお手上げ状態になる事も珍しくはありません
しかし、どんな時でも親は親です
子供がどのような状態であっても一番影響力のある存在です
では、子供が反抗期や思春期で親から見て良くない状態になってしまっている時
どのように対処する事が賢明か?
ちょっと例を挙げてみたいと思います
例えばお子さんがある程度自由に行動できる歳になっていたとします
学校で過ごす時間以外にもお友達との行動が増え始め、帰りが遅くなる事もしばしばで
あまり出入りしてほしくない場所に遊びに行くようになっていたと仮定します
皆さんはどう考え行動しますか?
「仲間が良くない」から「そういうお友達とは遊ぶのをやめなさい」と注意しますか?
それとも
「そういう場所に行くのはやめなさい」と注意しますか?
このような場合に親がどのような行動に出るか、どのような態度で接するかで
その後のお子さんの行動は変わってきます
親が与える影響力はこうした場面を含め日常の些細なやり取りの中でも
子供は敏感に感じ取り、その後の行動に影響しているんです
親がして欲しくないと思った行動をなぜ子供がするようになったのか?
と記憶を遡って考えてみると親御さんならなにか思い当たる事があるはずです
いえ、もしかすると親としては気が付かないような些細な事かもしれません
なので、原因が何かが直には判明しない場合もあります
そしてもう一つは「親としてはダメ」なことでも世間一般からしたらそれほど「ダメ」な事ではないかもしれない
ということです
子供に注意をする前に、一度考えてみる必要があります
私たちの子供時代と現代っ子社会では大きな違いがありますよね
トラブルも悩みも異なる
私たちの時代の話を押し付けても逆効果です
「今は常識」に自分が付いて行かれないだけのかもしれない・・・と考える事も時には必要でしょう
先ほどの例にあげた子供の問題行動にどう対処するかは
お子さんの性格や取り巻く環境により変わってきますが、間違いなく言える事は
頭ごなしに否定したり、お友達を遠ざけさせたりしてはいけないということです
頭ごなしに否定して、それで言うことを聞くのであれば、将来自分の意志を持たない「指示待ち」になり
会社や人間関係で頼りにされたり、意欲的に目標に向かう精神がなくなってしまいます
お友達を強制的に遠ざけることで、問題回避能力を削ぐ事になりますし
コミュニケーション能力にも問題が起きます、そしてイジメが起きても困ります
反抗期や思春期の子供には学業という大切な仕事があります
生活のトラブルから学業が疎かになってしまう事は多く、本当にもったいないですね
「若い頃の苦労は買ってでもしろ」と言われた時代もありましたが
今はその逆です
「苦労はしないに超した事はない」
昔は地域の人が皆で子供の成長を見守っていましたが
今は自分の身は自分で守るしかないと言っても過言ではない時代になりました
とても悲しいことですね
私は今小さな学習塾をしていますが、今はいなくなった「地域の見守る目」なのかもしれません
道を外しそうになる子供と対峙しながら、本業である勉強に目を向けさせ
その結果、上位校とは行かなくても進学をサポートしてきました
反抗期の親御さんと相談しながら、お子さんの進学を応援することができるのは
失敗をたくさん積み上げた母だからなのかもしれませんね
受験にはメリットとデメリットがある事をまずは親御さんがよく理解して
そのデメリットとなる部分をフォローする覚悟をして欲しいと思います
もしかしたら、そのデメリットは予想を超える事もあります
中学受験や、上位難関受験にはそれだけのデメリットも潜んでいます
多いにして反抗期と重なるからです
今現在、お子さんの反抗期でお悩みになってらっしゃる方は
ホームページのご相談フォームから受け付けていますので、メールでご相談ください