皆さんはお子さんがどの程度の暗記力を持っているか、考えた事がありますか?
例えば10分で単語や漢字を何個覚えられますか?
突然なんだろう?と思われたと思いますが
全ての学習の始めにはこの暗記が欠かせませんし、この力がなくては向上も見込めません
学習は「暗記」と「理解」と「発想」これらがバランスよく伸びていくと順調で
どれかが伸びないと結果的に足元をすくわれることになる
数学は暗記科目だと思っていらっしゃらない方も、暗記科目だという事に気がつくと
数学を見る目も変わるかもしれません
当教室の高校生、特に3年生は優秀な生徒さんが多いです
高校は全員偏差値60以上に進学しました
私立高校では「特進クラス」です
都立高校では自校作成校の生徒さん達です
本当はそのメンバーを自慢したいくらいですが、当教室の講師は
「暗記のキャパシティーがなさ過ぎ!」と焦りを募らせています
昨日の授業の前にはかなりの叱咤激励が飛んでいました
大学入試まで1年を切った新3年生の心に響いた事と思います
もっとも、このメンバーは全員MARCH以上を目指していますのでボーダーラインがもともと高い
という点もここでお伝えしておかないと、ただの厳しい塾に思われてしまいますね
先に数学が暗記科目だという事を書きました
算数を始める時、一番始めにする事は数字そのものを覚えるという事ですね
数字を覚えたら足し算、引き算と決まりを理解し徐々に公式を覚えていくようになります
図形も暗記の部分が土台となります
定義や定理を暗記し条件に合わせていくわけです
図形問題の場合、こうした定義などを覚えていないと問題は解けませんし
計算も公式を覚えていなければ正解しません
昨日書いた話で高学年になればなるほど自習学習の質が問われるという点とも一致し
10分の学習の中でいかに暗記できるかで吸収力の違いがでます
例えば文武両道という言葉がありますね、成績優秀でスポーツでも活躍しているそんな学生さん
彼らが学習に当てている時間は学習だけをしている生徒より短い時間しかないのは当然ですが
それでも、長時間学習に費やしている人より優秀なのはなぜか?
それが今日の題名である「暗記のキャパシティー」だと思います
10分の間に30分ぶんの学習が出来る力を持っている、つまり凝縮して学習できるということですね
その力の根源は暗記力にあるのだと気づかされます
暗記力をどう養えば良いのか?という部分では
私は幼少期や低学年の頃にその器が形成されるのではないかと思っています
好奇心や探究心、もしくは趣味でも、幼い頃に何かに没頭して夢中になると言う経験が
後に学習面で活きてくる
子どもの脳はスポンジに例えられますがそれはあくまで子ども自身が興味を持ち
自ら追求する力があってのことですよね
スポンジが吸収するのは水分・液体だけです
石ころや木材を吸収する訳ではないですから、興味のないものを押し込もうとしてもそうはいかないでしょう
しかし、人間の脳は幼少期を過ぎても逞しく鍛える事ができます
もし今お子さんの暗記力が弱いとしてもトレーニング次第でキャパは広がっていきますから
諦めずに根気よく育てていきましょう!
優秀な生徒さん達でさえ、暗記力を鍛えています
皆さんも諦めずに頑張りましょうね!!
真剣に生徒達の成長を考え接してくれている講師に感謝しています
そして私もともに成長させてもらっています、ありがとう!!