東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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新中3の学習計画

2016-01-26 10:55:50 | 学習全般

新中学3年生は今週から学習量が増え、いよいよ受験生としてのハードな生活に突入です

とは言っても、全員ではなく難関を狙う生徒さん達です

上位一般を狙う生徒さん達はハードにはなって来ていますが、まだ英語・数学のみです

 

難関を狙う生徒さん達は3教科授業と2教科は課題提出という形での学習です

理社教科はまだ授業としてのスタートはしませんが、その分、特に数学を先取り授業として進め柱にしたい所です

ただ、今年の英語はすでに中学総単元学習が終わっているので、復習と長文に当てる事ができますから

ある程度の余裕があります

昨日は講師ブログで、大山講師も書いてくれて通り

英語は音読がやはり一番効果的な学習法ですね、たまたま私も「音読」について書いたばかりでしたが

私は”やらせた側”講師は”やった側”の意見を書いたという事なりますね

気が合います^0^

 

さて、入試に関してですが

マーク式が取り入れられた事で何が変わったか?言えば「記述」を強化するということでしょうか

「採点ミス」を防ぐ為の対策として検討され、漢字や記述以外をマークにする事で

採点時間に余裕を持たせる為として導入されたと言う経緯を考えると

「記述問題をじっくり見よう」とする為の変更だったという事ですね

記述問題はこれまで採点者による点数のバラツキがあり、見直しにより合格になったり、その逆もあったそうです

そうした事を防ぐ為の物ですから、採点する際の「決まり」がより守られるわけです

 

現代っ子は記述に弱い傾向がありますから、そうした傾向対策としても導入されたと思います

知識の詰め込みだけではなく、日本語でも英語でも自分の意見や考えを述べられる事

筆者の意見を読み取り、自分の意見と組み合わせ、それを文字に起こす事等が要求されます

国語はもとより、社会等の記述も時々「だれもそんな質問してないよ?」と言いたくなる解答を見かけます

問いに

「~~はなんですか?」

と聞かれているのに

解答は

「○○となる。」

などです

よく見かけますし、一番多いのは

問い

「~~はなぜですか?」

解答

「○○がある事。」

なぜ?と聞かれているのに、それに対して答えていない等ですね

 

知識問題は当然覚えていなくては答えられませんから、膨大な学習量が必要となるのですが

国語の記述問題などは「覚える」問題ではありません

つまり、練習あるのみです

文章問題を解く時、英語でも国語でもそうですが

「読み返し」の時間を削り解答を「考える時間を増やす」という意識が必要です

タイムアウトする生徒の殆どが「読むスピードが遅い」事が挙げられます

読むスピードの遅い生徒さんは「書くスピードも遅い」という傾向がみられます

丁寧な字をスピードをつけて書く事が出来ないと言うのは、一つの弱点とも言えますね

テストは常に時間との勝負でもあります

この読むスピードが遅い生徒さん達は「話すのも遅い」という共通点がありますし

話すのが遅い、つまり脳の回転が遅いという事に繋がって行くのではないでしょうか

 

以前こんな事がありました(2名同じ事が起こりました)

かなり難しい問題をきっちり間違えずに解く生徒さんがいます

解答用紙に書いた答えは基本的に正解です

偏差値は70を超えました(Vもぎ)

実力で言えば志望校より上の学力を身につけたと言えるでしょう

しかし、どうしても直せなかった弱点はスピードでした

急ごうとすると、計算ミスや的を外した解答になってしまいます

宿題や授業では正解を答えられます

しかし、長文や文章題が中心となるテストでは実力を出す事が出来ませんでした

この生徒さんたちは普段の喋り方もゆったりしていて、穏やかで物静かです

自分から活発に意見を言う事はなく、周りに気を配り

いつもニコニコとしているとても素晴らしい生徒さん達なのですが

それ故の弱点だったとも言えるでしょう

 

一般校より遥かに難易度の高い長文をスピードをつけて読み、理解するには

「音読」は欠かせない学習法だと思います

新3年生の難関を狙う生徒さん達はこうした力をいち早く身に付ける事で結果は大きく変わって行きます

ご家庭では「言葉のキャッチボール」をしてみて下さい

リズミカルで途切れる事のない言葉のやり取りがこうした力を伸ばすと思います

 

そしてもう一つは数学に関してですが

やはり講師ブログで横塚教務が書いてくれた「数学オリンピック」の問題

同じ問題でも、頭の使いどころが違うと言うか

知識だけでは解けない問題をとことん考えると言う訓練も必要です

こうした問題に目を輝かせて取組む生徒さんもいますよ!

ぜひお子さんと一緒にやってみて下さい^0^

答えを出す事だけでなく、考える時間を楽しめるようにならなくては

受験は苦しいだけになってしまいます

横塚教務が出してくれた問題は

当教室がアットホームだけれど、成績を伸ばせる教室である理由のような問題でした

解答は次に横塚教務が書くブログに記載されますので

ぜひじっくり考えてみて下さいね

 

 

やるべき事は山積みです!一緒に頑張りましょう!

*2月27日 13:00~ 入塾説明会をおこないます

*3月12日  18:00~ coconeriホール3階にて「東大生達とお喋りしよう!」と題して

              お茶会があります

ぜひご参加ください、お待ちしております。

 


1月25日(月)のつぶやき

2016-01-26 05:44:17 | 学習全般

知識を持たないと言う愚かさ

2016-01-26 00:35:11 | まま塾

大学受験は一般入試に向けて緊張が高まっています

過去問と向き合っている受験生さんに

送るアドバイスや叱咤激励は些細な事にまで首を突っ込む小姑のようで

私も嫌なのですが、後がない生徒さんは真剣にそれを受け止め

「今度こそ!」という気持ちでまた自己テストに向かいます

こうした毎日から、「忍耐力」「注意力」「集中力」と様々な力を養い

冷静な判断をし、可能性を考え、最善の道を模索する習慣がつく・・

顔つきも半年前とは別人のようです

ただ、知識を詰め込むのと違い、こうした受験期を過ごす事で「人としての成長」も

手に取るように感じます

 

今日の話は無知故の哀しい出来事をお伝えし、何の為に学ぶのかを一緒に考えて欲しいと思ったからです

ただ、この世界から戦争の起きなかった日はなかったように、ステージが違うと言ってしまえばそれまでの

話なので、読み流して頂いても結構です

 

ネットはこれまで関わる事のなかった地域の方とも知り合う事ができますね

私は2年前ほどから、ある女性と知り合い交流をしてきました

彼女は現在九州にお住まいです

年齢はまだ20代前半です

彼女は幼い頃、九州に移り住みました

彼女の母国は日本ではありませんでしたが、両親をなくした彼女は孤児として日本の施設で育ち

日本の大学を卒業しました

母国は貧困の差も酷い物ですが、もともと貧困な国です

子ども達が教育を満足に受けられない状態が続き、とても治安が悪く

国は健全な国家を目指しているものの、統制が取れていない状態です

 

お正月はどのこ国でもお祝い一色になりますが、彼女の母国では

そのお祝い行事が悲劇を生みます

家を焼かれ、怪我どころか命を落とす人も毎年いるのです

目的は家を焼く事ではありません

しかし、節度を知らない民衆は自分でも知らぬ間に、お祝い行事が不満の発散へと結びついてしまうのでしょう

彼女はそんな国で生活する子ども達に教育の環境を整えようと自分の幸せ等放り出して取組んでいます

そんな彼女でも、毎年起こるこうした人災に、怒りを通り越し悲しみにくれます

「自分の活動は無駄なのではないか?」「大切な子ども達の命を守る活動に繋がっているのか?」と・・

 

こうした愚かな行為が、今も現実に起こっている事を日本の子ども達はどれだけ知っているでしょう?

きっと誰しもが日本に生まれて良かったと思うでしょう

でも私はこうした悲劇を見て、「だから日本にいるあなた達は幸せなのよ」なんて言えません

なぜなら

教育環境の整った日本でも人災による悲劇は後を絶たないからです

今月起こったスキーツアーバスの事故も人災ですよね

将来有望な大学生達を犠牲にしたのは、無知ではなく悪徳な人間の欲です

また

表向きは綺麗に整えられた教育環境ですが、その環境を利用できる人間は限られています

不平等なステージの上に立ち、狭い世界の中で優劣を競っているなんて、小さい人間だと思いますよね

日本は一定ラインの教育をすべての人が受けられるシステムになっていますが

だからこそ、もっともっと広い知識を持ち、活用する力をつけて世界で活躍して欲しいと思うのです

上位大学に進学する事はゴールではありません

知識は何の為に身につけるのでしょう?

使う為ですよね!

 

先日も、ある生徒さんが「なんで勉強しなくちゃいけないの?」と私に問いかけたので

「人様のお役に立つ為じゃない?」と答えると「そっか」と遠くを見つめていました

中途半端な知識では自分も周りも幸せには出来ない時代になって行くのではないかと思います

自分の得意分野を伸ばして、そこを発端にもっと広い視野と心を育てながら

大人になって行って欲しいと思います

 

知識と教養を身につけないという行為が愚かさに繋がると言うのは直接過ぎますが

過言でもないかと思います

日本に生まれたのですから、環境を活かして行きましょう!