東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

復習から始める!根本を理解する!基礎を大切にする教室です。

ホームページへは「東京育伸会」で検索して下さい 。メールアドレスはikushin.sakuradai@gmail.comです。よろしくお願いします。 新規入塾生募集中!小・中・高校生の補習から受験までをご指導。 復習が鍵 まずは学年を超えても復習をしましょう!生徒さんとの日々の取組みや出来事を綴って行きます。多くの方にこのブログを購読頂き感謝しております。コメントのやり取りはございませんが、通塾くださっているご家庭からも感想を頂いており励みになっています。これからも楽しく真剣にブログを更新して参ります、よろしくお願いします。教室のホームページもあわせてご覧ください。*記事の無断転載禁止

転塾しようと思った時に気をつける事

2016-01-13 08:53:54 | 学習塾

本格的な寒さになり、受験生達の体調が心配ですね

センター試験当日はお天気が崩れる事もよくあり、それも心配

どうする事も出来ませんが、こちらもやはり不安で心配・・

そんな気持ちが募っている時期です

受験生は毎日黙々と勉強に打ち込み、講師陣はしっかりそれを支えています

そして、講師陣のブログも順調に記事が増え

当教室はさらに活気に溢れていると言えます

 

今日は転塾についてです

この時期転塾を考えるのは受験生ではありませんから、受験の話は今日はなしです

 

私自身が親として子ども達を塾に通わせていた時期もありましたが、同じ塾に数年かけて

通わせるという事をした事がありません

しかし、当教室をご利用下さっているご家庭の殆どが4年、5年と通塾下さっています

大人数を預かっている塾ではありませんが、その分、一人一人と向き合えているからだと自負しています

そんな教室ですが、ある生徒さんがこの冬は他塾に行ってみたいと言うご希望がありましたので

こちらでの冬期講習は受けずに、大手塾で冬期を過ごしていました

ご家庭からはハッキリと転塾したい理由をお聞きしていました

「やる気が見られない」「一斉塾に通わせて競争する事も覚えて欲しい」という2点でした

 

中学生になった頃からお預かりしている生徒さんですので

「やる気が見られない」というお母さんのお気持ちはよくわかりました

しかし、やる気がないのではなく

素直になれない、真面目に向き合うのが恥ずかしいし、そんな姿を親に見られたくない

という生徒さんの気持ちも知っていました

競争心を植え付けたいという考えに対して、私はどちらかというと否定的です

勉強もそうですが、生きて行く上で大切なのは「競争ではなく自分」だと思うからです

一緒に切磋琢磨する仲間がいる事は良い事です

しかし、それぞれが「自分磨き」を忘れてしまってはいけません

誰かに勝つ為に、という動機は大きなエネルギーにはなりますが、井の中の蛙となりかねません

ただ、転塾したいという気持ちを持ちながら通っていても良い結果にはならないでしょう

小さな事まで気に入らなくなっていきますからね

今回の事で気になったのは生徒さんの気持ちでした

生徒さんは他の塾に行きたくなかったのですが、ご家庭の指示には従わなくてはなりません

先日、久しぶりに生徒さんが教室に来ました

ちょっと恥ずかしそうにはにかみながら、「勉強が簡単すぎてつまらなかった」と言います

しかし、それは私たち塾側はわかりきった事でした

この生徒さんの学力は大手進学塾でも特進で普通にやれるだけの実力に成長していましたし

こちらも更に難易度を上げて授業をしていたからです

変だと思いませんか?「やる気がない」ようにしか親御さんには見えない

でも、学力はダントツなんです

久しぶりに受けた授業は楽しかったのでしょう、今までになく積極的で活発に参加していて

講師も「今日は楽しそうに授業を受けていましたよ」と報告してくれました

この生徒さんが満足できるレベルの授業展開が出来るのは当教室のようなスタイルを提供できる塾と

大手進学塾の数件しか思い浮かびません(その中でも限られたクラスでしょう)

その事は親御さんにはお伝えしてありましたが、とりあえず他の塾に通わせてみたいと言う気持ちが

あったのだと思います

 

この生徒さんの場合は極端にわかりやすい動機がある事が特徴です

転塾するとき考えなくては行けないのは、一番はお子さんの学力レベルです

一斉になると学力レベルは一定のクラスになりますが、特進クラスに上がる為の学習ができるか?

という疑問が出てきます

当教室の場合、復習から始めたとしても生徒さんの成長次第で難易度を上げて行きますから

同じ学年の1年間の中でも急成長する事ができるのです

つまり、復習用の難易度の低い教材を使い始めたとしても、理解が進めば応用問題に

さらに発展問題にと教材を移行させて行くのです

だからドンドン伸びる!!という結果がこれまでもついてきました

 

東大講師は言います

「一人一人を本当に見て行くには6人が限界ですね」

お子さんの今の学力レベルがどこにあるのか?そこからどれだけ伸ばせる塾なのか?

まずはそこを見なくては転塾は失敗します

「競争相手」は全国にいますから、定期的な塾内テストから順位や偏差値を見るだけで充分だと思いますし

現実的に目に見えるライバルがいなくては出来ないというのでは、受験には向いていませんね

今日例に挙げた生徒さんが当教室のトップか?と言えば、答えはNOです

本来競争相手を捜す必要もないのですが、クラス分けになっていないので見えてこなかったのかもしれませんね

今年度からクラスに別れての授業となりますから、また少し変わって来るでしょう

 

進級・進学の準備の時期です

塾選びは難しいですが、今のお子さんの学力をまずは親御さんがしっかり見る所から始めてみて下さい