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東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

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国語を勉強しましょう

2012-05-10 13:40:03 | 国語編
主語・述語・修飾語・・・・

これらは学校で今までしっかり学習した内容ではないかもしれませんが

これらがベースになって

文章はできています。


新指導では、国語は文法に重点を置き、しかも中学2年生で終了させるという発表でしたね

他教科は文章問題が大幅にアップし、文章の理解力が全ての教科を左右します。

しっかり習っていないとはいえ、

主語・述語・修飾語は知っていて当然。理解している前提で学習は進みます。


お子さんはいかがですか?

一度理解してしまえばなんの難しい事はないはずなのに

「国語」という苦手意識から理解しようとしていない事はないですか?


もし、お子さんがこれを理解していなかったら

塾で教わるか、親御さんが教えるしかありません。

中学受験を経験したお子さんなら、基本としてマスターしている範囲です。


主語とは言葉の通り、その文の主となる言葉です。「~は・~が」

つまり、何について書かれているのかその時点でわかる。

述語は主語の結果になります。

「~した」

修飾語はそれぞれを飾る言葉、詳しく説明している言葉です。

例えば

「僕は友達を誘って公園に遊びに行った」

という文では

主語「僕は」述語「行った」

主語を修飾しているのは「友達を誘って」

述語を修飾しているのは「公園に」「遊びに」

となります。

物事の流れを掴む、自分が話す時に相手にわかるように話す、書くには

この主語・述語・修飾語の関係を成立させないとわかりにくくて伝わりません。

主語を強調させたければ主語の修飾語を増やす。述語なら述語の修飾語を増やす。


数学などの文章題で「難しく見せている」簡単な問題があります。

これにいち早く気が付けるのは

主語と述語をしっかり把握すればいいのです。

数学の場合特に述語を理解出来れば何をどう求めればいいのか直にわかりますよね。

国語は大切な教科です。

国語を勉強して言葉を知り、読み取る力をつけましょう!

日本人の言葉

2012-04-23 02:18:38 | 国語編
むかし・・・Noと言えない日本人・・・なんていう

フレーズがありましたね。

この言葉は“Noと言いたいけれど、言う勇気がない”ということを指している

と思うのですが、

今の日本人は何か変わったと思いますか?

私は悪化していると思います。


なぜそう思うのか?

勉強とは何ら関係ないと思われるかもしれませんが

おおいに関係しています。


国語の学習では、慣用句や四字熟語が増えました。

これ、知らないお子さん多いですよね・・・

「暖簾に腕押し」

ある生徒さんはそもそも暖簾を知りませんでした。

腕押しの意味も知りません。

つまり、言葉を知らないとか意味が正確に把握できていないのでは

対峙した時に自分の意見を述べる手段が限られるという事になります。


「私はNOだ!」そこまでは言えても「なぜなら・・・・」が言えない

それでは意見は通りませんよね。

言葉とその意味を正しく知っていて巧みにそれを使う“技術”が

反論意見を述べる時には特に必要ですから。



「出る釘は打たれる」

このことわざは人の感情を上手に表現していると思いませんか?

「自分は悪い事はしていないのに、なんで?」と思う場面があった時

人の感情は何かにぬきんでている人に対して阻害もしくは軽蔑する傾向がある。

という事を思い出せる。(うとましいとか、ねたみ等もありますが)

「猪突猛進」

これは良い意味にも悪い意味にも捉える事が出来きますが、(通常あまり良くない方ですが)

勘違いして使ってしまうと大変な事になりますよね(^_^;)

今年の新卒の就活で「君の長所は?」と聞かれて「天真爛漫です」と

答えた大卒さんがいたという話がありましたね。



日本の言葉は世界で一番難しいと言われている半面

アジア圏では日本の子どもが一番学習時間が少ないという報告もあります。

日本に住んでいるから日本語を使うのですが

学習しなくては知リ得ない日本語も沢山あります。


英語、数学は受験においては最優先させるべき教科ですが

ぜひ、国語も生きていく上で大切な教科である事を忘れないで欲しいと思います。



感情を教える不思議

2012-04-18 14:30:29 | 国語編
小学2年生の国語の授業です、始めの物語文は

犬のお話なのですが、あらすじは

飼い主さんに「全くおまえは、まぬけだね」と言われた事を

「褒められた」と勘違いした犬が他の犬に自慢をするのですが

他の犬は「まぬけ」の意味を知っているので笑ってしまう。

っと言う感じのお話です。


2年生にとってはまず「まぬけ」の意味がわかりません。

また「自慢」の言葉も知りません。

つまり、このお話の面白さや意味がわかりません。

言葉は解説で理解してもらえる範囲ですが

感情は?

「まぬけ」と言われたらどんな感情が湧くのか?

人に自慢したいという感情は?



(ここに国語の難しさを感じるのではないかな?

と思います。

文章の中に答えはありますが、「まぬけ」や「自慢」という

感情を理解して読まなくては見つける事は難しい・・・

意外なのは「それ」のさす文章や言葉がわからない事が多いです。)




感情表現の言葉ではなく、感情そのものを教える

嬉しい時、楽しい時の感情は話しやすいですが

辛い時、悔しい時等の感情は例えを使っても理解してもらうのが

困難な時もあります。

沢山の経験が必要な理由の一つですね。

なにも、辛い経験をさせてくださいっと言っているのではありませんよ(^_^;)

昔と違い、苦労はしないに越した事はないですから

ただ、読書から、

例えば、フランダースの犬やナイチンゲール、アルプスの少女なども良いですよね。

もしくはニュースなどから、

3・11という悲しすぎる現実、毎日起こる事件事故などから・・・

そうしたお話、ニュースから、こんな気持ちがある事を知っておく事は学習の上でも、生きていく上でも必要です。

その土台があって、「思いやり」や「優しさ」が本物になっていくと思います。


こうした経験を経て高学年の国語力に繋がるのですが、

これからは、こうした感情を今度は表現出来る力を養うので上記の学習が不十分だと

自分で文章を構成していく事は困難でしょう。

また、心情語を間違って覚えている(さっきの犬のように)場合もあります。

子どもたちの喧嘩やトラブル、いじめも含め、言葉の使い方が間違っている、

もしくは理解せずに使っている場合があり、思わぬ方向に発展する事もあります。



学校や塾で解説して理解して貰うには限界がありますから

是非、ご家庭でも人間の複雑で豊富な感情を身につけていってほしいと思うのです。

日本語は難しいですね・・

「ありがとう」と「ありがたい」では意味が違いますものね。

こうした言葉の不思議をお子様と一緒に探してみてください♪


作文を書くポイント

2012-04-09 03:03:20 | 国語編
成績表に「作文」なんていう欄はありません

でも必要な力ですし、はっきり言って作文にはそのお子さんのほとんどの事が

投影されていると言ってもいいかもしれませんよ。

前回も作文について書きましたが、前回のバージョンアップだと思ってください。



言葉を集約させる言葉が浮かんでこない

「僕のお父さんとお母さんが・・・」=「私の両親」

「その日は、伯父さんと伯母さんと、その子どもの二人と・・・」=「親戚の親子」

という具合ですね。

これは少し難易度が高いですが比喩表現を使う
「朝から雨がザーザー降っていたから・・・」=「バケツをひっくり返したような雨が降り・・・」

「そのアイスがすっごく美味しくて・・・」=「そのアイスは頬が溶けるほどおいしくて・・・」

書いている本人は「すっごく」「ザーザー」などの言葉を入れた事で

良いものが書けた!と思っている事が多いです。もちろん学年にもよりますが。


高校受験を前にやっと本格的に作文に取り組むお子さんが多いですが

小学生のそれとほとんど変わりはないのが現実です。

「ザーザー」などの擬音語は中学生以上では基本的には使わず、最低でも比喩表現を

使っていきたいですね。

また集約しないで書いて行く事で、自分でも何を書いているのかわからなくなる・・

接続詞を使わないので何が言いたかったのか自分でも分からなくなってしまう。

結果、同じ文章を何度も書いてしまうので、600字の原稿用紙に「結局言いたい事」は1つしか書けていない!?

という事もあります。


原因は普段の会話にあると思っています。

お子さんの言葉を思い出してみてください・・・

どのように会話が成立していますか?

例えば・・・・・

「今日学校どうだった?」と聞いたとします。

「ああ、先生が怒った」と返ってくる

「なんで?」

「騒いでたから」

「誰が?」・・・・・という具合に


私は生徒さんと会話をする時にこうした事を

順序立てて話すように促しているのですが

大概のお子さんが、途中で「あれ?なんだったっけ?」となります!

なので生徒さんが話した所までを私が順序立てて話しな直すと

「ああ、そうだった・・それでね」といった具合になるのです。


実際書くより話す方が難しいですよね

しかし、話が出来なくては書く事もできないんです。

これも作文を書く大切なポイントの一つですし、ご家庭で出来る訓練だと思います。

私も子どもとの会話で

「何を?」「誰が?」「いつ?」「どこで?」などなど聞いてから

「結局何がどうしたの?」と聞きます。

その時は面倒臭がりますが、文章力はつきますから

少々面倒でもこうした考えも取り入れてみてください。





親として出来る教育

2012-03-26 12:38:00 | 国語編
アインシュタインやニーチェなどの哲学の中には

沢山の名言や格言が詰まっていますね

読むたびに、深く頷かされます

時代がこれほど変わっても、“人”は変わらないのかもしれませんね



「教育とは学校で学習してきた事を全て忘れてしまっても、覚えている事である」
                        ~アインシュタイン~
               (一字一句は正確ではないかもしれませんが・・)



私はこれを初めて見た時に思い浮かんだのは「入試当日」です。

しかし、これはその事を言っているのではないでしょうね


私も学生時代から遠く離れた年齢になり、学んだ多くの事を忘れてしまっています

みなさんは学生時代を振り返り、何が鮮明に記憶に残っていますか?

友達、先生、部活動での大会でしょうか?

嬉しかった事も、辛かった事も、平坦な日常よりインパクトの強い「何か」ですよね?

そんな「何か」が本当の教育、学びなのだとしたら

今、まさにその時期を過ごしているお子様達に何がしてあげれるでしょう


辛いでしょう、大変でしょうと守ってあげる事ばかりが

親の出来る事ではありませんよね

自分で考え行動した結果がもし失敗だったとしても、そこから何かを学ぶ事ができれば

成功なんですよね。(失敗は成功の元ですね)


友人関係のトラブル、学習に対する怠慢、親や目上の人に対する態度

こうした事を円満に円滑にこなして行かれる様にするのも教育です

「可愛い子には旅をさせろ」「虎穴に入らずん場虎児をえず」など

昔のことわざにもあるように、逆境に立つ事が本当に掴みたい何かをい掴む為に

時には必要だと思うんです

その逆境から自分の力で這い出す!そしてそれをサポートする。

それが成長ですし、教育だと思います。


この時期、中学3年生は部活や学校の行事と受験に向けた勉強との両立が

一番辛いかもしれません。

しかし、多少無理をしてでも両立する!

両立させる!!

親御さんも私も心を鬼にして取り組むべき時だと考えます。

その結果が来年の春に待っているんですから・・・・・



先日ある先生がこんな事を全体の保護者に向けて仰いました

「そろそろ10分でも良いから机に向かう習慣を付けてください」

驚きませんか??

小学1年生に向かって言っているのではないんですよ・・・

私は同時に先生がそこまで言わなければならない現実があるのかと落胆しました。

「ゆとり教育」から「競争教育」へとアンテナを張り教育環境に対応するのも

親としてしてあげれる事ではないかと思います。