goo blog サービス終了のお知らせ 

東京育伸会*塾長ブログ*親子で学びを楽しむ為に出来る事

算数工作教室を始め、基礎基本を理解する学習を中心に補習から進学までをサポートしています。

復習から始める!根本を理解する!基礎を大切にする教室です。

ホームページへは「東京育伸会」で検索して下さい 。メールアドレスはikushin.sakuradai@gmail.comです。よろしくお願いします。 新規入塾生募集中!小・中・高校生の補習から受験までをご指導。 復習が鍵 まずは学年を超えても復習をしましょう!生徒さんとの日々の取組みや出来事を綴って行きます。多くの方にこのブログを購読頂き感謝しております。コメントのやり取りはございませんが、通塾くださっているご家庭からも感想を頂いており励みになっています。これからも楽しく真剣にブログを更新して参ります、よろしくお願いします。教室のホームページもあわせてご覧ください。*記事の無断転載禁止

お子さんの作文を読んだ事ありますか?

2012-03-16 00:27:04 | 国語編
私は面談を年に数回させていただきます

各ご家庭と1時間を予定しています。

なぜ1時間も?と思われるかもしれませんが

お話しする事は沢山あるんです


次回の面談は5月下旬を予定していますが

今から楽しみなんです♪

勿論、学力の変動や成績、進学についてもお話させていただきますが

お子さんが教室で頑張った取り組みをご紹介出来るからなのです♪


今回は特に作文を中学3年生には毎週課題として出していますので

それらを一緒にご覧頂き、お子さんの成長を見ていただきたいと思っています。

お子さんの作文を読んだ事はありますか?

勿論、低学年の時は関心を持ってご覧になった事と思います

思春期に入るとそうそう見せてくれないお子さんもいますね



作文からどんな事が分かるでしょう?

その文章から何が見えてくるでしょう?


普段、言葉にしない本音や意志が見えてくる事は勿論ですが

今後の学習に対してのヒントが沢山隠れています!


ある生徒さんはいわゆる“反抗期”のようです

反抗期らしくしっかり親御さんを困らせています。

しかし、作文には別人かと思うほど素直な言葉が多く盛り込まれ驚かされます。

逆に成績にそれほど心配はしていないお子さんの文章からは

本当はそんなに真面目じゃないよ・・と言いたげな心の影が見え隠れします。


知識的な事を言わせていただくと

兎に角言葉を知りませんね、話し言葉はもちろんですが接続詞なども会話のままです

「だから~~」「それで~~」「それから~~」「だけど~~」「でも~~」

のオンパレードです・・

注意されるだろうな・・・と思いながらも、ふさわしい言葉が見つからない(語彙力の問題は深刻です)

具体的な事を言いまわしてばかりで、結局何が言いたいのか文章としてまとまっていない

(「あの子がそう言うから僕もそうなっちゃって・・・・」という感じで)

漢字を使わないので読みにくいです

(そんなじゃくてんをこくふくしたいといつも思っているけど・・という感じ)

「、」「。」をどこに付ければいいのか分からない

(明日の、授業は、社会がるけど。僕は・・・という感じ)

段落変えはどうすればいいのか・・・・・

(~~なりました。次の日の朝~~・・という感じ)


問題山積とは正にこの事


私は何度も読み返します。本当に言いたいのは何か?

せっかく書いた作文を批判されるのでは次は書く気が失せますから

「なるほど、良く考えたね」「とても良い発想だよ」

そして
「こういう事を伝えたいなら~~~と書く方が伝わり易いね」

「こうした方が読む人が読みやすいよ」

「ひらがなが続くと読みにくいから知ってる漢字は使おう」

と、やんわり指導していきます。(始めだけですけど・・)


作文を人前で読まれるのって、ほとんどの人が恥ずかしいと思います

それは自分の考えを赤裸々に綴っているからですよね?

作文には書き手の情報が沢山詰まっています。

ぜひ、そうした目でお子さんの作文をもう一度読み直してみてください。

きっと何かが見えてくると思います。





国語のテストと読書

2012-03-04 08:49:36 | 国語編
国語のテストがどうしてもあがらない・・・

そう悩んでいらっしゃるのご家庭はとても多いので

「家だけ・・」と心配なさっているお母様、悲観的にならないでくださいね


国語の成績が悪い=読書をさせなきゃ!


と思われるご家庭が多いのですが、これは「=」とは限りません。

もちろん、本を読むのは良い事です。

いえ、読ませていただきたい!

ただ、それで国語が出来るようになるとは言い切れないんです。

国語については今までも取り上げてきましたが


なぜ今ここに触れるのかというと

 国語=読書 と捉えていらっしゃる方がいる事に

すこし驚きました。

また筆者の心情を答える問題では

「筆者の気持ちになって考えて・・・」はタブーです。

それ、一番やってはいけない!!

それをしてしまうから、国語には解法が無いと思ってしまう。

数学のように答えは一つじゃないから・・・

そんな風に考えてしまうと答えが沢山になってしまって

結局どれが答えだかわからない・・・と負のスパイラルです


国語だって答えは一つなんです。

ただ、日本語は繊細ですから「言い回しの違い」はあります

しかし、言っている事は一つ。



読書じゃないなら何をすれば?と思いますよね

次にどこでもよく出てくるのは「書きうつし」書写ですが、確かに勉強法としては漢字も覚えるし

字も奇麗になるし、良い事は沢山ありますけが国語力には直結していないと思うんです。

ある先生が仰っていらしたのですが

ただ書き写すのではなく、その分の中から

「あ、いいな」と思った言葉や使い方、言いまわしや表現・・・

それらをノートに写していくというやり方があるそうです。



中学生になると大概のお子さんは「英語・数学」を受講されますので

直接国語の指導をさせていただく事は少ないです。

なので小学生の国語のお話をしますが


例えば物語文の問題を出します。

私は音読をしてもらいますが、そのまま問題に進ませません。

その前に、文章を理解したか?の確認をします。

スラスラと読めているお子さんでも「理解」はしていないんです

読んだだけ・・なんです。


これでは正答出来るはずもありませんし、読書をさせた所でなんの解決にもなりません。

読書をする習慣があって理解力が付くのは幼少期の頃から続けてきたお子さんだけだと思います。


国語のテストがそう簡単に上がるものではないという事がわかりますよね?

読書や書写はお勉強としては良いのですが国語のテストには直結しない。

私はそうした考えをもって国語の勉強の仕方をご提案しています。


言葉を伝える学習

2012-01-15 13:37:24 | 国語編
冬休み「オノマトペ」という擬音語・擬態語を使った短文を作る課題を

生徒さん達に出しました。

低学年で20問ほど、高学年は40問ほど・・・

具体的には

そわそわ  おずおず  のそのそ  ふらふら  など・・

子供たちにとっては 初めて耳にする言葉もあったようで

「わからない」言葉が多かったですね。

雨がしんしんと降る

雪がしとしとと降る  など、微妙なニュアンスの違いもありました。



私が子供の頃は生活の中に溶け込んでいて、周囲の大人たちが使っていた言葉なのでしょう

しかし最近は私自身あまり使わなくなった言葉でもあります


「オノマトペ」だけでなく

物の数え方を知らないお子さんが意外と多いです

1枚。1個。はまだ良いですが、1頭、1席、1機、1台

動物は全て○匹だと思っている場合もあります。


学校で教わった事以外は知らなくて当然でしょうか?

授業をしていてよく生徒さんが言葉にするのは「まだ教わって無いもん」です。

漢字も言葉も“学校で教わっていなければ知らなくて当然”という考え方

これはとても危険ではないでしょうか?

英単語に至っては学校で習っているいないに関わらず、少しでも多くの単語を

早く覚えておかないと英検や長文読解になった時大変な苦労をする事になりますよね。

「知らなくて当然でしょ?」

その考え方が自習学習を阻害していると思います。

自分から興味を持って調べる・考える

そうした姿勢は生活の中から育まれるのだと20年の子育て経験から感じています。

好きな事は教えなくても大人がビックリするくらい良く知っていますよね


勉強という言葉に拒否反応が強いお子さんにとっては

遊びが勉強になるかもしれないですね

「ゲームや漫画は勉強にはならない」と私も思っている人間ですが

種類や内容によっては逆に効果的に言葉を知ったり、感じたりできるツールでもあるのだと

最近思ってきました


中学受験のお子さんは社会も重要単元となり、長い歴史を詳しく知り覚える必要がありますが

漫画で歴史を読む事で、とてもスムーズに覚えられますよね

これが教科書やワークで学び覚えようとしたら倍以上の時間が掛かる・・
(もちろん教科書やワークで学ぶ事は最低限必要ですけど)


これと同じで良質な漫画やゲームは沢山の言葉を使い、四字熟語や慣用句などもセリフに混ぜたり

感情表現も豊かだったりしますよ

DSというゲーム機を使って漢検の検定学習をして受かっているお子さんもいます。

最近百人一首をテーマにした漫画とかもありますね。


国語の学習は色々な教科の中でも特に時間も掛かり、本人の努力も必要です

理想は本を沢山読む事ですが、それに抵抗のあるお子さんは残念ながら多いですね

それなら良質の漫画やゲームで学習してもらうのも良いかもしれません

そしてそれらの事に大人が興味を示してあげて、そこから少しでも多くの事を学んでもらえれば

それで良いと思うようになってきた部分もあります(あくまで勉強に対して抵抗の強いお子さんに関してですが)


ある中学生の生徒さんが最近
「まずは国語を勉強しなくちゃダメだと思う」 と言い始めました。

何の教科でも、参考書を読んで理解する力・・・読解力が無いとダメだ!
と気がついたようです。
学習する事に抵抗の強かったお子さんですが、とても前向きに取り組んでくれるようになりました。

生活の中でより多くの言葉を使ってお子さんに伝えてみましょう!

会話から学ぶ事がたくさんありますからお子さんのしている事を見て

当てはまる ことわざ や 慣用句を 使ってみてください、きっと会話も弾みます
(怒るときには効果無いと思いますけど)

生徒さんたちは休憩時間私の机の周りに集まっておしゃべりが絶えません

私も楽しく生徒さん達の心の中を学ばせてもらっています(^◇^)

入試直前!冬の学習法 ~国語編~

2011-12-23 08:33:17 | 国語編
公立の学校は今日から冬休みに入った学校がほとんどですね。

小、中学生の特に受験生の生徒さんにとっては

まさに、大詰め!追い込み!ラストスパートの時期です!!

入試目前に過去問などで自己チェックしてみて

自分の弱点や癖が改善されているか確認しましょうね

今日は、特に国語で点数が取れない!

もしくは、もうワンステップ! と思っている方にワンポイントレッスン?
(役に立たなかったらごめんなさい)


国語のテスト

得点源として二つに分ける事ができますね。

    「知識問題」   「経験問題」

「知識問題」は
    漢字、文法、語彙・・・知っていれば、覚えていれば解ける問題

    また「尊敬語・謙譲語・丁寧語」の使い分けなど短期間の練習で答えられる問題には
    しっかり取り組み、取りこぼしのないように努めましょう!

    詩や短歌も経験と言うより知識ですね

「経験問題」は
    文章から適切な解答を導き出す、読み取る問題
    これはすぐにつく力ではありませんが、答えの導き方もあります、
    しかし、文章を理解する力は必要ですし問題が長文であればスピードも必要ですから
    スピードを付けて読む。理解しながら読む。の練習が必要。


お子さんが苦手なのはどちらでしょう?

「国語が出来ない」と言っても、出来るところと出来ないところが判っていますか?

過去問結果からわかる弱点をこの冬は克服するために

徹底的に“弱いところ”を学習しましょう。

日記や作文を書き、親御さんが添削するというのも効果的ですよ!


良い塾に通っている生徒さんは(受験生)今の時期「自分の弱点」を知っています。

そして弱点を減らす学習と得意を伸ばす学習をしています。

残念ながら、今の時期から受験生さんをお預かりすることは難しいですが、

応援はできますから 「もう少し、あと一歩」という時はご相談くださいね!




さて、来年、再来年受験を控えている親御様

国語力はなかなか付きにくいものです。また焦ってはいけない教科でもあります。

塾では英語・数学が主流ですが本当に大切で時間がかかる「国語」という教科を

ご家庭で進める事が出来れば“受験に強くなる”準備が出来ているといえますよ!


推薦入試でも、作文・小論文に対する配点が大きいですから、読む事・書く事にまづ慣れて
正しい書き方、表現力を身につけていってほしいですね。(私も勉強しなくては・・・)

教室では作文添削も行っています
日本作文添削協会のプロ講師に添削してもらい、指導いたします。

来年、新しい年の課題として、「文章力を付ける」という目標も良いのではないでしょうか?


原因は国語!?~読解力~

2011-12-13 01:26:11 | 国語編
お子さんは国語が得意(好き)ですか?苦手(嫌い)ですか?

得意だと思われたなら、何が得意ですか?

漢字・記述・詩・古典・品詞などいくつにも分かれます。

同じ文章問題でも論説文・説明文・物語文など種類は豊富ですよね。


小学校の時、テストでは満点を取れていたお子さんが中学生になると

思うように点が取れず、「苦手」(嫌い)になっていく事が多いです。

中学受験勉強を始めて、得意だと思っていたのに

いわゆる「受験」問題には全く歯が立たず、お子さん本人も親御さんもショックを受けた。という事もよくあるのです

このできない原因を探っていくと「読解力」に問題がある事が多いです。

また漢字についても、音読みは出来るけど熟語になると読めないなど(これでは文章の意味が理解できません)

これは年々増加していると感じています。

小学1年生でも既にその傾向があり、「読解力」を身につける訓練が最優先だとも感じています。

また小学校の国語が理解できていないと中学の英語が、中学の国語が出来ていないと高校の英語が

理解できなくなっていくというお話を聞いたことがあるのですが、

まさにその通りだと痛感しています!

数学・算数なども、単純な計算から文字を使った文章題、図形問題を含め

「質問の意味を理解」をする問題が中心となりますよね。

その他の教科においても、自己学習するにしても「読解力」がなくては先に進めません。


そもそもなぜ読解力がつかないのか?

誰もが耳にする「活字離れ」が一番の原因だと思うのですが、小さなお子さんにとっては

親子やお友達など身近な人とのコミュニケーション不足が原因なのではないかという意見もあります。

昔は定番だった「お休み前の読書や子守唄」も今は少なくなったのではないでしょうか?


原因がなんであれ、早い段階で克服したい問題ですが、「読解力」は短期間で克服できる学習ではありません。

特に中学生になってしまうと、英語や数学で多くの時間を摂られてしまいますから

出来る事なら小学生のうちに、本当の読解力を時間をかけて身につける事ができれば理想だと思います。


新指導スローガンとも言える「生きる力を身につける」「持っている知識を使う力」などは

自己表現力や発想力を要求していますので「知識の詰め込み」より、教える側も教わる側も難しいのではないでしょうか?

本に親しむだけでは足らないという事ですね!

読解力をしっかり身につけて、学力の底上げをすればどの教科にも自信が持てるようになるのではないでしょうか?

という私の考えです。