休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

漢字検定(2級)にチャレンジ

2005-06-27 18:48:37 | 漢字雑学
 先週の日曜日、漢字検定を受けた。ちょっと前に準2級に合格、せっかくなのでどのくらいまでいけるか試してみたいと思い、今回は2級を受けてみた。
 試験会場は、老若男女でいっぱい。特に高校生の女の子らしき子の受験が多かったように見えた。会場が大学で、そこでも受験を推奨しているのか、別枠で学生も受験していた。漢字検定って就職とかにも影響があるのかねえ???よくわからないけど。
 漢字というのは、結構勉強し始めると面白い。特に象形文字の流れを汲んでいるものだから、字形の中には古代の人々の世界観が見えてくる部分がある。「漢字は神との交信である。」ともよく言われている。漢字の原型である甲骨文字は、殷(商と言うのが正しいのだが。)の時代に現れている。当時は王が占いを行い、その占いが実現した時にその占いに使った骨や甲羅に占いの内容を甲骨文字で刻んだのだという。王の絶対性を証明するために文字が使われたということなのかもしれない。このことは、絶対的な王権が生まれないと文字は作られないということを現しているような気がする。
 こうして中国で生まれた漢字が日本に入ってくる。最初は文字というよりは印章みたいなものだったんだろうと思う。邪馬台国の時代でもおそらくわずかな通訳の人だけが文字を書けたのだろう。卑弥呼自体は当然かけなかったと思う。次第に日本社会の中を定着してきて、万葉仮名などを経て、漢文の読み下し文に至るにはどれだけの時間がかかったのだろう。千年近い時間がそこに流れているのだろう。そして今や日本語を写し取るのには漢字はなくてはならないものになっている。(一時、漢字不要論がはびこっていたこともあったのだが。)
 そうそう漢字検定であるが、そういった長い歴史のある漢字を再認識していくきっかけとしてはいい機会ではないだろうか。最近、異文化交流とか受容とかよく言われるけど、漢字こそそのもっとも成功した例として認識すべきではないのかなあと思う次第。
 ゆっくりと時間を取って白川静先生の漢字の世界に耽溺してみたいものである。
 最近、公私で忙しくゆっくりと本を読むことができない。つらいなあ。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 阪神VS巨人戦 観戦記 | トップ | NEW ERA BOWLは... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

漢字雑学」カテゴリの最新記事