最近はワールドカップの話題が多いので、自分も一つ書こうと思う。
今回のワールドカップはまだ何も見ていない。
テレビが無いのと、時間が合わないのが理由だが、1試合も見ていない。
ニュースで結果を知るくらいで満足してしまっている。
でもサッカーは好きです。
何て言ったってサッカーの町、日本のブラジル清水出身ですよ。
子供の頃から休み時間はサッカーだったし、レベルの高い試合も数多く見る機会があった。
高校の頃、清水商業でサッカーをやっていた友達が言うには、全国大会で優勝するより静岡県の大会で勝つ方が難しいと。
当時はまだJリーグが始まる前で、国内のサッカー人気も高くなかった。
トヨタカップのチケットをダフ屋から1000円で買って見に行った記憶もある。
ボク自身、ワールドカップで一番盛り上がったのは86年のメキシコワールドカップだった。そうか、もう24年も前の話なんだな。
技のプラティニ、スピードのマラドーナ、総合力のジーコ。
その他、ソクラテスなんて哲学者みたいな名前の選手もいたし、スペインの星ブトラゲーニョもいた。リネカーもその時の選手だったかな。
フォークランド紛争直後のイングランド対アルゼンチンという因縁の対決もあったが、一番印象に残ってるのはフランス対ブラジルの死闘だった。
その大会ではマラドーナの5人抜きもあったし、神の手もでてきてアルゼンチンの優勝だった。
夜遅くまでテレビで見て、サッカーってなんて面白いんだと思った。
90年のイタリア大会は、好きだったオランダが嫌いなドイツに負けて、その嫌いなドイツが優勝した。前回ほどの感動はなかった。
94年のアメリカ大会でワールドカップはショーになってしまった。
この大会で一番記憶に残っているのは開会式だ。
さすがショービジネスの国、開会式も派手で大物の歌手や有名人が出てくるのだが、ダイアナ・ロスが歌を歌いながらPKを蹴る場面があった。
筋書きでは彼女がPKを蹴る。キーパー横っ飛び。ボールがネットに刺さる。ゴールが真っ二つに割れて花火がドカーン。
実際にはダイアナロス、PK外しちゃいました。
ボールは空しくゴールの横をコロコロ転がって、その後ゴールが二つに割れて花火がドカーン・・・・。
あーあ・・・。
まあプロの選手だって外す事はあるんだから、ダイアナロスだって外すわな。
あまりにバカバカしくて大爆笑しちゃいました。
あの大会からワールドカップは変わった。
イタリア大会ぐらいまでも確かに大金は動いていたけれどショービジネスではなかった。
国の名誉の為に皆やっていた気がする。選手もサポーターも。
今の人が国の名誉の為にやっていない、と言っているわけではない。
だが明らかにお金とかビジネスとかが占める割合は過去より多い。
サッカーのワールドカップではサッカーを見たいんだ。
ダイアナロスの歌を聴きたければコンサートに行けばいい。
これはサッカーのワールドカップだけではない。
オリンピックだってそうだ。
ロス・アンジェリスのオリンピックより前は候補地が決まるのにこんなバカ騒ぎはなかった。
それがロスでやって、いくら儲かったという話が出た後は誘致合戦だ。
資本主義ってやつを現しているじゃないか。
世界のトップクラスのスポーツを見るのは楽しい。
その思いを逆手にとって政治に利用しているヤツがいる。金儲けの道具にしているヤツがいる。
だからボクはオリンピックもほとんど見ない。
ワールドカップも見ない。
でもでもサッカーは好きです。だって面白いもん。
だから南米に行った時はブラジル、アルゼンチン、チリ、ウルグアイでそれぞれのトップのクラブチームの試合を見に行った。
当たり前だけど、生で見るというのはテレビで見るのと全然違うのだ。
ペルーでは標高4000mの村で酸欠でフラフラになりながら、地元の子供に混ざって草サッカーをした。
世界中で一番プレーされているのがサッカーという話もうなずける。ボール一個でどこでもできるし、上手くなればゲームの組み立てや戦術など、シンプルなだけに奥が深いスポーツだ。
ワールドカップと言えばニュージーランドからも今年は出ていて、予選リーグ3引き分けで決勝トーナメントには進めなかった。
それでも人口400万人の国で大したものである。
どこの田舎の学校に行ってもラグビーのゴールポストが必ずあるし、子供のほとんどがラグビーをやるようなこの国でねえ。それがスゴイ。
そのニュージーランドチーム、アマチュアが3人いるとのこと。これがもっとスゴイ。
実にニュージーランドらしいじゃ、あーりませんか。
他の国の人はぜーんぶプロ。その中で無所属というのが3人。
無所属って・・・。普段は何しているんだろう。
まあ、かなり長い時間サッカーに費やしていることは確かだけど、普段はファーマーだったりしたらもっと面白い。
まるで昔のオールブラックスみたいじゃないか。
ニュージーランドでは来年ラグビーのワールドカップが開催される。
これも時代の流れなんだろう。ショービジネスになっている。
ボクが初めてニュージーランドに来た年、1987年。
第一回ラグビーワールドカップがニュージーランドで開催された。
その時はオークランドにいたので準々決勝と決勝をイーデンパークに見に行った。
チケットは40ドルぐらいだったと思う。
決勝ではオールブラックスが圧倒的な強さでフランスを破り優勝した。
その時はプロリーグが始まるはるか前で、パンフレットの選手紹介に職業という欄があり、メカニックとか医者とかファーマーというような言葉が並んでいた。
金のためではなく、純粋にラグビーをやっていた古き良き時代の話だ。
乱暴な話をしよう。
ボクの考えでは、オリンピックもワールドカップも一回やめるべきだ。
そして金とか政治とかそういうドロドロした物を一切合切取り払って、純粋に国や民族の名誉をかけて競技をするべきだと思う。
その時は全力を尽くして戦うけれど、終わった後はノーサイド。
勝ちも負けもなく、みんなで一杯やっか、という話だ。
スポーツというもの自体、勝ち負けがあるわけで、勝てばうれしいし負ければ悔しい。
だからこれだけ盛り上がるわけで、ずいぶんと矛盾した話だ。
けれどこれからの世界が向かっていく方向としては、こうではないかと思うのだ。
いかがかな?
今回のワールドカップはまだ何も見ていない。
テレビが無いのと、時間が合わないのが理由だが、1試合も見ていない。
ニュースで結果を知るくらいで満足してしまっている。
でもサッカーは好きです。
何て言ったってサッカーの町、日本のブラジル清水出身ですよ。
子供の頃から休み時間はサッカーだったし、レベルの高い試合も数多く見る機会があった。
高校の頃、清水商業でサッカーをやっていた友達が言うには、全国大会で優勝するより静岡県の大会で勝つ方が難しいと。
当時はまだJリーグが始まる前で、国内のサッカー人気も高くなかった。
トヨタカップのチケットをダフ屋から1000円で買って見に行った記憶もある。
ボク自身、ワールドカップで一番盛り上がったのは86年のメキシコワールドカップだった。そうか、もう24年も前の話なんだな。
技のプラティニ、スピードのマラドーナ、総合力のジーコ。
その他、ソクラテスなんて哲学者みたいな名前の選手もいたし、スペインの星ブトラゲーニョもいた。リネカーもその時の選手だったかな。
フォークランド紛争直後のイングランド対アルゼンチンという因縁の対決もあったが、一番印象に残ってるのはフランス対ブラジルの死闘だった。
その大会ではマラドーナの5人抜きもあったし、神の手もでてきてアルゼンチンの優勝だった。
夜遅くまでテレビで見て、サッカーってなんて面白いんだと思った。
90年のイタリア大会は、好きだったオランダが嫌いなドイツに負けて、その嫌いなドイツが優勝した。前回ほどの感動はなかった。
94年のアメリカ大会でワールドカップはショーになってしまった。
この大会で一番記憶に残っているのは開会式だ。
さすがショービジネスの国、開会式も派手で大物の歌手や有名人が出てくるのだが、ダイアナ・ロスが歌を歌いながらPKを蹴る場面があった。
筋書きでは彼女がPKを蹴る。キーパー横っ飛び。ボールがネットに刺さる。ゴールが真っ二つに割れて花火がドカーン。
実際にはダイアナロス、PK外しちゃいました。
ボールは空しくゴールの横をコロコロ転がって、その後ゴールが二つに割れて花火がドカーン・・・・。
あーあ・・・。
まあプロの選手だって外す事はあるんだから、ダイアナロスだって外すわな。
あまりにバカバカしくて大爆笑しちゃいました。
あの大会からワールドカップは変わった。
イタリア大会ぐらいまでも確かに大金は動いていたけれどショービジネスではなかった。
国の名誉の為に皆やっていた気がする。選手もサポーターも。
今の人が国の名誉の為にやっていない、と言っているわけではない。
だが明らかにお金とかビジネスとかが占める割合は過去より多い。
サッカーのワールドカップではサッカーを見たいんだ。
ダイアナロスの歌を聴きたければコンサートに行けばいい。
これはサッカーのワールドカップだけではない。
オリンピックだってそうだ。
ロス・アンジェリスのオリンピックより前は候補地が決まるのにこんなバカ騒ぎはなかった。
それがロスでやって、いくら儲かったという話が出た後は誘致合戦だ。
資本主義ってやつを現しているじゃないか。
世界のトップクラスのスポーツを見るのは楽しい。
その思いを逆手にとって政治に利用しているヤツがいる。金儲けの道具にしているヤツがいる。
だからボクはオリンピックもほとんど見ない。
ワールドカップも見ない。
でもでもサッカーは好きです。だって面白いもん。
だから南米に行った時はブラジル、アルゼンチン、チリ、ウルグアイでそれぞれのトップのクラブチームの試合を見に行った。
当たり前だけど、生で見るというのはテレビで見るのと全然違うのだ。
ペルーでは標高4000mの村で酸欠でフラフラになりながら、地元の子供に混ざって草サッカーをした。
世界中で一番プレーされているのがサッカーという話もうなずける。ボール一個でどこでもできるし、上手くなればゲームの組み立てや戦術など、シンプルなだけに奥が深いスポーツだ。
ワールドカップと言えばニュージーランドからも今年は出ていて、予選リーグ3引き分けで決勝トーナメントには進めなかった。
それでも人口400万人の国で大したものである。
どこの田舎の学校に行ってもラグビーのゴールポストが必ずあるし、子供のほとんどがラグビーをやるようなこの国でねえ。それがスゴイ。
そのニュージーランドチーム、アマチュアが3人いるとのこと。これがもっとスゴイ。
実にニュージーランドらしいじゃ、あーりませんか。
他の国の人はぜーんぶプロ。その中で無所属というのが3人。
無所属って・・・。普段は何しているんだろう。
まあ、かなり長い時間サッカーに費やしていることは確かだけど、普段はファーマーだったりしたらもっと面白い。
まるで昔のオールブラックスみたいじゃないか。
ニュージーランドでは来年ラグビーのワールドカップが開催される。
これも時代の流れなんだろう。ショービジネスになっている。
ボクが初めてニュージーランドに来た年、1987年。
第一回ラグビーワールドカップがニュージーランドで開催された。
その時はオークランドにいたので準々決勝と決勝をイーデンパークに見に行った。
チケットは40ドルぐらいだったと思う。
決勝ではオールブラックスが圧倒的な強さでフランスを破り優勝した。
その時はプロリーグが始まるはるか前で、パンフレットの選手紹介に職業という欄があり、メカニックとか医者とかファーマーというような言葉が並んでいた。
金のためではなく、純粋にラグビーをやっていた古き良き時代の話だ。
乱暴な話をしよう。
ボクの考えでは、オリンピックもワールドカップも一回やめるべきだ。
そして金とか政治とかそういうドロドロした物を一切合切取り払って、純粋に国や民族の名誉をかけて競技をするべきだと思う。
その時は全力を尽くして戦うけれど、終わった後はノーサイド。
勝ちも負けもなく、みんなで一杯やっか、という話だ。
スポーツというもの自体、勝ち負けがあるわけで、勝てばうれしいし負ければ悔しい。
だからこれだけ盛り上がるわけで、ずいぶんと矛盾した話だ。
けれどこれからの世界が向かっていく方向としては、こうではないかと思うのだ。
いかがかな?