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肥宝館 -貧すれば丼する-

【新橋】 麺屋 周郷「特製つけ麺 中(1300円)」

圧力寸胴で旨味凝縮。丁寧な仕事の絶品つけ麺

JR新橋駅の烏森口から環二通り方面へ歩いて4分ほど。飲み屋街の一角に2021年6月18日にオープンした「麺屋 周郷(すごう)」へ。コチラは、かつて京成小岩駅のそばで営業していた「麺屋 寿」が移転リニューアルした形である。小岩時代は動物魚介系ラーメンを主軸に営業していたが、「周郷」は豚骨魚介つけ麺の専門店。

なお「寿」も「周郷」も、ご主人・周郷寿克氏の名前が由来である。小岩では地元で愛される実力店といった印象だったが、新橋では行列の絶えない人気ぶりだ。店内はカウンター5席のみで、夜営業はそのうち2席が予約客専用。お店のHPホームページから事前のクレジット決済で予約出来るシステムとなっている。

そのため予約せずに行くと、並び客が3人でも15分、10人なら50分は待つ事になる。そして麺メニューは「つけ麺」1種のみで、同じ料金で麺量を小(150g)、中(200g)、大(250g)から選ぶ事が出来る。さらに麺を足したい場合は100g=100円で増量可能だ。ほか、ライスやまかない飯、瓶ビールも用意している。

今回は「特製つけ麺(1300円)」を中盛でオーダーした。丁寧に調理してくれており着丼までは10分ほど。麺線の整った美しい丼相だ。この麺は菅野製麺所と共同開発した特注とのことで福岡県産の小麦だけを使用。香りと喉越しの両方を楽しめる旨い麺だ。一方のつけ汁は豚と鶏、5種の魚介を炊いた濃厚なもの。

店内にある圧力寸胴を使って130℃で炊き旨味を凝縮。かなりヘビーなつけ汁だが、芽ネギと刻んだ紫玉ネギ、柚子皮を乗せることで清涼感を加えている。チャーシューは豚肩ロース、豚バラ肉、鶏胸肉が各2枚ずつ。豚肉2種は赤外線の無煙ロースターで炙ってから提供される。いずれも旨いが、特に肩ロースは絶品だ。

そして味玉は黄身ネットリで良い味に。ほか、甘めで胡麻油風味の自家製メンマ、筍の柔らかい皮だけを使って薄味を付けた「筍ゆば」、房総の海苔がトッピングされる。そして割スープを頼むと少量のゆかりご飯、チャーシュー、紫玉ネギが頂けるので、汁に投入して完食。非常に満足度が高いので、ぜひ一度啜ってみて欲しい。

<店舗データ>

【店名】 麺屋 周郷(すごう)
【住所】 東京都港区新橋4-19-1
【最寄】 JR山手線「新橋駅」烏森口徒歩3分

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