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肥宝館 -貧すれば丼する-

【栃木 小山】 ヨコクラストアハウス「味玉 昆布水つけめん 塩 大 ちょい肉増し(1200円)」

小山イチ人気のつけ麺は美しい麺線が魅力

JR水戸線・小田林駅から南東方向に約3キロ、歩くと40分超え。コマツ栃木工場の広大な敷地のすぐ南。県道33号=小山循環線沿い、小山工業団地南交差点そばで2019年11月から営業する「ヨコクラストアハウス」へ。休日ともなれば11時の開店直前に軒先に30人以上が列をなす、小山市内でも屈指の行列店である。

店主の篠塚浩一氏はかつて、小山市東城南町で小山市東城南町で行列店「中華蕎麦 サンジ」を運営。しかし人員不足でクオリティ維持が困難として、2018年末に惜しまれつつ一旦閉店した。その篠塚氏が1年の時を経て、新店舗「ヨコクラストアハウス」をオープンしたとあって、開店時から注目を集めていたのだ。

黒い外観で広々としたお店にはキッチンや客席のほか、製麺室や本格的なハンドドリップコーヒーとスコーン等を提供するカウンターも併設されていて、さらにTシャツやトートバッグ等の販売まで行っている。さて、肝心の麺を啜る客席はカウンター8席と、相席前提の大きな木製テーブルに10席の計18席。

麺メニューだが、人気なのは「昆布水つけめん」で、つけ汁は醤油と塩の2種類を用意している。麺量は並が250g、大が350gで、ほか味玉入り、ちょい肉増しも選択可能だ。そして温かい醤油そば、塩そばに加え、餃子も提供。今回は「味玉 昆布水つけめん 塩 大 ちょい肉増し(1200円)」をオーダーすることに。

なお食券と引き換えに、スタッフから番号が書かれた木製のキューブが渡される。その番号を呼ばれたら、自分でカウンターまでラーメンを取りに行くシステムなのだ。片付けも基本はセルフとなっている。ちなみに、この日は土曜日で先客は約30名。開店前の10時45分に並び始めて、つけ麺が手元に到着したのが正午過ぎ。

しかし、そんな疲れも、この美しい盛り付けを見れば吹っ飛んでしまう。昆布水に浸かった麺の上には肉、カボス、海苔、紫蘇の実。ビジュアルで既に旨い。まずは昆布水の中の麺だけを楽しむ。続いて、卓上の壺に入った新潟の藻塩を麺に少し振りかけ啜る。小麦の香りが良くコシもあり絶品だ。そして、いよいよつけ汁へイン。

つけ汁は動物系ベースで円みある味わい。そこに削ぎ切りされた豚肩ロースやバラ肉がたっぷり入る。肉は燻製され香り良く旨味もたっぷり。味玉は黄身ネットリで美味。ほか歯応えあるメンマとネギが入る。昆布水の粘度が高いので、つけ汁は徐々にブクブクに。最後はそれを飲み干して完食。小山イチのつけ麺、ぜひ一度!

<店舗データ>

【店名】 ヨコクラストアハウス
【住所】 栃木県小山市横倉596-76
【最寄】 JR水戸線「小田林駅」徒歩40分

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