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【神奈川 川崎】 玉 赤備「特製 豚鶏つけめん 大盛(1100円)」

玉グループの切り込み隊「赤備」で濃厚な一杯を

戦国時代、甲冑などを赤で統一した部隊を「赤備え(あかぞなえ)」と呼んだ。その元祖は甲斐の武田家に仕えた飯富虎昌と言われている。虎昌は後に「甲山の猛虎」と謳われるほど武勇に秀で、赤備えは切り込み隊、精鋭部隊として名を馳せたのである。その後、真田幸村や井伊直政も赤備えを重用したことで知られている。

さて、今回訪れたのは、川崎発の「つけめん玉」グループが2011年に川崎駅前の銀柳街にオープンさせた「玉 赤備」だ。アクセスのあまり良くない「つけめん玉 本店」にとって、駅前の店舗はまさに強力な切り込み隊である。ひときわ目を引く赤い看板。周囲には数多ラーメン店があるが、ひと際高い人気を誇っている様子。

メニューは「つけ麺」と「中華そば」の2軸で、スープは豚+鶏、動物魚介、赤辛の3種が用意されている。麺量は並(200g)と中盛(300g)が同料金。+100円で大盛(400g)、+200円で特盛(500g)に増量できる。今回は赤備オリジナルの「豚鶏つけめん」を特製・大盛でオーダー。豚骨魚介は数あれど、豚鶏は珍しい。

豚+鶏のつけ汁はとにかく粘度が高く濃厚。家系スープの風味に近いか。麺は平打ちの中太縮れ麺。不揃いなので食感が楽しい。食べ進めるにつれ塩味の強さが気になるが、卓上の「赤備特製薬味 万能」が解決してくれた。大根おろしにニンニクやネギを加えた薬味で、水分を含んでいて、つけ汁が丁度良い塩梅になるのだ。

お店は2階にも座席があり、回転も速いので待ち時間は思ったほど長くは無い。ただ、スタッフが客の商品を取り違える事もあり、少し練兵が必要と感じた。ちなみに「玉グループ」は川崎だけでなく、都内でも「三三㐂」「超大吉」「バラそば屋」といった人気店を展開中。気になる方は系列店も是非お試しを。

<店舗データ>

【店名】 玉 赤備(ぎょく あかぞなえ)
【住所】 神奈川県川崎市川崎区砂子2-2-1
【最寄】 JR東海道線「川崎駅」徒歩5分

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