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肥宝館 -貧すれば丼する-

【王子】 ラーショマルミャー 王子店「ネギチャーシューメン 醤油(1250円)+にゃんこ飯(300円)」

ソラノイロ・宮崎氏のラーショインスパイア

JR京浜東北線・王子駅の南口から徒歩3分。コーセー美容専門学校そばに2024年3月16日にオープンした「ラーショマルミャー 王子店」へ。〇の中に猫と書いて「マルミャー」。コチラは麹町に本店を構える人気店「ソラノイロ」のブランドで、屋号からわかる通りラーメンショップ、通称「ラーショ」の進化系インスパイア店だ。

元々は2021年9月に池袋駅の西側で創業し人気を博したが、2024年2月に王子駅そばにあった系列の「ラーメン 空ノ色 王子店」跡地へ移転。現在は王子店を本店として、高崎市、宇都宮市にも支店を展開している。さて王子店だが、赤い暖簾をくぐると、いたるところに猫の置物が配置された店内はL字カウンターに7席。

麺メニューは醤油と塩の2種から選べる「ラーメン」をベースに、チャーシュー、ネギ、辛ネギ、味玉、海苔、メンマ、ニラもやしを追加トッピング出来る。またライス、ネギ飯、にゃんこ飯といった飯モノも用意。一杯飲ることも可能だ。今回は「ネギチャーシューメン(1250円)」の醤油と「にゃんこ飯(300円)」を注文することに。

なお味の濃さ、油の量、麺のかたさを選べるが、全て「ふつう」でお願いした。待つこと7分ほどでラーショ系特有のブルーで浅い丼が到着した。スープは豚骨をベースに野菜などを炊いた出汁に醤油のカエシを重ねたもの。薄濁りの微乳化系でライトな飲み口だが旨味十分。そこに大粒の背脂が更なるコクと甘味を与えてくれる。

麺は中細。最初は少しゴワつきがあるが、熱が入るほどに柔らかに。最後まで伸びる感じはないので、食感の変化も計算のうちか。チャーシューは豚肩ロース肉で、厚めカットなので噛み応えあり。肉の旨味を存分の楽しめる上、このボリュームは実に魅力的である。そしてゴマ油の効いたシャキシャキ白髪ネギもまた絶品。

ほかトッピングには極太メンマ、海苔、ワカメが乗る。卓上にはおろしにんにく、おろし生姜、旨辛ジャン、白胡椒、黒胡椒、酢があるのでお好みで味調整を。またライス用に、ニンニクを醤油ダレに漬けた病みつきになる「マタタビにんにく」やマヨネーズが用意されているのも嬉しいところ。危険だ、危険すぎる。
 
そしてお楽しみの「にゃんこ飯」は、ライスにカットしたチャーシュー、鰹節、バター、醤油が乗った、これまた危険なシロモノ。全体をよく掻き混ぜ、醤油とバターをなじませて一気に掻き込む。途中でラーメンスープを入れても絶品だ。麺も飯もあっという間に完食した。界隈では珍しいラーショ系店舗、お好きな方はぜひ一度。

<店舗データ>

【店名】 ラーショマルミャー 王子店
【住所】 東京都北区堀船1-4-9
【最寄】 JR京浜東北線「王子駅」南口徒歩3分

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