神戸の小父さん日記

五十代サラリーマンのオフタイム

DEATH IN PARADISE/ROBERT B. PARKER

2007年02月07日 | 翻訳・英語
 この作家は初めてです。裏表紙の写真では、ひげを生やした普通の中年のおじさんに見えますね。で、話の内容はというと、まあ普通の刑事物なんでしょう。ストーリーは家出娘が殺害されて、その犯人を捕まえるということです。その部分ではどうということはないと思いますが、主人公の刑事には分かれた奥さんがいて、その女性との関係とか、心理セラピストとの会話とかの方がよほど興味深かったですね。289ページの本で66章に分かれてるんですから、とりあえず読みやすかったですが、内容が盛りだくさんでしかもあちこち話が飛びますから、かなり消化不良の感があります。それと、この本には前作があるみたいなんで、そちらも読んでいれば多少はましだったのかも知れませんが。でも、ちょっと雑ですね。