質疑応答の逆襲

2017-09-20 20:57:34 | 日記
こんばんにゃ。

今日は、女性経営者(平均年齢50~60代)の集まりに
裏方として参加し、講演を聞かせてもらう機会がありました。

スピーカーは
創業から約10年というスピードで東証上場を果たした
有名ベンチャー企業のカリスマ若手男性経営者です。

講演の後は質疑応答タイムで、たくさんの質問が寄せられたのですが
あらかじめ時間をたっぷりとっていたため、最後に時間が余ってしまい
司会者が
「逆に、我々女性に対して、何か聞きたいことはありますか?」
と、逆質問をしました。

とっさのムチャブリに、その男性経営者も動揺していましたが
しばし考えたあと、そういえば!と思いついたのが
「女性活躍のやり方はどうしたらいいか?」という質問でした。

というのが、その会社さん。
社員数は3桁で、女性社員は半分以上を占めています。
営業部門でもバリバリ数字を稼ぐ女性はたくさんいて
係長クラスや課長クラスは、ほぼ女性が占めているとのこと。

だがしかし、部長クラス以上になると、男性ばかり。
女性は見事に一人もいないそうです。

以前、部長クラスに女性を登用したことはあったけど
実績を出せなかったため、降格させたげな。

「性別は全く関係なく、完全に能力重視の人事をしている。
 それなのに、管理者クラス以上は男性ばかりになってしまうのは
 なぜなんだろうか?」


という質問でした。




その質問を聞いたとたん!

女性経営者たちから、講師に向かって、大ブーイングの嵐!

「女性と男性は、性質も、育て方も、全然違うのだ」
「こういうサポートや後ろ盾がないと、パイオニアはつぶれてしまうのだ」
「組織に横串を差したいなら、女性をうまく使うべきだ」
・・・等々。

さっきまで、若きカリスマ経営者の話を
尊敬のまなざしで大人しく聞いていたお姐様がた、
とたんに、我も!我も!と発言しだして
非常に活発な質疑応答タイムとなったのでした。

ワタシはスタッフなので、末席でおとなしくしてましたが
お姐様がたの温度急上昇っぷりが、面白くて面白くて。

ずっと奥歯でニヤニヤを噛み殺してました。(´∀`*)




思うにきっと
その会社が持つ「管理者クラスに求める人材像」というのは
「もろ男性性の塊!」という人材像なんでしょうね。

おかげで、「もろ男性性の塊!」というリーダーたちが牽引したからこそ
たった10年で東証上場という偉業を果たすことができたのだろうと思料します。

これからこの会社は、どちらに向かっていくのかなぁ。
収益路線でいくのか?成長路線でいくのか?
(今まで通り、経営陣をオールドボーイズで固めて
兵隊にアマゾネスを使うというのもありなんでしょうが。)

会社の成長段階に合わせて、求める人材像というのは変わってくるだろうから
今後のこの会社様の方向性と、女性管理職の比率が、どう変化していくか
興味深く見守っていきたいと思います。




講演自体も、質疑応答も、非常に面白くて、いろいろ考えさせられました。
ホント、ありがとうございます。

男女経営者の皆さま!
九州から日本を動かそう!!

応援してますぞー!!!(^o^)/
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