怖い方へ進め

おはよーございナツ。

今、同じ職場に、とても心優しい人がいます。
（仮に名前をAさんとします）
共感力に、気配り・目配り・心配りに、非常に長けた方で
困っている人には声をかけずにはおられない
優しい心を持った、癒し系のムードメーカーです。

ワタシは、喜怒哀楽がまんま顔に出てしまうという
いい年こいて大人げない性格のため
喜楽のときはまだいいけど、怒哀が出てるなときなんて
周りの若い子たちからすると
恐ろしくて近寄れないオーラを醸し出してると思うのですが

そんな、ワタシが暴れ馬状態になっているときでも
場の平和を最優先するAさんは、ドゥドゥとなだめてくれて
Aさんのおかげで、職場のいい雰囲気が保たれること、しばしばです。




んでね。
このたび、Aさんと2人でガッツリ組んで、
一緒に仕事をすることになりました。

全く新しいものを、ゼロから創り上げるような仕事なので
小さなことから大きなことまで、案を作り、承認を得て、
多くの関係者たちを巻き込んでいかなくてはいけません。

土仕事に例えるならば
Aさんは、肥沃な平地に芝生やお花を植えていくのを得意とするタイプ。
ワタシは、ブルドーザーで荒れ地を開墾していくようなガテン系タイプ。

お互いの長所短所がうまくかみ合えば
うまく補完しながら、いい土地ができあがるのでしょうか
やはり、仕事を進める中では、息が合わないこともあります。

ワタシからしてみたら、Aさんは
風見鶏で、優柔不断で、日和見で、という印象を受けることがあり
逆に、Aさんからしたら、ワタシは
威圧的で、無神経で、変に細かくて、融通効かない奴、と
感じることがあるんじゃないかなぁ。

ワタシも、自己主張が強いタイプだというのは自覚しているので
心優しいAさんを追い詰めないように
（しかも、Aさんはワタシよりも高い役職の人なので）
意見が合わない時には、できるだけAさんの意見を尊重するように
心がけています。




でもねぇ・・・。
やはり、不本意な妥協をすると、心がモヤモヤしちゃうんだなぁ。。。




自分が正しいと思ったことなら
ちゃんと説明して、納得させて、ブレない態度を取ることも、大切。

逆に

自分の意見に固執して、我を押し通すのでなく
周りの意見を尊重し、周りを活かす、協調性も大切。

その両極のバランスを、どうやって取るか、迷わしいところです。




んで。
迷ったときの指標。昔なにかで読んだ名言。
　「怖い方の道を進め！」

どっちの道が、ワタシにとって怖いことかな？
と考えたとき
迷わず「怖い！」と感じたのが
「主義主張を貫く人になる」という方でした。
　



ワタシも、一応（一応？）、女性なの。
できるだけ、平和に穏便に、明るく楽しく、
愛し愛され、好いて好かれて、生きていきたいのです。

怖い人だと思われたくない。
部内外で浮きたくない。
陰口たたかれたくない。
一人ぼっちになりたくない。
暴走したくない。
嫌われたくない。

今まで、不本意に行ってきた妥協や譲歩には
Aさんのためだけではなく
自分が嫌われないための、保険の意味もこもっていました。




しかし。
これに気づいてしまったからには。
これからは。

Aさんと意見が異なるときには
怖いけど、ガチンコ勝負の道を選んでいこうと思いますのよ。

自分が思う正義が、本当に正義なのか？という
健全な猜疑心を持った上で

それでもやっぱり自分の意見が正しいと思うのなら
しつこく固執して

その分、
自分が主張するのの倍くらい、Aさんの意見もしっかり聞いて

終わりが見えないグレーゾーンの中でも
短気をおこさず、粘り強く対話を続け

Aさん意見や、自分の意見の、更に高みにある
「第三の案」を模索しつづける

しぶとくて、面倒くさくて、怖い人になろうと思います。

怖い人になるのは、怖いけど。。。

　


Aさん、これからも一緒に、いい仕事を創っていこうぜっ！





ガオー！





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