職域接種 狂想曲 (2)昨日の敵は今日の友

2021-06-26 09:52:36 | 日記

前回の続きでがす。

「職域接種」という、
雲を掴むような指示に動揺したものの

元々、0から1を作り出すような冒険が
大好きな性格なものですから

「よっしゃ!やりましょう!」と
思わず二つ返事で引き受けてしまいました。




しかし、いざ取り掛かろうとすると
やるべきことが多すぎて
もう一人のオジサンと役割分担をしようにも
何をどう分けたものかすら、分からない状態です。

とにかくお互いに、何かしら手足を動かしながら
情報や懸念点や資料を持ち寄りながら

あーでもない、こーでもない、と
毎日打合せをしていくなかで

何となく、主な役割分担が固まってきました。

オジサンは、「接種する側」の担当。
ワタシは、「接種される側」の担当。
会場やスケジュールは、手探りで同時進行で。




このオジサンは、ワタシと同じく
今年の4月から、人事部門へ異動になった人です。

実は以前、違う部署で、上司だった方ですが
今は役職定年を迎え、ラインを外れた状態です。

以前の部署では、いろんな確執があり
イジメに遭っていたとき、助けてくれなかった。
 っつーか、イジメを助長してくれた。)

また一緒の部署になる、と知った時には
「あの時の恨み、晴らさずにおらいでかっ!」と
心の中でファイティングポーズを構えていました。

しかし、こんな大きな仕事に一緒に取り組むとなると
お互いに協力しあわないと進められないわけで

当時は気が付かなかった
頼りになる一面、面白くて楽しい一面、
なども見えてきて

昔の恨みつらみが、ほんの少~しだけ、はれてきました。




なんせ、性格も、得意分野も、全然違うのです。

だからこそ、お互いの強みを生かし、弱みを補い、
いいタッグが組めていると感じます。

あと、スピード感だけは割と合うので
あうんの呼吸で、サクサク物事が進んでいくのが
結構な快感です。

仕事のスピード感にストレスを感じないということが
こんなに楽で気持ちいいいことだったとは!

恨みつらみを抱えていた相手と
短期間でこんな信頼関係が築けてきちゃうとは!

あの頃のワタシに教えてあげたいものです。




無事に職域接種が終了し
打ち上げに行こう、なんてことになったら
さりげなく、当時の話などをしながら
あの時のオジサン側からの視点など
聞いてみたいものです。





テヘペロ



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職域接種 狂想曲 (1)暗中模索の始まり

2021-06-26 08:58:59 | 日記
おはよーございナツ。

本番はこれからなので
まだまだ全然気が抜けないのですが
やっと一つ、大きな山を越えられました。

おかげで昨日は、美味しい祝杯を上げて
久しぶりに、枕を高くして寝ることができたの!
(*^▽^*)

なかなか経験できないタイプの仕事なので
現在進行形で、記録を残しておこうと思います。




(現在進行形・・・)




それは、さかのぼること今月上旬。
6/8(火)のことでした。

ワタシと、同じ部署のオジサンの、2人が
上司から急遽、打合せに呼び出されました。

何だろう?と、2人で駆け付けたところ

「うちの会社でも、職域接種をしようと思う。
 ついては、2人に、その事務局を担ってほしい。」


と、切り出されたのです。

ちょうど数日前から「職域接種」という言葉が
マスコミでも言われだしてきた時期でしたが

「1か所あたり、1,000人以上」というルールのため
「うちの会社には関係ないだろう」と
タカをくくっていたので、ビックリしました。

ワタシの勤める会社は
会社全体で見ると、10,000名以上はいるものの
全国に拠点が散らばっているため
福岡だけだと、300名くらいしかいないのです。

上司曰く
「社員の家族親族や、取引先にも声をかけて
 がんばって1,000人を集めよう!」とのこと。




どうやって、1,000人も集めるの?

1,000人より少なかったらどうなるの?
1,000人を超えた時は、どう対応するの?

会場は、どこでやる?
社内の会議室なんかで、やれるもの?

準備にはどれくらいかかる?
いつからスタートできる?

曜日は、平日?休日?
時間は、日中?夜間?

医師や看護師は、誰が手配する?
接種希望者は集められたものの
打てる人がいない、なんてことになったらどうする?

会社としてどれくらいの
金銭的負担を負える覚悟がある?

アナフィラキシーショックとか
最悪、命にかかわる事件が起こるような
リスクも抱え込むわけよ?

((((;゚Д゚)))))))


何もかもが、分からないことだらけです。
(ドキドキ)




あと、ふと思ったのが
「このようなことは、総務部門の管轄じゃない?」
ということです。

我々、人事部門の人間が
事務局を務めるというのも
何だか違和感があるような・・・。

なので、こんな指示が下りてきた背景を
自分なりに想像してみました。

(1)多分、株主(ファンド)から
 職域接種をするように圧力がかかったのだろう。

(2)総務部門は、人手不足だということで
 人事部門にお鉢が回ってきたのであろう。

(3)上司の性格からして
 断れずに引き受けたのであろう。


しかしどれも、上司としては
あまり公にしたくないことだろうから
敢えて本人に確認はしませんでしたが
きっとそんな経緯があったんだろうな、と
一人で納得していましたのよ。




ところがどっこい!
後日、ジワジワと分かってきたのですが
ワタシの予想、(1)(2)(3)とも間違ってました。
www

コロナ禍の早期の収束を願っていた上司は
なんと、自らの意思で
火中の栗を拾いに行ったのでした!





実を言うと、6/8(火)の段階では
現役世代への集団接種がいつ始まるか
全然見当がついていない頃だったので

上司から、職域接種の指示を聞いた時に
ワタシが真っ先に思ったのが

「そう遠くない未来に
 地域の集団接種が始まるわけだから
 わざわざうちの会社が
 汗をかかなくてもいいんじゃない?」

という、面倒を避ける気持ちでした。

しかし、上司としては
誰から頼まれたわけでもないのに

「うちの会社がやらねば、誰がやる!」
「うちの部署がやらねば、誰がやる!」


と、義侠心から立ち上がったのですよ。

うちの会社は、自ら火中の栗を拾いに行ける
格好いいリーダー
が多いなー。。。(感動)




ちなみに、来月は
年に一度の昇格試験があるので
去年、惨敗した、アレw
今年も受験する気マンマンだったのですが

もしうっかり合格してしまったら
今よりも影響力を持つ立場になってしまうわけで

ワタシのように、私利私欲の塊な人間は
ペーペーの立場に収まっていた方が
愛する会社にとっては、良いことでないかと
何だか受験意欲がしぼんでしまったのでした。




 仕事が減って落ち込んだとき、
 後輩が売れて追い越されたとき、
 私はなぜこの道を選んだのかを考えます。

 この道であれば
 思いっきり自分を表現することができると
 確信したからです。

 売れたいからでも
 お金持ちになりたいからでも
 ありません。

 もう一度あの時の気持ちになればいい。
 後退するのではなく、軌道修正です。

 (講談師 神田茜)






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